ボサノーヴァにのせて / ブラジル風に - クレール・シュヴァリエ
フランスとブラジルの幸せなマリアージュ ★5
CLAIRE CHEVALIER クレール・シュヴァリエのいかにも南仏らしい陽気であたたかいヴォーカルと、ROSINHA DE VALENCA ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサの粋なギター&アレンジが心地良い、幸せ感漂うアルバム。
ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサは、ジョアン・ジルベルトの女性版といわれることもあるギターの名手。ワンダ・サーとともに、セルジオ・メンデスの「ブラジル'65」にゲスト参加している、あのギタリストです。
長いブラジル生活の後に画家として母国フランスに戻ったクレール・シュヴァリエを、彼女がレコーディングに誘って生まれたのがこのアルバム。曲は全てフランスの有名曲で、ヴォーカルもフランス語です。とはいっても、「ちょっとボサノヴァ風にアレンジしてみた」程度の半端なものとは一線を画しています。
選曲にしても、愛や過去の恋の切なさを歌った歌詞と憂いあるメロディを持つ曲、つまりボサノヴァと相性のいい曲をうまく選んでいます。
そして、長いブラジル生活を経たフランス人歌手とブラジルのギターの名手が、そのフレンチソング(シャンソン)とブラジルのリズムを丁寧に織り交ぜて、ほのかな憂いを帯びた音楽に仕上げています。
気持ちのいい昼下がりにカフェでも飲みながら聴けば、おすすめしたくなる気持ちが分かっていただけるかもしれません。
盤、ジャケット・・・
クレール・シュヴァリエの唯一ともいえるCDですが、ジャケットは私が覚えているだけでも4種類あります。
煙草を手に微笑む日本盤(SONY)ジャケット(画像上)が一番中身の雰囲気に近くて好きです。歌詞カードのフランス語が間違いだらけなのも許せてしまいます。
下の方は比較的新しい日本限定復刻盤らしいです。日本盤はわざとらしいくらい洒落たジャケットになることが多いので、ちょっと意外でした。オリジナルに近いのでしょうか。見方によっては60年代シネマ風とも解釈できますが、妙なアイドルもののようにも見えて、個人的にはジャケ買い心がくすぐられません。
邦題は上が「ブラジル風に」、下が「ボサノーヴァにのせて」。うーん。
このSAVEUR BRESILをフランス居住時にふと聴きたくなって寒空の下パリのCD屋を徘徊しましたが、どこにもありませんでした。日本でもこのアルバムしか見たことがありません。こんな歌手のCDが1枚しか手に入らないなんて、残念。まぁ結局これが一番のお気に入りのままかもしれないなとも思いますが。
シュヴァリエ→ブラジル→画家
クレール・シュヴァリエについてのお話です。16才の時、地元マルセイユのラジオでデビュー。彼女の歌に惹かれたモーリス・シュヴァリエに名を授けられ、以後「シュヴァリエ(シュバリエ)」と名乗ることになりました。
いろいろなアーティストのサポートをするうち、シャルル・アズナブールのツアーで訪れたブラジルに魅せられてそのままリオ・デ・ジャネイロに住みつき、ブラジルでアルバムを数枚発表。その後は画家として絵に専念し、作品がグルノーブル美術館に買い取られたりしているそうです。
CLAIRE CHEVALIERのアルバムはバークレーとCBSから4枚ずつ、さらにブラジルでも10枚ほど出したらしいのですが、私はこの1枚しか見たことがありません。
:フランスMarseilleマルセイユ出身の歌手、シャンソン、フレンチボサ、ボサノヴァ、ワールドミュージック、カフェ・ミュージック、南仏系フランス語。
ボサノヴァとフランスの関係、フレンチボサ…
ボサノヴァとフランス
セルジュ・ゲーンズブール[2, 8]、ミシェル・ルグラン[5, 9]、詩人ジャック・プレヴェール作詞・ジョセフ・コスマ作曲[4]、アンリ・サルヴァドール[6]、シャルル・トレネ[11]、フランスのピエール・バルーとフランシス・レイによる映画『男と女』のテーマ[12]など、お馴染みの曲が並んでいます。
フランク・シナトラやイヴ・モンタンの熱唱イメージがある「マイ・ウェイ」、「枯葉」も、南仏の気候のごとく湿度低めで、さらっと粋な雰囲気です。
CLAIRE CHEVALIER (vo); ROSINHA DE VALENCA (g, arr)
クレール・シュヴァリエ(シュバリエ)、ホジーニャ(ロジーニャ)・ヂ・ヴァレンサ
1. Comme d'Habitude [Jacques Revaux,Claude François/Gilles Thibaut]
2. Couleur Cafe [Serge Gainsbourg ]
3. Une Histoire d'Amour [Carl Sigman, Fr:Catherine Desage/Francis Lai]
4. Les Feuilles Mortes [Jacques Prévert/Joseph Kosma]
5. Les Moulins de Mon Coeur [Eddy Marnay/Michel Legrand]
6. Syracuse [Bernard Dimey/Henri Salvador]
7. Je T'Aimerai [Hubert Ithier/José Cana]
8. Ces Petits Riens [Serge Gainsbourg]
9. La Valse des Lilas [Eddy Marnay/Michel Legrand]
10. L'Absent [Louis Amade/ Gilbert Bécaud]
11. Que Reste-Il de Nos Amours? [Charles Trénet]
12. Un Homme et Une Femme [Pierre Barouh/ Francis Lay]
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1.コム・ダビチュード~マイ・ウェイ
2.コーヒー・カラー
3.ある愛の詩 Love story
4.枯葉
5.風の囁き~華麗なる賭け
6.愛の国シラキューズ
7.君を愛す
8.些細なこと
9.リラのワルツ~ワンス・アポン・ナ・サマー・タイム
10.去って行った人
11.残されし恋には
12.男と女
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