BRASIL(海の奇蹟)ジョアン・ジルベルト

BRASIL / JOAO GILBERTO

幸せ感たっぷり・・・★5

カエターノ・ヴェローゾとその妹マリア・ベターニアジルベルト・ジルといった若手アーティスト達と、ジョアン・ジルベルトの共演盤。
男性ヴォーカルが多いアルバムをこういうもなんですが…蝶が舞うのどかな花畑を想像させるような、可愛い雰囲気のアルバムです。

シナトラの朗らかな歌唱で有名なAll of meは、ポンポンポンというリズムでみんな仲良く歌っていて、手に手をとって遠足に行く子供を想像してしまうほど。
5曲目の終わりには風鈴を思わせる音が入っていて、何だか懐かしい気分にさせられます。

中身はそんな風に遊び心たっぷりで楽しいんですが、外見はちょっと、いかつい気がします。
ジャケ買い心をそそらないジャケット。「海の奇蹟」という邦題。このタイトルから、たくましい漁師だの嵐だの難破船だの、力強くて荘厳なものを連想してしまうのは私だけでしょうか? 「ブラジル(の水彩画)」というタイトルじゃありふれているということで、5.Milagre(=奇跡)の邦題を使ったのでしょうか。
ジャケ買いしたけど1回聞いて終わり、なんてアルバムはよくありますが、これはその逆でした。曲数が少なく短いですが、おいしいものを腹八分目という感覚で楽んでいます。


1981
Joao Gilberto(g,vo); Caetano Veloso(vo); Gilberto Gil(vo); Maria Bethania(vo); Johnny Mandel(arr,cond)

1. Aquqrela Do Brasil ブラジルの水彩画
2. Disse Alguem (All Of Me オール・オブ・ミー)
3. Bahia Com H バイーア・コン・H(アガ)
4. No Tabuleiro Da Baiana ノ・タブレイロ・ダ・バイアーナ
5. Milagre 海の奇蹟
6. Cordeiro De Nana ナナンの子羊

ナラと素晴らしき仲間たち - ナラ・レオン

OS MEUS AMIGOS SAO UM BARATO / NARA LEAO

復帰作・・・ ★3

若い頃ナラの豪華アパートのサロンに集っていた仲間や、トロピカリズモ運動時代の仲間など、計11人が参加した1977年のアルバム。
ジルベルト・ジル、カエターノ・ヴェローゾ、エドゥ・ロボ、アントニオ・カルロス・ジョビン、カルロス・リラ、シコ・ブアルキ、ジョアン・ドナート、ロベルト・メネスカル他が参加しています。
子育てと勉学に専念した生活を終えて本格的に音楽に戻ってきたナラを皆で歓迎するかのような、にぎやかな雰囲気です。
「素晴らしき仲間たち」という邦題をつけたくなる気持ちが分かるくらい豪華な顔ぶれなんですが…MPB系のエレクトリックな音があまり好みじゃないので、ナラ・レオンを聞く時はこれを避けて他のものを選んでしまいます。


1977
Gilberto Gil、Caetano Veloso、Edu Lobo、Antonio Carlos Jobim (Tom)、Roberto 、Carlos Lyra

1. Sarara Miolo 
2. Odara 
3. Meu Ego 
4. Chegando De Mansinho 
5. Repente 
6. Nono 
7. Joao E Maria 
8. Amazonas 
9. Flash Back 
10. Cara Bonita 
11. Fotografia 
1.サララ・ミオーロ(wジルベルト・ジル)
2.オダーラ(wカエターノ・ヴェローゾ)
3.メウ・エゴ-私のエゴ(wエラスモ・カルロス)
4.シェガンド・ヂ・マンシーニョ-静かな到着
(wドミンギーニョス)
5.ヘペンチ(wエドゥ・ロボ)
6.ノノー(wネルソン・ルフィーノ)
7.ジョアンとマリア(wシコ・ブアルキ)
8.アマゾナス(wジョアン・ドナート)
9.フラッシュ・バック(wロベルト・メネスカル)
10.カーラ・ボニータ(wカルロス・リラ)
11.フォトグラフ(wトム・ジョビン)

DOMINGO ドミンゴ - GAL e CAETANO カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ

極上のアンニュイ ★5

カエターノ・ヴェローゾ Caetano Velosoは、ブラジルでボサノヴァ衰退後に繰り広げられるトロピカリズモの中心となる人物ですが、その直前、彼がGal Costa ガル・コスタと録音したこのデュオ・アルバムは、物憂さただよう大好きなアルバムです
そっとささやくように歌う二人の甘くやさしいヴォーカルとギターがたまりません。

アントニオ・カルロス・ジョビン等の曲に代表されるような独特の憂愁・サウダーヂは、ボサノヴァで味わえる大きな魅力のひとつですが、
そのボサノヴァの終焉にふさわしいような静けさと切なさが、アルバム全体を包んでいます。
白黒写真とサイケなカラーをくみ合わせた、いかにも60年代後期らしい洒落たデザインのジャケットもいい雰囲気。
音質の悪さすら、懐かしい感じをそそるスパイスだと思えます。
晴れた日よりは、曇りや雨の日。じっくり聴くと、じんわりあたたかい気分になってきます。

ナラ・レオンのDEZ ANOS DEPOIS(美しきボサ・ノヴァのミューズ)などが好きなら、たぶん気に入ると思います。
この「ドミンゴ」のように物憂げではありませんが、夫婦だったLUIZ BONFA ルイス・ボンファとMARIA TOLEDO マリア・トレードの共演アルバム”BRAZILIANA”も愛聴盤です


1967 Gal Costa & Caetano Veloso

1.Coracao Vagabundo
2.Onde Eu Nasci Passa um Rio (Where I Was Born There Passes a River)
3.Avarandado (On the Veranda)
4.Um Dia (One Day)
5.Domingo (Sunday)
6.Nenhuma Dor (No Pain)
7.Candeias (Candle Lights)
8.Remelexo (Shake)
9.Minha Senhora (My Lady)
10.Quem Me Dera (If Only I Had)
11.Maria Joana
12.Zabele (A Name)
1.コラサォン・ヴァガブンド
2.オンヂ・エウ・ナッシー・パッサ・ウン・ヒオ/僕が生まれた町には川が流れている
3.アヴァランダード
4.ウン・ヂーア/ある日
5.ドミンゴ/日曜日
6.ネニュマ・ドール/痛みなくして
7.カンデイアス
8.ヘメレッショ
9.ミーニャ・セニョーラ
10.ケン・ミ・デーラ
11.マリア・ジョアナ
12.ザベレ
・ ★(最高5)は私が聴く頻度・個人的お気に入り度です。
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