VINICIUS EM CY - QUARTETO EM CY

ヴィニシウス・エン・シー / クアルテート・エン・シー


ヴィニシウスと共作者たちの曲を集めたコンピレーション ★4

外交官で詩人、ジョビンやカルロス・リラ等の曲の共作者としても有名なヴィニシウス・ヂ・モラエスの曲を集めた1993年リリースのコンピレーション盤。

ヴィニシウス・ヂ・モラエス本人[15], [16]の他、アントニオ・カルロス(トム)・ジョビン[4](ピアノ/ヴォーカル)、カルロス・リラ[8]、トッキーニョ][6](ヴィオラオン/ヴォーカル)、シコ・ブアルキ[1](ヴォーカル)、セリア・ヴァス[14](ヴォーカル/ヴィオラォン/アレンジ)等が参加した曲が聴けます。(このセリア・ヴァスと、ワンダ・サーの共演アルバム「ブラジレイラス」には、クアルテート・エン・シーがゲスト参加しています。)

[15]では、コーラスをバックに、ヴィニシウス本人が渋い声で詩を朗読しています。
BOMBA RECORDS日本盤はコーラスのイメージに合いそうな明るいジャケット(黄色)ですが、この曲には巨大ヴィニシウスのジャケットがぴったり。この1曲だけのためにあのジャケットをデザインしたと言われたら納得してしまうでしょう。
それまでの軽やかさとうって変わって、ラストで主役のヴィニシウスが渋さと重みを出すのは構成的にはいいんでしょう。が…時代劇っぽいというんでしょうか。この曲を思い出したとたんCDをかける気がしなくなり、しばらく聴いていなかった時期もありました。
ある日忘れた頃に聴いたら、そこまで嫌だった理由は何だったんだ?という程度になっていて、めでたし。あの朗読曲を克服した今では、結構好きです。


1993
QUARTETO EM CY + Vinicius de Moraes, Antonio Carlos Jobim (Tom), Carlos Lyra, Toquinho, Celia Vaz

1. Carta Ao Tom 74 トムへの手紙74年
2. Carta Que Nao Foi Mandada 送られなかった手紙
3. Agua De Beber おいしい水
4. Eu Sei Que Vou Te Amar あなたを愛してしまう
5. Pra Que Chorar - Consolacao プラ・ケ・ショラール/コンソラサォン
6. Tarde Em Itapua イタプアンの午後
7. Rancho Das Namoradas ハンショ・ダス・ナモラーダス
8. Samba Do Carioca サンバ・ド・カリオカ
9. Regra Tres 三角定規
10. Onde Anda Voce オンヂ・アンダ・ヴォセ
11. Derradeira Primavera デハデイラ・プリマヴェーラ
12. Mundo Melhor ムンド・メリョール
13. Loura Ou Morena ロウラ・オウ・モレーナ
14. Felicidade - Garota De Ipanema - Chega De Saudade フェリシダーヂ/イパネマの娘/想いあふれて
15. Soneto Do Amor Total - Samba Em Preludio 完璧な愛のソネット/プレリュードのサンバ
16. Samba Pra Vinicius ヴィニシウスに捧げるサンバ

PAGE TOP haut

ナラと素晴らしき仲間たち - ナラ・レオン

OS MEUS AMIGOS SAO UM BARATO / NARA LEAO

復帰作・・・ ★3

若い頃ナラの豪華アパートのサロンに集っていた仲間や、トロピカリズモ運動時代の仲間など、計11人が参加した1977年のアルバム。
ジルベルト・ジル、カエターノ・ヴェローゾ、エドゥ・ロボ、アントニオ・カルロス・ジョビン、カルロス・リラ、シコ・ブアルキ、ジョアン・ドナート、ロベルト・メネスカル他が参加しています。
子育てと勉学に専念した生活を終えて本格的に音楽に戻ってきたナラを皆で歓迎するかのような、にぎやかな雰囲気です。
「素晴らしき仲間たち」という邦題をつけたくなる気持ちが分かるくらい豪華な顔ぶれなんですが…MPB系のエレクトリックな音があまり好みじゃないので、ナラ・レオンを聞く時はこれを避けて他のものを選んでしまいます。


1977
Gilberto Gil、Caetano Veloso、Edu Lobo、Antonio Carlos Jobim (Tom)、Roberto 、Carlos Lyra

1. Sarara Miolo 
2. Odara 
3. Meu Ego 
4. Chegando De Mansinho 
5. Repente 
6. Nono 
7. Joao E Maria 
8. Amazonas 
9. Flash Back 
10. Cara Bonita 
11. Fotografia 
1.サララ・ミオーロ(wジルベルト・ジル)
2.オダーラ(wカエターノ・ヴェローゾ)
3.メウ・エゴ-私のエゴ(wエラスモ・カルロス)
4.シェガンド・ヂ・マンシーニョ-静かな到着
(wドミンギーニョス)
5.ヘペンチ(wエドゥ・ロボ)
6.ノノー(wネルソン・ルフィーノ)
7.ジョアンとマリア(wシコ・ブアルキ)
8.アマゾナス(wジョアン・ドナート)
9.フラッシュ・バック(wロベルト・メネスカル)
10.カーラ・ボニータ(wカルロス・リラ)
11.フォトグラフ(wトム・ジョビン)

PAGE TOP haut

ELIS&TOM エリス&トム(ばらに降る雨)

ばらに降る雨 / アントニオ・カルロス・ジョビン&エリス・レジーナ

エリス&トムの最高に素敵なボサノヴァアルバム ★5

ELIS REGINA エリス・レジーナと、ボサノヴァの第一人者ANTONIO CARLOS JOBIM アントニオ・カルロス・ジョビン(トム)が共演した名盤。ボサノバ最盛期から15年近く経った1974年にアメリカのロサンジェルスで録音されました。全曲ジョビン作で、エリスの可憐で優しい魅力が全開です。

トム・ジョビンは、カイミ一家との共演アルバム〔CAYMMI VISITA TOM カイミ・ヴィジタ・トム〕でも”Inutil Paisagem”と”So Tinha De Ser Com Voce”の2曲をやっています。
カイミとのアルバムには切なさと物憂さが漂っていますが、〔ELIS&TOM ばらに降る雨〕ヴァージョンは湿気が少なめ。物憂い曲でもエリスが歌うと明るさが出るのかもしれません。
この2曲に限らず全体的にこの〔ELIS&TOM〕は、サウダーヂな物憂い雰囲気と明るさのバランスがよく、誰でも聴きやすいアルバムだと思います。
録音時のジョビンとエリスは、互いに個性が強いせいか険悪な雰囲気だったそうですが、そんなことは微塵も感じさせない楽しげな幸せ感が漂っています。


Águas de Março

[1]三月の雨は、世界中の様々なジャンルのアーティストに演奏され続けている有名曲ですが、私はこのアルバムのデュエットが一番好きです。会話するかのようなかけあいが絶妙で、その途中にふざけるように笑いながら歌うエリスの最高にチャーミングなヴォーカルはたまりません。
これは後の歌手に影響を与えているとも思います。フランス人女性シンガークレモンティーヌが歌う同曲でも、会話のように相手とかけあいしながら笑い出していて、このエリス&トムのデュオを意識しているように思えてなりません。実際どうかは知りませんが、オマージュなんでしょうか。

フランス人といえば、ナラ・レオンと共演したこともあるフランス人歌手George Moustaki ジョルジュ・ムスタキも、この曲をフランス語で歌っています。かなりフレンチ色が濃くてボサノヴァの印象は薄くなっていますが、ちょっと面白かったのは、歌詞の季節の変化です。
南半球のブラジルでは三月は秋だから「三月の水=で夏が終わる」ですが、北半球のフランスでは「三月の水」といえば春の雪解け水で、その違いが歌詞にも反映されています。夏の終わりと春の終わり。これから秋になるか夏になるかでは、イメージがずいぶん変わりますよね。(→Les eaux de mars 三月の雨フランス語歌詞

エリス・レジーナはアルバムごとに雰囲気がかなり違いますが、アップテンポで豪快・開放的なヴォーカルなら「エリス・イン・ロンドン」、ゆったりくつろいだチャーミングなヴォーカルならこの「ELIS&TOM」が一番気に入っています。


1974
ANTONIO CARLOS JOBIM & ELIS REGINA

私が持っている日本盤CDは以下の曲順。楽しく始まってしんみり終わります。

1. Aguas De Marco 三月の雨
2. Pois E 愛の終り
3. So Tinha De Ser Com Voce あなたでなければいけなかった/私はあなたのもの
4. Modinha モヂーニャ
5. Triste 悲しみ
6. Corcovado コルコヴァード
7. Que Tinha De Ser 愛につつまれて
8. Retrato Em Branco E Preto 白と黒の肖像
9. Brigas Nunca Mais もう決して喧嘩はしない
10. Por Toda A Minha Vida 私の愛のすべてを
11. Fotografia 海辺のテラス
12. Soneto De Separacao ソネットの一節
13. Chovendo Na Roseira ばらに降る雨
14. Inutil Paisagem うつろな風景

PAGE TOP haut

CAYMMI VISITA TOM カイミ・ヴィジタ・トム

カイミ・ヴィジタ・トム / ドリヴァル・カイミ&アントニオ・カルロス・ジョビン

DORIVAL CAYMMI & ANTONIO CARLOS JOBIM

物憂い夕暮れ ★5

ドリヴァル・カイミアントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン)という世代の違う二人の1964年の初共演作。タイトル通り、カイミ一家がトムの家にふらっと立ち寄って何気なく演奏したかのようなくつろいだ雰囲気、物憂げな演奏、情緒ある歌。サウダーヂをしみじみ感じられる、夕暮時にぴったりなアルバムです。

のちにMPBで活躍するカイミの子供達(ナナ、ドリ、ダニーロ)だけでなく、奥さんのステラも珍しく歌っています。それがまた「家族でトムの家に寄った」雰囲気を強めています(9.Cancao Da Noiva)。ステラの声は娘ナナと共通点があり、母性的で切ない感じのヴォーカルです。
トムが歌っているのは2曲だけですが、彼のピアノとドリのヴィオラォン、ダニーロのフルートによるインストゥルメンタルの Berimbau も聴きごたえがあります。
唯一のトムとドリヴァルのデュエット曲5.Saudades Da Bahiaは、ハーモニーがぴったりはまりすぎていなくて、ゆる~い感じ。ボサノヴァ的で最高です。

ナナはこのアルバムがデビュー作らしいですが、声は瑞々しいながらも歌いっぷりはすっかり堂に入っています。Tristeza De Nos Doisでは情緒たっぷりにのびのびと、8.Sem Voceではしっとりと歌っています。3.Inutil Paisagemでの浮世離れしたヴォーカルには、すごみすら感じます。空中をまっすぐ突き進むような声で「空はなぜこんなに広いの、海はなぜこんなに大きいの」と歌うのを聴くと、壮大な風景が目の前にざーっと広がります。
大きなサングラスを見るとミッシェル・ポルナレフの”Tout tout pour ma cherie...”が鳴り響く私の脳では、広大な風景を見るとこの曲が自動再生されます。

「バラよりうつくしいものはない」とドリヴァル・カイミが歌うDas Rosasは、バラ(とそれに象徴されるもの)にほのかな憧れを抱くブラジル人青年を描いています。が、同じ曲をボサノヴァ好きフランス人ピエール・バルーがフランス語歌詞で歌うと("Des Roses" デ・ローズ)、バラと女性を愛するドンファンの世界。このバルーのフレンチバージョンと聴き比べると、カイミのオリジナルの曖昧さ、純朴さ、切なさが際立ちます。

スタン・ゲッツのジャズサンバ等でジャズボサになじんでいた私を、かれこれ15年以上前にブラジル音楽(ボサノヴァ)中毒にしたのは、このアルバムです。明るいサンバ系が好きな人は「メランコリックすぎる」、歌詞のひねりを求める人は「ボサの歌詞は物足りない」と感じるかもしれませんが、私にとっては思い入れのあるアルバムです。
大きなCD屋でもブラジル音楽売場が小さく、ネットショップどころかネット自体今ほど普及していなかった当時、CD探しは体力と勘と所持金勝負でした。所持金に限界のある学生時代の私が、もし同じカイミのCAYMMI EM FAMILIAや、ジョビンのインストアルバムを先に聴いていたら、ここまでブラジル音楽にはまることにはならなかったでしょう。


1964

◆"CAYMMI VISITA TOM カイミ・ヴィジタ・トム"の全文 >>

PAGE TOP haut

GETZ/GILBERTO - スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト

ゲッツ/ジルベルト - スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト

スタン・ゲッツのジャズサンバシリーズに、ジルベルト夫妻とジョビンが参加 ★4.5

テナーサックス奏者スタン・ゲッツが、ボサノヴァの第一人者といわれるメンバー(アントニオ・カルロス(トム)・ジョビンジョアン・ジルベルトと、その妻アストラッド・ジルベルト)を迎えて1963年3月に録音した有名盤。レーベルはジャズの名門Verveで、ジャズ売場にあるブラジルものの中で最も知名度が高いアルバムでしょう。
ルイス・ボンファらとの"Jazz samba encore!"にひき続き、ジャズとブラジル音楽がいい具合に融合したジャズボサアルバムです。
ベースはトミー・ウィリアムスミルトン・バナナのドラムもいい味を出しています。

このアルバムのリリースで、(一時下がり気味だった)ボサノヴァ熱がアメリカ他各国で再燃したといわれています。
さらに、アストラッドが英語ヴォーカルで歌う1曲目の「イパネマの娘」(ジョビン作曲)がシングルカットされ、ミリオンセラーヒットを記録したという派手なおまけつき。これを機にアストラッドはアメリカで人気歌手になります。
彼女が歌うことになったいきさつについては、シンデレラガール風の逸話がいろいろありますが、宣伝のためにねつ造されたものが多いようです。アストラッド・ジルベルトのデビュー逸話

アストラッド・ジルベルトの歌を聴くと、Desafinado ヂサフィナード(=調子外れ)の「歌のうまい下手は重要じゃない」というフレーズが思いうかびます。美声で声量のある歌手が感情をこめて歌い上げるのがいいという従来の音楽の決まりごとにとらわれないボサ・ノヴァの特性を象徴するかのような歌詞の曲です。
アストラッドは、周りの歌手に習ったり真似たりしながら何となく歌ったら偶然「ヂサフィナード」の体現者になったというか...ヘタウマ系の素人っぽさが、舌足らずの英語とヴィジュアルと声の可愛さとあいまって「これぞボサノヴァの新鮮さだ」と受けたんじゃないかな?と思ったりします。「ヂサフィナード」な歌い方

このアルバムのくつろいだ演奏からはまるで想像もつきませんが、制作時はかなり険悪な雰囲気だったようですね。
スタン・ゲッツのサックスが前に出すぎでボサっぽくない、ボサノヴァの歌はポルトガル語じゃなきゃだめだ、アストラッドに歌わせるな、などと怒るジョアン・ジルベルトと、負けずに主張の強いゲッツが衝突。
ジョビンが通訳で何とか橋渡し役を担ったといわれています。(そんな苦労をしたジョビンはゲスト扱いですが。)
英語ヴォーカルに抵抗がなくアメリカにも進出したジョビンに比べ、ジョアン・ジルベルトは職人のようなこだわりを持った根っからのブラジル人アーティストという感じがします。
実際の話を聞くとちょっと複雑な気分になりますが、アルバムは緊張感とリラックス感のバランスが絶妙で快適です。


1963.03.18-19, Verve
STAN GETZ & JOAO GILBERTO - feat.ANTONIO CARLOS JOBIM, ASTRUD GILBERTO

1. Garota de Ipanema (The Girl From Ipanema) イパネマの娘
2. Doralice ドラリセ
3. P'ra Machucar Meu Coracao プラ・マシュカー・メウ・コラソン
4. Desafinado デサフィナード
5. Corcovado コルコヴァード
6. So Danco Samba ソ・ダンソ・サンバ
7. O Grande Amor オ・グランジ・アモール
8. Vivo Sonhando ヴィヴォ・ソニャンド

PAGE TOP haut

アントニオ・カルロス・ジョビン ディスコグラフィ

ANTONIO CARLOS JOBIM (TOM) アントニオ・カルロス・ジョビン (1927-1994) ディスコグラフィー&メモ

BLACK ORPHEUS - Soundtrack [Fontana, 1959]
Antonio Carlos Jobim/Luiz Bonfa
映画『黒いオルフェ』のサントラ。オルフェが「カーニバルの朝」をギターを弾きながら歌うのにあわせて朝日がだんだん昇っていくシーンは感動的です。
Jazz Samba Encore ジャズ・サンバ・アンコール [Verve, 1963] ★4.5
Stan Getz(ts); Luiz Bonfa(g); Maria Toledo(vo); A.C.Jobim(g, p); /George Duvivier(b); Don Payne(b); Tommy Williams(b); / Paulo Ferreira(d); Jose Carlos(d); Dave Bailey(d)
ジャズテナー奏者スタン・ゲッツのジャズサンバ・シリーズの1枚。ルイスボンファ、マリア・トレードとともに、ジョビンもちらっと参加しています。 ”Jazz Samba Encore”アルバムメモ
Getz/Gilberto ゲッツ/ジルベルト [Verve, 1963] ★4.5
Stan Getz, Joao Gilberto, A. C. Jobim, Astrud Gilberto
同じくスタン・ゲッツのジャズ・サンバ・シリーズのヒット作。ゲッツのサックスはもちろん、ジョビンのピアノ、ジョアン・ジルベルトのヴォーカル&ギター、アストラッド・ジルベルトのほんにゃりしたヴォーカルが楽しめます。  ”Getz/Gilberto”アルバムメモ
The Composer of Desafinado Plays [Verve, 1963] ★3
A. C. Jobim(p, g); with orchestra, including Leo Wright(fl); George Duvivier(b); Claus Ogerman(arr, cond)
ジョビンが自分の曲をオーケストラをバックに演奏したインストアルバム。
Caymmi visita Tom カイミ・ヴィジタ・トム [Elenco, 1964] ★5
Dorival Caymmi & A. C. Jobim ドリバル・カイミ&アントニオ・カルロス・ジョビン
大御所ドリヴァル・カイミの一家がジョビンの家に遊びにきたというタイトルのイメージ通りのくつろいだ雰囲気。ドリヴァル・カイミの娘のナナだけでなく、妻のステラも珍しく歌っています。私をボサノヴァ中毒にした、サウダーヂただようアルバム。  ”Caymmi visita Tom”アルバムメモ

Herbie Mann and Joao Gilberto With Antonio Carlos Jobim 
ハービー・マン&ジョアン・ジルベルト・ウィズ・アントニオ・カルロス・ジョビン
[Atlantic, 1965]
The wonderful world of Antonio Carlos Jobim - with the Nelson Riddle Orchestra [1965]
The Astrud Gilberto Album おいしい水 [Elenco, 1965]  Astrud Gilberto ★4
Astrud Gilberto(vo), A.C.Jobim(vo,g), Joao Donato(p), Marty Paich (arr)
アストラッド・ジルベルトのファーストアルバムに、ジョビンもギターとヴォーカルで参加しています。可愛いともヘタウマともいえるそのヴォーカルは好みの分かれるところ。フンニャリ気の抜けたような感じがいかにもボサノヴァっぽく、やさしさとくつろぎを感じさせる気もします。
Love, Strings And Jobim [Warner, 1966]
A Certain Mr. Jobim [1969]
Frank(Francis Albert) Sinatra & Antonio Carlos Jobim [1967]  ★3
フランク・シナトラ初のボサノヴァアルバム。アメリカでのボサノヴァブームを物語っていますね。
アレンジ&指揮は"The Composer of Desafinado Plays "のClaus Ogerman。10中7曲がジョビンの曲(英語詞)ですが、コール・ポーターやアーヴィング・バーリン等の曲も入っています。
"The Girl From Ipanema", "How Insensitive", "I Concentrate On You", "Baubles, Bangles and Beads"の4曲でジョビンがヴォーカルサポートしてはいますが、始めからシナトラ作品だと思っていた方が楽しめると思います。
Wave 波 [CTI/A&M, 1967]  ★2
ストリングス入りオーケストラとの共演によるインストゥルメンタルアルバム。曲自体はいいんですが、どこかの商店街のスピーカーから流れてきそうな雰囲気が好みじゃないので、たまにしか聴きません。イージーリスニングが好きな方にはおすすめできます。
The Adventurers [Paramount, 1970]
Tom Jobim & Eumir Deodato
Stone Flower [CTI/A&M, 1970]  
Tide 潮流 [CTI/A&M, 1970]  ★3
Antonio Carlos Jobim(g, p, elp), Ron Carter(b), Hermeto Pascoal(fl), Joe Farrell(bfl, ss)
"Wave"に次ぐA&M2作目。かつてマイルス・デイヴィスともプレイしていたベースのロン・カーター等が参加していて、ジャズ色が濃い曲もあります。
10年前に聴いて「スーパーか何かの店内音楽?」と思って以来聞く気がしなくなってしまいこんでいたのですが、あらためて聴きなおしてみたら少しだけ好印象。まぁでもやはり店内音楽に合うとは思いますが。
Sinatra & Company [Warner, 1971]
Frank Sinatra, Antonio Carlos Jobim, Don Costa,  Eumir Deodato
Matita Pere [Philips/MCA, 1973]
Elis & Tom ばらに降る雨(エリス&トム) [Verve, 1974] ★5
Antonio Carlos Jobim, Elis Regina

ジョビン本人の曲を集めた、エリス・レジーナとのデュオアルバム。本当にいい、名盤です。  ”Elis & Tom ばらに降る雨”アルバムメモ

Urubu [Warner, 1975-1976]
O Som Brasileiro de Sarah Vaughan アイ・ラヴ・ブラジル! [RCA, 1977]
Sarah Vaughan, Antonio Carlos Jobim(p), Edson Frederico

Miucha & Antonio Carlos Jobim - vol.1 [RCA, 1977] ★5
Miucha/Antonio Carlos Jobim

大好きなアルバム。ハーモニーが心地いいです。VAI LEVANDO, SEI LA, MANINHAの3曲にはCHICO BUARQUEが参加しています。どの曲も素敵ですが、ヴィニシウス作の"PELA LUZ DOS OLHOS TEUS"を聴くと妙に幸せな気分になります。
Gravado Ao Vivo No Canecao [Som Livre, 1977]
Vinicius De Moraes, Toquinho, Miucha, Tom Jobim
Miucha & Tom Jobim - vol. 2 [RCA, 1979]
Miucha, Antonio Carlos Jobim
Sinatra-Jobim Sessions [WEA Brasil, 1979]
Frank Sinatra, Antonio Carlos Jobim

Terra Brasilis テラ・ブラジリス [Warner, 1980] ★3

ジョビン自作曲だけのアルバム。英語で歌っている曲が多くて…好みの分かれるところでしょうが、何となくボテッとした感じがするので、母国語ヴォーカルの方が好きです。曲は文句なしです。
Edu & Tom エドゥ&トム [Philips/Polygram, 1981] ★3
Antonio Carlos Jobim, Edu Lobo

ジョビンを尊敬するシンガーソングライターエドゥ・ロボとの共演盤。二人の(他者との共作を含む)曲を半々ずつ演奏しています。ジョビンは「Chovendo na roseira バラに降る雨」「Angela アンジェラ」「Luiza ルイーザ」)等、エドゥは「Moto-continuo 連続運動」「暴風Vento bravo」)「哀しい歌Canto triste」)等。
私はだいぶ前に数回聴いただけですが、ハーモニーを使わず、二人で同じパートを思い思いに歌っていた記憶があります。両方男性ヴォーカルなので剛球勝負、みたいな力強い印象を受けました。事前にあれこれ練らずに録音されたようなので、たぶん気楽に楽しんでいるんでしょうね。

Chico Buarque en Espanol [Philips, 1982]
Chico Buarque, T.Costa, Tom Jobim 
Gabriela (サントラ) [RCA, 1983]
Antonio Carlos Jobim, Arranged & conducted by Oscar Castro Neves
マルチェロ・マストロヤンニ主演映画のサウンドトラック。

Passarim [Polygram, 1987]
Rio Revisited [Verve, 1987]
Antonio Carlos Jobim, Gal Costa

Jobim And Friends (Live) [Verve, 1996] ★3
Herbie Hancock, Joe Henderson, Shirley Horn, Gal Costa, Jon Hendricks

ジョビンを敬愛する仲間たちが集まったコンサートの録音。豪華な顔ぶれです。ジャズミュージシャンも参加していて、ジョビンの曲をハービー・ハンコックが演奏していたりします。
かつてランバート、ヘンドリックス&ロス(バヴァン)でどんな曲でもカッコよくスイングさせていたジョン・ヘンドリックスは高齢のためか少しキレがなくなっていてちょっとだけ悲しくはありましたが、楽しいアルバムです。

Antonio Brasileiro アントニオ・ブラジレイロ [1994]

作曲、歌、ギター、ピアノをこなし、ボサノヴァ発展において重大な役割を果たした第一人者。特に作曲家として優れていて、「ジサフィナード」「三月の雨」「コルコヴァード」等、ボサノヴァの代表曲を数多く残しています。

おすすめアーティスト・・・ジョアン・ジルベルトナラ・レオンモレレンバウムラモン・レアル


  • オリジナルアルバムをそろえる時便利なように作った年代順ディスコグラフィ(オリジナルアルバムリスト)です。
  • ★(最高5)は私が聴く頻度・個人的お気に入り度です。
  • ジャケット画像をクリックするとAmazonページが開きます(試聴、関連情報、レビューなど)。

PAGE TOP haut

  • ★(最高5)は私が聴く頻度・個人的お気に入り度です。
  • ジャケット画像をクリックするとamazonのページが開きます。(試聴、情報、レビューなど)
Catégories : カテゴリ
Search:  
amazon.co.jp