ブラジルの水彩画-トゥーツ・シールマンス+エリス・レジーナ
AQUARELA DO BRASIL / TOOTS THIELEMANS & ELIS REGINA
幸せ感ただようJazzyな共演アルバム ★5
ジャズハーモニカ&口笛の名手トゥーツ・シールマンスとエリス・レジーナが共演したアルバム。二人が一緒に演奏していない曲も意外と多かったりしますが、ジャズとブラジル音楽の相性のよさをあらためて思い知らされます。
ホベルト(ロベルト)・メネスカル(g)、アントニオ・アドルフォ(p)、ジュランヂール・メイレーリス(b)、ウィルソン・ダス・ネヴィス(ds)、エルメス・コウテジーニ(perc)とともにエリスがヨーロッパ各地をツアーしている時(1969年始め)に、スウェーデンで録音されたそうです。
曲は、アントニオ・カルロス・ジョビンの゛Wave゛他の有名曲に加え、トゥーツ・シールマンスのオリジナル曲(Five for Elis)等。
私が特に好きなのは、Roberto Menescal作の”VOCE(あなた)”。エリスが笑い声や吐息混じりに歌っていて、リラックスして楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。
エリスは時代や共演者に合わせて変わるので、アルバムによって印象が違います。同じ曲を聞き比べると、アレンジや雰囲気に合わせて自由自在に歌いわけているのが分かります。
この「ブラジルの水彩画」ではWave、Voce、O Barquinhoをリラックスした感じで歌っていますが、同年録音の「エリス・イン・ロンドン」では、グルーブ感たっぷりに伸びやかに歌いあげています。O Sonhoも、同じく同年録音の゛Como&Porque"で歌っていますが、また印象が全く違います。雰囲気で自在に歌いわけるジャズシンガーのようですね。
ボサノヴァならではのヘタウマ・リラックス系歌手もいいですが、表現力豊かなエリス・レジーナの歌うボサノヴァは最高です。
トゥーツ・シールマンスは数々のジャズプレイヤーと共演していますが、ブラジル関係のものとしては、豪華ゲストをこれでもかというくらい迎えたアルバム「ブラジル・プロジェクト(vol.1、2)」があります。聴けば聴くほど、共演者をくつろがせるオーラを感じさせられます。
1969
TOOTS THIELEMANS & ELIS REGINA
1. Wave ウェイヴ
2. Aquarela Do Brasil ブラジルの水彩画
3. Visao 幻想
4. Corrida de Jangada コヒート・ヂ・ジャンガダ/帆掛け船の競争
5. Wilsamba ウィルサンバ
6. Voce (You) ヴォセ(あなた)
7. Barquinho 小舟
8. O Sonho 夢
9. Five for Elis ファイヴ・フォー・エリス
10. Canto de Ossanha (Chi Dice Non De) オサーニャの歌
11. Honeysuckle Rose ハニーサックル・ローズ
12. A Volta ア・ヴォルタ
2010 試聴YouTube追加♪



