Mademoiselle - Berry 「マドモワゼル」 ベリー

Berryのファーストアルバム ★3.5

”Le bonheur”のクリップをフランスのTVで見て、どことなく懐かしい感じに惹かれ、CDを買ってみました。今考えると、映画「Anna」でゲーンズブールの曲を歌うアンナ・カリーナを思い出したのかもなあ。若い頃のアンナ、大好きだから♪

Universal Music FranceがYouTubeに出していますが、貼り付け不許可になってるのでリンクを。
”Le bonheur” (clip officiel)@YouTube

[10], [11]の以外、Berryが作詞担当。作曲は演奏やコーラスでも参加しているMANOU。
曲自体は好きです。懐かしさをそそる独特の雰囲気があって、渋いアルバムが作れそうです。
音がオモチャっぽいというか単調な感じなのは、ポップジャンルのデビュー作だからなんでしょうか。この曲にこのアレンジは...不思議な感じです。
バックがカラオケっぽく聞こえてしかたない時があるので、アコースティック度が高い[4]の男女デュオや、ギター、ピアノ&ヴォーカルがメインの[7]、けだるい感じの[11]など、ピコピコしてないトラックを選んで聴いています。
Berryのかすれ気味のやさしい声はいい感じです。一貫して力を抜いた歌い方で、ボサノヴァがあいそうな気がします。今後のアルバムがどうなるのか楽しみです。


2008

1. Mademoiselle YouTube (Clip officiel)
2. Le Bonheur
3. Las Vegas
4. Belle Comme Tout
5. Enfant De Salaud
6. Love Affair
7. Plus Loin
8. Demain
9. Inutile
10. Chéri
11. Les Heures Bleues

フランスのAmazonで全曲試聴もできます。

Breakfast on the Morning Tram 市街電車で朝食を Stacey Kent ステイシー・ケント

やっと出た、しかもブルーノート ★5

彼女自身のアルバムが聴きたいといいつつ、はや数年。ついに、Jazzの名門Blue Noteレーベルと契約したステイシー・ケントのアルバムが2007年9月10日にリリース。やっと...!です。
このブルーノートでの1作目は、今までのアルバムとは違い、オリジナル曲が4曲入っています([1],[4],[7],[9])。作曲はStaceyの夫Jim Tomlinson、作詞はKazuo Ishiguro(日本生まれのイギリス作家 石黒一雄 カズオ・イシグロ)です。
他の選曲も相変わらずよくて、フランス(セルジュ・ゲーンズブールの[3]、[11])、ブラジル・ボサノヴァ(セルジオ・メンデスの[5]、バーデン・パウエル+ヴィニシウス・ヂ・モラエス+ピエール・バルー(フランス人)共作の[6])が入っているところがまた好み♪計3曲をフランス語で歌っています。


"Samba Saravah"
[3]”Ces Petits Riens ”と、[11]”La Saison des Pluies”はどちらもフランスのSerge Gainsbourg の曲。物憂さが最高で、個人的にはゲーンズブールの曲の中でも特に好きです。
このアルバムでのアレンジはもちろんゲーンズブール自身やジェーン・バーキン等とは別世界ですが、原曲のイメージがとても活きています。アンニュイでクールな歌詞の[3]は、心地いいテンポでスイングし、ヴォーカルもさらっと流す感じ。雨と別れの切なさがただよう[11]は、ゆったりしたアレンジで、ギターと一緒にしっとり歌っています。
[6]Samba Saravahは、以前書いたフランス映画『男と女』の中で使われている曲です。ブラジル音楽-ボサノヴァの有名ミュージシャン達とフランス人ミュージシャンのコラボ作で、歌詞はフランス語。
ラストがWhat a Wonderful Worldというのもたまりません。ルイ・アームストロングの歌で有名な曲ですが、個人的にはTerry Gilliam テリー・ギリアム監督の”12 Monkeys”を思い出し、不気味な薄笑いを浮べてしまいます。
あの感動的なほどポジティブな「この素晴らしき世界」も、テリー・ギリアムが映画のエンディングで使うと、シニカルなブラックユーモアに満ちた意味深な曲に聴こえてきてが浮かんでしまうんだな…と妙に感心させられました。モンティ・パイソンとか「未来世紀ブラジル」の頃のテリー・ギリアム、よかったなぁ。
それはさておき、ステイシー・ケントのヴォーカルは相変わらず素敵。低い声で歌う時の強さ、重さ、けだるさが気のせいか少し増したような気もします。
メジャーレーベルに移籍し、世界中をツアーで飛び回り、近々ちょろっと来日するステイシー・ケント。今後はアルバムをたくさん出していくでしょうね。来日コンサートも増えそうな気がします。楽しみです。
ステイシー・ケント ディスコグラフィー


2007 Blue Note
Stacey Kent (vo), Graham Harvey (p, Fender Rhodes), John Parricelli (g), Dave Chamberlain (double bass), Matt Skelton (drums,perc.), Jim Tomlinson (ts, as, soprano sax, fl, arrangements)

1. Ice Hotel ♪YouTube
2. Landslide
3. Ces Petits Riens
4. I Wish I Could Go Travelling Again
5. So Many Stars
6. Samba Saravah
7. Breakfast On That Morning Train
8. Never Let Me Go
9. So Romantic
10. Hard Hearted Hannah
11. La Saison des pluies
12. What A Wonderful World
1. アイス・ホテル
2. ランドスライド
3. 何でもないこと
4. トラベリング・アゲイン
5. ソー・メニー・スターズ
6. サンバ・サラヴァ
7. 市街電車で朝食を
8. ネヴァー・レット・ミー・ゴー
9. ソー・ロマンティック
10. ハード・ハーテッド・ハンナ
11. 雨の季節
12. この素晴らしい世界

"What A Wonderful World"

The Movie - Clare and the Reasons /”ザ・ムーヴィー ” クレア&リーズンズ

ヴォーカル、コーラス、弦楽器...ノスタルジック感ただようポップ ★4

Clare Muldaur ManchonとOlivier Manchon クレア&オリヴィエ・マンション夫妻が率いる アメリカ・ブルックリンに拠点をおくバンド Clare&the Reasonsのファーストアルバムです。
Clare Muldaur Manchonのスイートな歌声は、軽やかに舞う羽のよう。その美しいヴォーカルと、きれいに絡むコーラスが作り出す透明感あるハーモニー、弦楽器のあたたかい音、懐かしい雰囲気に、ツボを直撃されました。
エレクトロニックな曲が増えたセカンドアルバム”Arrow”より、私はこの1stの方が好きです。

ショップではロックにジャンル分けされていたりもしますが、「モダン・チェンバー・エレクトロニック・ポップ」ということになるようです。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロといった弦楽器がクラシカルな雰囲気をかもしだしています。個人的にはThe Cardigans カーディガンズに通じるものもちょっぴり感じます。
冥王星が惑星から外されて番号で呼ばれるようになったもの悲しいニュースを受けた”Pluto”などの歌詞もいいです。


"Pluto"

架空の映画のサントラをイメージしたアルバムらしく、ジャケットには、クレア&オリヴィエ夫妻作の、フランス語で書かれたフォトストーリーが入っています。
全員トレンチコートに帽子姿で、スパイだか探偵だかのエージェントに扮しています。チームの中の女が実は裏切り者だった...というコミカルさ。ジャケットの裏には、昔の映画に出てくるような古いタイプライターと黒いダイヤル式電話と中国語の新聞になぜか喜多屋と書かれた純米酒が置かれた写真が
CDにも古い電話のダイヤルらしきものがプリントしてあって、楽しませてくれます。

[2] Nothing/Nowhereには、Sufjan Stevens スフィアン・スティーヴンスがヴォーカルで参加。[6] Rodi にはGregoire Maretがハーモニカで、[9] Love Can Be a Crimeには、彼らが影響を受けているというVan Dyke Parks ヴァン・ダイク・パークスがピアノで参加しています。

Olivier Manchonは、フランスのChantilly出身(ジャケットのフォトストーリーがなぜかフランス語だったのも納得)。子供の頃からジャズとクラシックをやっていた彼は1999年に渡米。
マサチューセッツ州ボストンのバークリー音楽大学で学び、ギターとバイオリンで弦楽器セクションを務めながらLA、NYからブルックリンに移り住み、妻のクレアとともに結成したClare and the Reasonsの活動はここを拠点にしているそうです。クレアとは音楽大学時代に知り合ったようですね。
Clare Muldaur Manchon クレア・マルダー・マンションは、Geoff Muldaur ジェフ・マルダーの娘で、Jenni Muldaur ジェニ・マルダーと異母姉妹。家族揃ってミュージシャンです。このファーストアルバムでは、ヴォーカルの他、数曲でアコースティックギターも弾いています。(ドラムのように)足でタンバリンをたたいたり、打楽器をやったり、口笛を吹いたりも。フランス語も歌だけじゃなく、話します。

クレア・マンションの声は人を惹きつけるし、室内楽&ポップというのも面白いし、3作目以降のアルバムがどうなるかも少し気になります。個人的には打ち込み電子音が少なくて、あの美しいヴォーカル、コーラスとアコースティックな楽器でポップ、の方が個性的でいいと思うんだけど… 電子音入れないと売れないのかなあ


2010年8月のCotton Clubでの来日ライヴには、メンバー3人にロンドン出身のゲストを合わせた4人で来ていました。
Clare Muldaur Manchon(g,vo,kazoo,whistle,per)、Olivier Manchon(g,vo,vln,per,b,hrn)、 Bob Hart(g,vo,per,b,key,cl)+Jon Cottle(g,vo,per,b,key,vc)
最小限の構成で一人が何役もこなしていました。
クレアのヴォーカルは最高で、冗談をいいながら話す声もキュート。”All the Wine”の前には、夫妻が演奏しているウクレレはブルックリンのゴミ箱から拾ったんだという話をはさんでいました。
セカンドアルバムに入っている”That's All (Genesis Cover) ”の映像を見ると、金管楽器は別の人が吹いていて、オリヴィエ・マンションはヴァイオリンを弾いていますが、このライヴのアンコールでは、数ヶ月練習したという彼が金管を演奏していました。
このアルバムからの演奏で印象的だったのは、静かなPluton(仏語version)から、テンポを上げてPlutoにつなげたメドレーと、Alphabet City。いい曲です。

ジャズ、ボサノヴァは少人数でアコースティックなライヴが大好きだし、クラシックも含めて、ライヴで聴いてよかった~と思うことが多いですが、
このユニットのアルバムは、曲やメインヴォーカルと同じくらい、ストリング・セクションと、きれいに重なるコーラスが大きなポイントなので、それがゆるいと正直ちょっとあれれといういう気はしました。
メンバー数が少ないせいもあって、CDのような完成度が高い心地よさの代わりに、ストリートライブ感が味わえましたが。来日だからしかたないのに、CDや他のライヴ映像を見てちょっと期待しすぎちゃってたようです
お客さんは意外と年齢層が高めでした。チャージ無料イベントだったのもあってか、彼らの音楽を聴きに来た人と、コットンクラブでライヴを見ながら食事をしに来た人が混ざっている印象を受けました。


[2007] Frog Stand Records

Clare Muldaur Manchon(vocals, a. guitar, synth sounds), Olivier Manchon(vocals, violin, saw, piano), Alan Hampton(vocals, bass), Greg Ritchie(drums), Beth Meyers(vocals), Christopher Hoffman(Cello), Bob Hart

String section on all songs:
・Violin- Olivier Manchon, Maxim Moston, Robe Moose, Naho Tsutsui
・Viola- Beth Meyers, Marla Hansen, Christopher Jenkins
・Cello- Christopher Hoffman, Julia Kent, Ben Kalb

1. Pluto
2. Nothing/Nowhere
3. Under the Water ♪Clip(Frog Stand Records@YouTube)
4. Alphabet City
5. Cook For You
6. Rodi
7. Sugar In My Hair
8. Go Back
9. Love Can Be a Crime
10. Science Fiction Man ♪Live動画(Frog Stand Records@YouTube)
11. Pluton (フランス語歌詞)
1. プルート~冥王星に愛をこめて
2. ナッシング~ノーウェア
3. アンダー・ザ・ウォーター
4. アルファベット・シティ
5. クック・フォー・ユー
6. ロディ
7. シュガー・イン・マイ・ヘア
8. ルール・ザ・ワールド  ♪Live動画(Frog Stand Records@YouTube)
(Tears For Fearsのカバー。日本盤ボーナストラック)
9. ゴー・バック
10. ラヴ・キャン・ビー・ア・クライム
11. サイエンス・フィクション・マン
12. プルート~冥王星に愛をこめて(フレンチ・ヴァージョン)

Amazon.comページで全曲試聴できます


"Pluton" live at Paste
「プルート~冥王星に愛をこめて」のフランス語ヴァージョン。
学芸会のような手作り感たっぷりな設定の?遊び心あるライヴです。前半は真っ暗な中でライトを揺らしながら歌っている模様。宇宙をイメージしているんでしょうね 姿が現れるのは真ん中以降です。
My Brightest Diamond with Clare and the Reasons - Moon River&Ice, Ice Baby live at Pasteはさらに学芸会風

Rodi - live on Fearless Music
ClareがCDジャケットのフォトストーリーの写真の衣装で歌っている映像。鉄琴らしきものとリコーダーが可愛らしい

MANUIA! - UKULELE CLUB DE PARIS

MANUIA ! / ウクレレ・クラブ・ド・パリ

洒落いっぱいのフランス味ウクレレ ★5

UKULELE CLUB DE PARIS、パリのウクレレクラブ。きわどいまでに単刀直入なユニット名です。
このアルバムを初めて聴いたときの印象は、真剣な顔でどじょうすくいを踊る人を見た時の何ともいえない感じ。
軽やかなウクレレとくつろいだ南洋の雰囲気に、けだるいゴリゴリしたヴォーカルをのせたり、現地音楽を模しているけど妙に怪しいコーラスが入ったり…。計算されたユーモアを感じます。とにかく、普通のポリネシア音楽ではありません。
参加メンバーを見たら納得がいきました。

ジョセフ・ラカイユARTHUR Hのアレンジャーも担当しているアーティストで、自分自身も妙に笑えるアルバムを出しています。
ドミニク・クラヴィックは、LEE KONITZやHENRI SALVADORとも仕事しているアーティストで、LES PRIMITIFS DU FUTUR(未来の未開人ども…これまた妙な名)の中心人物でもあります。そのレ・プリミティフ・デュ・フュテュールの”World Musette ワールド・ミュゼット”というアルバムは、「古きよきパリの雰囲気」と、怪しい面白さが溶け合ったアルバム。
ウクレレクラブの姉妹版とでもいう感じです。
どちらも時間的、空間的に隔たった楽器・音楽を素材に、パリ風の斜に構えたユーモアを加えて味付けしてあります。
ウクレレやミュゼットなんて縁がなさそう…と思っている人でも楽しめると思います。


2002
JOSEPH RACAILLE、DOMINIQUE CRAVIC他

◆"MANUIA! - UKULELE CLUB DE PARIS"の全文を見る »

30℃ / クレモンティーヌ

30 DEGREES CELCIUS - CLEMENTINE

60's-70'sの有名曲のリミックス。セリフによるストーリー性 ★2.5

重厚な印象の「オー・シャンゼリゼ」の作りこまれたリミックスに始まり、1960年代~70年代の曲のカヴァーが大半を占めています。([1]ジョー・ダッサン、[2]レオン・ラッセル、[4],[12]キャロル・キング、[7]ザ・ラヴィン・スプーンフル、[9]ヴァン・モリソン等。)
[5]と[13]はクレモンティーヌのオリジナルだそうです。

このアルバムで面白いのは、選曲はクレモンティーヌらしく相変わらず気まぐれなのに、曲の間にちらっと入るセリフによるストーリー展開で、何となく数珠繋ぎになっているところです。

気分がいい日にシャンゼリゼで人と知り合い、仲間と夜通し騒いで、翌日二人は恋人に…という歌詞の [6]「オー・シャンゼリゼ」の前には、「本当に素敵な日。ランチ食べに行く?」
[7]サマー・イン・ザ・シティの前に「今夜騒ぎに(パーティに)行かない?」
[8]「雨にぬれても」の前に「車に傘置いてきちゃった」
[10]の前に「飲みに行こう」 [11]「サマー・イン・ザ・シティ」の前に「ぐったりしちゃう天気。ちょっと家に帰って着替えるわ。それから出かけよう。OK?」
[13]の前に「もうクタクタ」(←と聞こえるけど自信なし)

…とまぁそんな感じで、クレモンティーヌの1日を追っているような感じが出ているのは面白いんですが、音楽はどちらかというとロック、ハウス・ラウンジ等が好きな人向き。
彼女のボサノヴァアルバムが好きな人にはあまりおすすめしません


2002

1. Champs-Elysees --Stephane Pompougnac Remix--
2. Masquerade
3. Don't Let Me Lose the Dream
4. Oublie-Moi (It's Too Late)
5. Diego
6. Champs-Elysees
7. Summer in the City
8. Toute la Pluie Tombe Sur Moi (Raindrops Keep Fallin' on My Head)
9. Amour Fou (Crazy Love)
10. Fire and Rain
11. Summer in the City --Radio Favela Remix--
12. Corazon --Radio Favela Remix--
13. Avec Toi le Temps S'Evanouit
1.オー・シャンゼリゼ(ステファン・ポンポニャック・リミックス)
2.ディス・マスカレード
3.ドント・レット・ミー・ルーズ・ディス・ドリーム
4.オウブリィ・モア(ウブリ・モワ)-イッツ・トゥー・レイト
5.ディエゴ
6.オー・シャンゼリゼ
7.サマー・イン・ザ・シティ
8.雨にぬれても
9.アモール・フォウ(アムール・フー)-クレイジー・ラヴ
10.ファイア・アンド・レイン
11.サマー・イン・ザ・シティ(レディオ・ファヴェラ・リミックス)
12.コラソン(レディオ・ファヴェラ・リミックス)
13.あなたとともに

AZUL - HELENA

アズール / エレナ(エレナ・ノゲラ) / 2001

ポルトガル語のささやき系ヴォーカルとカトリーヌ流フレンチポップ ★3

エレナがパリのトリカテルのスタジオで録音したセカンドアルバム。大人しいテクノ混じりポップという感じでしょうか。
前作「ビキニ」でもお馴染みのカトリーヌ(Philippe Katerine)が、プロデュース、作曲+数曲作詞、ギター、(デュエットといってもいいような)コーラスを担当していて、彼独特のアンニュイで懐かしい雰囲気が表れています。
[6]Mon Bel Andalou等、彼自身のアルバムに収録されている曲も入っています。

◆"AZUL - HELENA"の全文を見る »

レ・ヴォヤージュ / クレモンティーヌ

LES VOYAGES - CLEMENTINE

ブラジルのアーティスト参加の洗練フレンチ・ブラジリアン ★5

ブラジルでの初録音を含むアルバム。(録音はパリとリオデジャネイロ。)
プロデュースを手がけたのは、フランス側はギー・ボワイエ、ブラジル側はジョイス、ロベルト(ホベルト)・メネスカル、マルコス・ヴァーリと豪華。マルコス・スサーノ、ダニーロ・カイミもゲスト参加しています。
ブラジルポルトガル語の曲が多く、英語、フランス語の曲、インストゥルメンタルもあります。
同じくボサノヴァテイストのアルバム「クーラー・カフェ」に比べると、フランス語の比率が高いです。
オリジナル曲の他、ボサノヴァの名曲、フランスのスタンダード曲[9]シラキューズが、ブラジル風アレンジで気持ちよくくつろいだ雰囲気に仕上げられています。[11]はジャズテイスト。

13.「三月の水」は、いろいろなアーティストの演奏を聴きましたが、私にとってはエリス・レジーナとトム・ジョビンの有名なデュオが一番です。
「エリス&トム」ヴァージョンはエリスがかけあいの途中ふざけながら笑って歌ったりしますが、このクレモンティーヌとマルコス・ヴァーリのヴァージョンも同じことをやっています。二人は当然あのエリス&トムの名演を知っているはずですから、オマージュを捧げているんでしょうね、たぶん。


2000
1. Catavento
2. Liebestraum
3. Les Voyages
4. Tristeza (Goodbye Sadness)
5. Pourquoi Pas
6. Brazil
7. Nos Vimos Ya
8. Interlude
9. Syracuse
10. To Do Bem
11. Saint Tropez Blues
12. Interlude
13. Aguas De Marco (with Marcos Valle)
14. Nina
15. Al Anochecer
1.カタヴェント(インストゥルメンタル)
2.リーベストラウム
3.レ・ヴォヤージュ
4.トリステーザ
5.プルコア・パ
6.ブラジル
7.ノス・ヴィモス・ヤ
8.ランデヴー・ア・モンマルトル(インストゥルメンタル)
9.シラキューズ
10.トゥドゥ・ベン,トゥドウ・ボン
11.サントロペ・ブルース
12.クレプスキュール・オー・ポン・ドゥ・トルビアック(インストゥルメンタル)
13.三月の水 (duet:マルコス・ヴァーリ)
14.ニーニャ
15.夜のとばり

COULEUR CAFE - CLEMENTINE

クーラー・カフェ / クレモンティーヌ

南米音楽だけどパリの午後 ★4

タイトルの"COULEUR CAFE"(クルール・カフェ)は、フレンチポップ界に大きな影響を残したフランスのカリスマ的アーティストセルジュ・ゲーンズブールの比較的初期の頃の曲。

これをアルバムタイトルにするとは、さすがです。20世紀末始まった「ボサノヴァが流れるフレンチカフェ」、カフェミュージックを見事に連想させますから…。

フランス語とスペイン語がそれぞれ2曲ずつで、残りは全部ブラジルポルトガル語で歌っています。なのに、デュラレクスのコップに入ったペリエや、カフェを運ぶ黒エプロンのギャルソンといった「日本人が思い描くパリ」が目の前に現れそうな気がします。実際パリのカフェのテラスでボサノヴァが流れている確率は低いのですが…。

[1]は、クレモンティーヌが少女時代を過ごした地でお父さんがいつもかけていたラテンジャズで、メキシコの抜けるような青空を思い浮かべながら歌ったそうで、[2]は、スペインに思いをはせているのだそうです。自分が歌いたい曲を詰め込むという彼女らしい自由な選曲のアルバムです。

クレモンティーヌのヴォーカルはそれがたっぷり味わえて満足です。個人的には、テクノっぽくないところも好きな点です。

1999

1. Sabor A Mi
2. In The Stars
3. Couleur Cafe
4. Sina
5. J'retourne Chez Moi
6. Caminhos Cruzados 7. Sandalia Dela
8. El Manicero
9. Fiel E Insistente
10. Retrato Em Branco E Preto
11. Eu Sei Que Vou Te Amar
12. Bienvenido
1.サボール・ア・ミ
2.イン・ザ・スターズ
3.クーラー・カフェ
4.シナ
5.ジュ・ルトーヌ・シェ・モア
6.十字架
7.サンダリア・デラ
8.エル・マニセロ
9.フィエル・エ・インシステンテ
10.白と黒のポートレート
11.あなたを愛してしまう
12.ビエンヴェニード

ONDE E QUANDO - NARA LEAO

いつか、どこかで / ナラ・レオン

・・・ジャズ、映画音楽とボサノヴァの出会い、ナラとのお別れ・・・ ★5

ナラ・レオンの遺作です。「あこがれ」と同じく、ジャズのスタンダードナンバーや映画音楽等、英語でお馴染みの曲をポルトガル語で歌っています。「いつかどこかで」というタイトルがお別れメッセージのようで…う~ん寂しい。

有名曲ばかりですが、一応メモします。
「ス・ワンダフル」はミュージカル『ファニー・フェイス』(オードリー・ヘップバーン主演映画『パリの恋人』)の曲で、ガーシュウィン兄弟作。ジャズシンガーのダイアナ・クラールが歌うヴァージョンもなかなかです。
「ラヴ・レター~ドリーム」はヴィクター・ヤング作曲~ジョニー・マーサー作曲の2曲のメドレー。
「バット・ノット・フォー・ミー」もガーシュウィン兄弟の有名作。数ある名演のうち、個人的にはチェット・ベイカーの歌が好きです。
「サマータイム」はミュージカル『ポーギー&ベス』より。G.ガーシュウィン作曲。エラ・フィッツジェラルドの歌など多くの名演が残っています。ランバート・ヘンドリックス&ロスのお気楽コーラス版も面白いです。
「センティメンタル・ジャーニー」はレス・ブラウンとベン・ホーマー作曲。ドリス・デイ他でお馴染み。
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」はリチャード・ロジャース作曲、ロレンツ・ハート作詞の有名曲で、チェット・ベイカーの歌、マイルス・デイビスのトランペット、ビル・エヴァンスのピアノでの演奏が特に印象的です。
「いつか,どこかで」もロジャース&ハートのコンビ作。エラ・フィッツジェラルド等の歌でお馴染み。
「ナイト・アンド・デイ」は同じくエラ等が歌っているコール/ポーター作の有名曲。
「知らないでしょう」は、ハリー・ウォーレン作曲、マック・ゴードン作詞、映画『ヘロー、フリスコ、ヘロー』からの曲。はい、知りません。
「マイ・フーリッシュ・ハート」は映画『愚かなり我が心』から。ヴィクター・ヤング作曲、ネッド・ワシントン作詞。なんといってもビル・エヴァンスの演奏が最高です。映画はちょっとメロドラマっぽい感じです。「あの日からサウダーヂ」はこのアルバムで唯一ナラ・レオンとホベルト・メネスカルのオリジナル曲です。
ふうぅ~長かった。

ナラ・レオン、大好きです。


1989
1. Maravilha
2. Cartas De Amor~Sonhos
3. Mas Nao P'ra Mim
4. Pleno Verao
5. A Saudade Me Bateu
6. Adeus No Cais
7. Onde E Quando
8. So Voce
9. Sem Querer
10. Descansa Coracao
11. Saudades De Voce
1.ス・ワンダフル
2.ラヴ・レター~ドリーム
3.バット・ノット・フォー・ミー
4.サマータイム
5.センティメンタル・ジャーニー
6.マイ・ファニー・ヴァレンタイン
7.いつか,どこかで
8.ナイト・アンド・デイ
9.知らないでしょう
10.マイ・フーリッシュ・ハート
11.あの日からサウダーヂ

ELIS, COMO&PORQUE エリス・レジーナ

コモ・イ・ポルケ / エリス・レジーナ

CDではフランス語ボーナストラックも ★4.5

リリースは1969年6月。麦わら帽子のジャケットが素敵です。
メンバーは先の2枚と同じツアーメンバー〔ホベルト(ロベルト)・メネスカル(g)、アントニオ・アドルフォ(p)、ジュランヂール・メイレーリス(b)、ウィルソン・ダス・ネヴィス(ds)、エルメス・コウテジーニ(perc)]。オーケストラアレンジはエルロン・シャービス

CD(2002年日本盤)は、従来のブラジル盤とは違って、オーケストラ入りオリジナルアナログマスターが使われている上"Elis em Paris"からのボーナストラックが4曲入っています(12曲目~)。
Noite Dos Mascarados゛では、映画「男と女」の元夫役でおなじみのボサ好きフランス人ピエール・バルーとデュエットしています。フランス映画「シェルブールの雨傘」の有名曲(ミッシェル・ルグラン作)"Recit De Cassard"や、"A Noite Do Meu Bem゛でも、エリスのフランス語ヴォーカルが聴けます。


Recit De Cassardで始まり、ビートルズのYesterdayや、Modinhaなども。

1969

1. Aquarela Do Brasil ブラジルの水彩画
2. O Sonho 夢
3. Vera Cruz ヴェラ・クルス
4. Casa Forte カーザ・フォルチ
5. Canto De Ossanha オサーニャの歌
6. Giro ジーロ
7. O Barquinho 小舟
8. Andanca 道のり
9. Recit De Cassard レシ・ド・カサール
10. Samba Da Pergunta サンバ・ダ・ペルグンタ
11. Memorias De Marta Sare マルタ・サレーの想い出
12. Deixa デイシャ
13. A Noite Do Meu Bem (La nuit de mon amour) ア・ノイチ・ド・メウ・ベン(愛の夜)
14. Noite Dos Mascarados マスカレードの夜
15. Tristeza トリステーザ
(12~15は2002年の日本盤CDボーナストラック)

おまけ:その「シェルブールの雨傘」からの曲RECIT DE CASARDを歌詞カードで見て「あれ?」と思った方はRECIT DE CASSARD歌詞もどうぞ。

2010 試聴YouTube追加♪

BRAZILIANA - LUIZ BONFA & MARIA TOLEDO ブラジリアーナ ルイス・ボンファ&マリア・トレド

ゆったりフワフワ、心地いい ★5

当時夫婦だったルイス・ボンファとマリア・トレードの、幸せ感たっぷりのアルバム。全曲オリジナルで、自然な明るさ、優しさとふんわり感がただよっています。
マリア・トレドの透明感あるささやきヴォーカル、ルイスのあたたかみのあるギター、多用される口笛&スキャット... すべてが好みでGal Costaガル・コスタ&Caetano Veloso カエターノ・ヴェローゾの”DOMINGO ドミンゴ”と同じくらい愛聴しています。

LUIZ BONFAといえば、Marcel Camus マルセル・カミュ監督の映画 「黒いオルフェ」 (1959年 フランス・ブラジル合作)の音楽をジョビンと一緒に作ったコンポーザー/ギタリストとして有名ですし、ジョアン・ジルベルトは「ボンファに捧ぐ」という曲を作っていますね。
そんなルイス・ボンファはこのアルバムでも、ひとりで出しているとは思えないようないくつものパートの音をさらりとさりげなく奏でています。弾くのは技術がいってむずかしそうですが、大変さを感じさせない、優雅で美しい演奏です ソロ曲[5],[13]や、ピアノが入る[9]では、その演奏をたっぷり味わうことができます。「黒いオルフェ」でおなじみの[3]も、ソロではないですがギターがメインの曲です。技術を誇示するように早弾きをすることなどはなく、ひたすら快適さを追求するように弾く彼のギター、大好きです

[1]Whistle Sambaは、口笛とルイス・ボンファのスキャットが楽しい気分にさせてくれる可愛らしい曲です。
[2][4][10]に入っているオーケストラは、昔の映画のような雰囲気をプラスしますが、派手すぎず控えめです。口笛で始まり、マリアが英語で歌っている[8]では、ストリングスがそっと寄り添い、間奏のところで古い映画風の雰囲気をちょっぴり加えています。[6]はカヴァキーニョが使われているわけじゃなく、歌詞にカヴァキーニョと出てくるだけです。マリアのヴォーカルとギターがメインでピアノが加わっています。
[11]は、マリアだけの部分とデュオの部分があるスキャット曲。[12]は、マリアのヴォーカルからデュエットになり、まだ続きそうなところでフェードアウトします。ラスト[14]は、とても幸せな気分にさせてくれる、スキャットのデュオ曲。これでフェードアウトして終わるあたりも、なんだかフンワリしています。

全曲オリジナルで統一感があるせいもあり、夢の世界にいるような心地よさが味わえる、とにかく快適なアルバムです

ジャズサックスプレイヤーSTAN GETZ スタン・ゲッツの”JAZZ SAMBA ENCORE!”にも、二人揃って参加していますね


1965
LUIZ BONFA, MARIA HELENA DE TOLEDO

1. Whistle Samba
2. Tanto Amor
3. Samba De Orfeu
4. Pierrot
5. Boticario
6. Cavaquinho
7. Improviso
8. Promessa
9. Sugar Loaf
10. Saudade
11. Guanabara
12. Pequeno Olhar
13. Baroco
14. Sambura
1. ホイッスル・サンバ
2. たくさんの愛
3. オルフェのサンバ
4. ピエロ
5. ボチカリオ
6. カヴァキーニョ
7. インプロヴィーゾ
8. 約束
9. シュガー・ローフ
10. サウダーヂ
11. グァナバラ
12. ペケーノ・オリャール
13. バロコ
14. サンブーラ

STACEY KENT ステイシー・ケント ディスコグラフィー (アルバムリスト)

STACEY KENT ステイシー・ケント(1968 New York- )について

ラジオ等で数曲聴いた時は良かったのに、CD買って聴いたら期待はずれ…ということはよくありますが、ステイシー・ケントにはこれまで期待を裏切られたことがありません。

ジャズシンガーでも例えばエラ・フィッツジェラルドの場合、アルバムによって編成も選曲も歌い方も雰囲気も全く違います。「Ella in Berlin」等のように豪快にスキャットしながら歌いまくるアッパー系もあれば、ルイ・アームストロングと共演した「エラ&ルイ」や「The Intimate Ella」等、あたたかく包み込むようなやさしい雰囲気のアルバムもあります。
また”These Are The Blues”ではブルース、”Ella Abraca Jobim”ではジョビンの曲(ボサノヴァ)だけを歌っています。自分が聴いた最初の一枚が気に入らなかったからといって諦めてはいけないアーティストです。
それとは反対に、連続小説を読み進む感覚で試聴無で新作を買えるほど、ステイシー・ケントのアルバムには金太郎飴のような統一感があります。(裏を返せば、一枚聴いて好みでなければ他もだめな可能性が高いわけですが。)

彼女の夫Jim Tomlinson(サックス他)を含む、ほぼアンプラグドのこじんまりした編成、趣味のいいシンプルなアレンジと楽器演奏、古い時代を感じさせる懐かしいあたたかみと今ならではの洗練された雰囲気、そしてステイシー・ケントの歌…。いたずらっぽい少女のような可愛い声やささやき声の時でも常にクリアで、くつろいだ感じでさらりと歌っているのに歌詞が伝わってくるヴォーカル。私の理想が詰まったような音楽です。
私はリサ・エクダールの声が好きなんですが、彼女のジャズアルバムはどこか物足りないから本格的になってくれればなぁと望んでいたので、ステイシー・ケントだと知らずに彼女の歌を聴いた時、一瞬、リサがトレーニングと発音矯正で声を変えてジャズに本腰を入れたのかと思いました。短期間でそんなに変わるのはおかしいですが、望んでいただけにそう聴こえたんでしょう。
好みのリサ風の声と満足いくジャズ。この理想を体現したのが、ステイシー・ケントだったんです。
リサの方が舌足らずで甘味が強いものの、ステイシーと姉妹だと言われたら信じてしまいそうです。まぁリサはスウェーデン出身、ステイシーはイギリスに渡ったアメリカ人なので無理がありますが。
ジャズヴォーカルものはかなり聴いていますが、声が野太かったり、可愛いけど飽きたり物足りなかったり、オーケストラが妙に耳についたり、アルバムによって差が激しかったりして、全作気に入る歌手はそれほどいません。私にとってステイシー・ケントは貴重な存在です。

STACEY KENT ステイシー・ケント ディスコグラフィー(全アルバムリスト)

Close Your Eyes Close Your Eyes クローズ・ユア・アイズ [1997]
Stacey Kent ステイシー・ケント[vo]; Jim Tomlinson ジム・トムリンソン[ts]; Dave Newton デビッド・ニュートン[p]; Colin Oxley コリン・オリスレイ[g]; Simon Thorpe[b]; Jasper Kviberg[d]
ligne
1997年11月録音。Dreamsvilleと並んで好きなジャケット。
The Tender Trap The Tender Trap ラヴ・イズ...ザ・テンダー・トラップ [1998]
Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Dave Green デイブ・グリーン[b]; Jeff Hamilton ジェフ・ハミルトン[d]
1998年2月録音。
The Christmas Song ▲Only Trust Your Heart (Jim Tomlinson feat. Stacey Kent) [2000]
夫のJim Tomlinsonのアルバムに参加。1998年10月末録音。
Let Yourself Go Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire レット・ユアセルフ・ゴー [2000]
Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Dave Green[b]; Steve Brown[d]
1999年7月録音。
Dreamsville Dreamsville バラード~ドリームズヴィル [2001]
Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Simon Thorpe サイモン・ソープ[b]; Jasper Kviberg ジャスパー・クヴィバーグ[d]
★5 2000年6月録音。”unashamedly dreamy and romantic album”というだけあって音楽もタイトルもジャケットも夢見心地。
”Dreamsville”アルバムメモ
Brazilian Sketches
輸入盤

日本盤
▲Brazilian Sketches / Jim Tomlinson ソー・ナイス~ブラジリアン・スケッチ / ジム・トムリンソン [2001]
Jim Tomlinson [ts, percussion]; Colin Oxley [g]; John Pearce [p](1, 4, 5, 6, 11); Dave Newton [p (2, 7, 10)]; John Pearce [p](1, 4, 5, 6, 11); Simon Thorpe [double bass]; Chris Wells [drums/percussion]; Stacey Kent [vo](1, 4, 7, 10)
ステイシー・ケントの夫であり、彼女のアルバムに欠かせないテナーサックス奏者ジム・トムリンソンのアルバム。ブラジル~ボサノヴァを取り上げていて、『ゲッツ/ジルベルト』他のスタン・ゲッツジャズサンバシリーズを連想させられます。
ステイシー・ケントは11曲中4曲参加。タイトルを聞くとアストラッド・ジルベルトのフニャンとした「ソォ~ナ~イス」のフレーズが脳内を駆け巡るスタンダード曲〔7]So Niceもやさしく歌っています。
(←輸入盤の方で試聴できます。)
In Love Again In Love Again: The Music of Richard Rodgers イン・ラブ・アゲイン [2002]
Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Simon Thorpe [b]; Jasper Kviberg[d]
★5 生誕100年を記念してRichard Rodgersの曲(”Shall we dance?” 他)を取り上げたアルバム。
”In Love Again”アルバムメモ
The Boy Next Door The Boy Next Door ザ・ボーイ・ネクスト・ドアー [2003]
Stacey Kent [vo]; Jim Tomlinson [ts, background vocals]; David Newton [p, key, background vocals]; Colin Oxley [g]; Dave Chamberlain [b]; Matt Mome [d]; Curtis Schwartz [background vocals]
ligne
★5 飲み物にたとえると、甘くて酸味があるシュワシュワさわやかなcidre doux、時々甘みの少ないcidre demi-sec。Carole Kingの”YOU'VE GOT A FRIEND”のカヴァーなども。
The Christmas Song ▲The Christmas Song [Maxi single] [2003]
3曲中2曲はDreamsvilleの収録曲。
The Lyric
The Lyric日本盤
▲The Lyric / Jim Tomlinson リリック / ジム・トムリンソン [2005]
Jim Tomlinson[ts,percussion]; Dave Newton[p]; Dave Chamberlain[double bass]; Matt Skelton[d]; Stacey Kent[vo(Track[1],[10]以外), [11]Whistling]
これも夫のジム・トムリンソンのアルバム。ステイシーは13曲中11曲歌っています。
コンサートも夫と一緒におこなっているようですが、彼女自身のアルバムもそろそろリリースしてほしいなぁ。
Breakfast on the Morning Tram 市街電車で朝食を [2007]
Stacey Kent (vo), Graham Harvey (p, Fender Rhodes), John Parricelli (g), Dave Chamberlain (double bass), Matt Skelton (drums,perc.), Jim Tomlinson (ts, as, soprano sax, fl, arrangements)
★5 彼女自身のアルバムが聴きたいといいつつ、はや数年。ついに、Jazzの名門Blue Noteと契約したステイシー・ケントのアルバムが2007年9月10日にリリース。やっと…です。
”Breakfast on the Morning Tram”アルバムメモ
staceykent-racontemoi240.jpg Raconte-Moi... パリの詩(うた)/Raconte-moi... [2010]
Stacey Kent (vo), Graham Harvey (p, Fender Rhodes), John Parricelli (g), Jeremy Brown (double bass), Matt Skelton (dr, per), Jim Tomlinson (sax-ts/as/ss, clarinet, sansula)
★5 前作から約2年半。待ちました! 今作は、フランスで何度もコンサートを行ってきたステイシー・ケント初の全曲フランス語アルバムです。EMI日本盤は6月16日発売。
”Raconte-Moi...”アルバムメモ
  • アルバムを揃える時に便利なように作った年代順ディスコグラフィです。
    (本人以外のアルバムやMAXIシングル等は、タイトルに▲をつけています。)
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