セルジュ・ゲーンズブール没後15年英語トリビュートアルバム

フランスの音楽ラジオ局FIPをONにしたら、ゲーンズブールの"Sous le soleil exactement"(映画"ANNA"でアンナ・カリーナが歌っている素敵な曲)に続いて、SERGE GAINSBOURGの"CES PETITS RIENS"の英語版が流れてきました。
味のあるギターとかすれ気味ヴォーカル。どう聞いても、大好きなCARLA BRUNIです。
彼女の新作を心待ちにしている私は、いそいそと調べました。

残念ながらカーラ自身のニューアルバムではなかったのですが、セルジュ・ゲーンズブールが3月1日で没後15年ということで、トリビュート盤が発売されたんですね。

Monsieur Gainsbourg Revisited 参加メンバーは、Franz Ferdinand, Cat Power, Jarvis Cocker, Kid Loco,Portishead, Jane Birkin, Francoise Hardy, Keith Flint, Michael Stipe, Tricky, Gonzales,Feist, Gonzales, Marianne Faithfull, Feist & Dani, Marc Almond & Trash Palace, Placebo, The Rakes, The Kills, Carla Bruni。

英語圏のアーティストが多く参加していて、英語歌詞はBoris Bergmann(ボリス・ベルグマン)が担当。
イタリア出身のカーラ・ブルーニは、フランス語のファーストアルバムを大ヒットさせましたが、このアルバムでは英語で歌っています。

フレンチポップ界でお馴染みのフランソワーズ・アルディ、ジェーン・バーキンの他、マリアンヌ・フェイスフルも参加しています。
マリアンヌは、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーの元恋人としても知られた歌手。1946年生まれ…ということは現在60歳以上ですが、フランス映画「アンナ」「MADE IN USA」などの1960年代フランス映画で歌っていた頃の可憐な金髪おかっぱ姿が忘れられない私にとって、彼女はいつまでも20代です。

FIPを聴き続けていたら、このトリビュートアルバム以外にもゲーンズブールの曲がかなりの頻度で流れていました。 FIPでは、現地時間の夜中にたまにSAEKI KENZOの日本語版"LE POINCONNEUR DES LILAS"が流れるんですが、今日も流れています。
その次は、パトリス・ルコント監督の映画「レ・ブロンゼ」でおなじみの曲"SEA, SEX AND SUN"のオリジナルバージョン。
ちょっとしたゲーンズブール祭です。

トリビュートアルバムに入っているThe Rakesの"Just A Man With A Job"("LE POINCONNEUR DES LILAS"の英語版)はロック。
この曲の話になるとフランス人は「改札係が小さい穴を毎日あける」という歌詞には裏の意味があるんだよと言ってニヤリとします。ゲーンズブールの歌詞は、いろんな意味でお見事ですね。
Jarvis Cooker & Kid Locoの"I Just Came To Tell You That I'm Going"(JE SUIS VENU TE DIRE QUE JE M’EN VAIS)は、テクノ-レゲエ?調で、ストリングスの音も入ったりします。
その直後にゲーンズブールのオリジナルが流れたのを聴いて、やっぱりオリジナルは最高だなと、あらためて思いました。
クールでアンニュイで、個人的には、ゲーンズブールの曲の中で5本の指に入るくらい好きな曲です。

トリビュートアルバムですが、発売中なのはちょっと高いデジパックで、1000円台の通常版は3月21~24日くらいに発売されるそうです。
GAINSBOURGは未だにフランスで強い影響力を持っていて、ファンも多く、「彼の曲は歌詞を含めてすごいんだから、他の人が英訳したら意味ないよ」というフランス人もいるようですが…これはこれで面白いかもしれません。

10/03/2006

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