LES DOUBLE SIX レ・ドゥブル・シス(ダブルシックスオブパリ)- ファースト+セカンドアルバム

les double six

ブルースターズよりジャズ色が濃いフランス語ヴォーカリーズ ★5

LES DOUBLE SIX レ・ドゥブル・シス(ダブル・シックス・オブ・パリ)は、(LES) BLUE STARS ブルー・スターズで書いたように、その後身といえるフランスのフレンチジャズコーラスユニットです。
上の画像のディスクは、1959年~1962年録音のファースト&セカンド・アルバムを収めた2in1 CDです。

Michel Legrand ミッシェル・ルグランの姉、クリスチャンヌ・ルグランは、ブロッサム・ディアリーと共にブルースターズに参加した後、Swingle Sisters スィングル・シスターズで活躍し、その後、歌詞なしのジャズコーラスユニットQUIRE クワイアでアルバムを1枚出したりもしています。さすらってますね。(ジャケット右から2番目。)

トラック[1]~[8]&[20](59年後半~60年前半)が1作目で、[9]~[19]が2作目でしょうか。
前半は、Count Basie et son Orchestre カウント・ベイシー&オーケストラとのレコーディングで、ミミ・ペランがフランス語歌詞を書き、Quincy Jones クインシー・ジョーンズが曲、アレンジなどを担当しています。


[1] En Flânant Dans Paris / [2] La Course Au Rat

後半はShelly Manne シェリー・マン、John Coltrane ジョン・コルトレーン、Gerry Mulligan ジェリー・マリガン、Jay Jay Johnson J.J.ジョンソン、Charlie Parker チャーリー・パーカー、Miles Davis マイルス・デイヴィス等の有名ジャズプレイヤーの演奏を下敷きにして、これまたミミ・ペランが書いた歌詞をのせて歌っています。

楽器によるジャズ名演を歌詞つきヴォーカルで再現するvocalese ヴォーカリーズのグループなので、モダンジャズコーラスグループの元祖的存在ランバート、ヘンドリックス&ロス(LHR) を思い出すところもありますが、
ドゥブル・シスにはLHRのジェットコースターのようなスピード感は感じません。
フランス語自体、母音が一定の太さ強さで発音されるためか重くなりがちで、すべるような軽快さは出しにくい気がしますが、ドゥブル・シスにはまた別の粋な魅力があります。
よりジャズ色が濃いものの、感覚的にはやはりブルー・スターズの方に近いと思います。

メンバーは曲によって違います。数え違いがなければ、ヴォーカル12人、ピアノ3人、ベース2人、ドラム3人、ギター2人、ボンゴ1人がクレジットされています。
12人編成のビッグバンドを再現するために、6人が2つずつパートを歌って多重録音したようで、それでユニット名も2×6の「double 6」なんでしょうね。
ヴォーカリストが12人いるのに、6人に分けて多重録音で倍に増やしたのは、日程の問題なのか音的なこだわりなのか、それとも... 謎です


1959 - 1962
・Mimi Perrin, Christiane Legrand, Ward Swingle, Jean-Claude Briodin, Jacques Denjean, Claude Germain, Claudine Barge, Eddy Louiss, Monique Aldebert, Louis Aldebert, Jean-Louis Conrozier, Roger Guerin (voc)
・Art Simons / Georges Arvanitas / Rene Urtreger (p)
・Michel Gaudry / Pierre Michelot (b)
・Daniel Humair / Christian Garros / Kenny Clarke (dms)
・Elek Bacsik / Paul Piguihem (g)
・Eddy Louiss (v on 10), Jean-Pierre Drouet (bongos on 14)

共通項アーティスト・・・ザ・ブルー・スターズランバート・ヘンドリックス&ロス、L,H&バヴァン、アンドリューズ・シスターズ、スィングル・シスターズ、クワイアミッシェル・ルグランレ・マスク(フランス語ブラジル音楽)、クアルテート・エン・シー(ブラジルコーラスグループ)

1. En Flânant Dans Paris
2. La Course Au Rat
3. Un Coin Merveilleux
4. Au Temps Des Indiens
5. Tout en Dodelinant
6. Au Bout Du Fil
7. Il Y A Fort Longtemps
8. T'as Foutu L'camp
9. Le Racket Et Les Balles
10. Finalement l'Automne Est Arrive
11. Les Quatre De L'opera
12. Naima
13. Histoire de Baryton
14. Le Tapis Volant
15. Une Ballade
16. A Batons Rompus
17. La Legende Du Troubadour
18. La Complainte Du Bagnard
19. Le Pas Qui Plaira
20. Un Tour au Bois
1. For Lena and Lennie
2. Rat Race
3. Stockholm Sweetnin'
4. Boos' Bloos
5. Doodlin'
6. Meet Benny Bailey
7. Evening in Paris
8. Count 'Em
9. Tickle Toe
10. Early Autumn
11. Sweets
12. Naima
13. Westwood Walk
14. Night in Tunisia
15. Ballad
16. Scrapple from the Apple
17. Boplicity
18. Moanin'
19. Fascinating Rhythm
20. Walkin' (#ボーナストラック)

2010 試聴YouTube追加♪

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The Swingers!: Lambert, Hendricks and Ross シング・ア・ソング・オブ・ベイシー:ランバート・ヘンドリックス&ロス

C.パーカー、M.デイヴィス、S.ロリンズ他の曲を、ジャズメンと ★4.5

THE SWINGERS: Dave Lambert, Jon Hendricks & Annie Ross
with Zoot Sims, Russ Freeman, Freddie Green, Jim Hall, Ed Jones & Sonny Payne

1958年8月、1959年3月録音。ズート・シムズ、ジム・ホール、トミー・フラナガン、エルヴィン・ジョーンズ等のジャズメンとランバート・ヘンドリックス&ロスが共演しています。
LHRの作詞はほとんどジョン・ヘンドリックスが行っていますが、[4]Jackieにはアニー・ロスが歌詞をつけています。[10]は作詞作曲ともジョンが行ったオリジナル曲です。
[2][7][8]は、ピアニストで作曲家のランディ・ウェストンの曲。3拍子のブルース[2]Babe's Bluesもそうですが、[7]Little Nilesの独特の雰囲気はたまりません♪ [8]はきれいなバラードです。
このほか、ソニー・ロリンズの[1]Airgin、マイルス・デイヴィスの1953年の録音を再現した[6]Four、チャーリー・パーカーの[9]Now's the Time(マイルスと共演したヴァージョン)など、おなじみの曲・演奏を取り上げた、楽しいアルバムです


[1958/59]
ランバート・ヘンドリックス&ロス(LHR) Dave Lambert, Jon Hendricks & Annie Ross (vo)
Zoot Sims (ts); Russ Freeman(p); Tommy Flanagan (p); Freddie Green (g); Jim Hall (g); Ed Jones(b); Sonny Payne(ds)

1. Airegin (Sonny Rollins)
2. Babe's Blues (Randy Weston)
3. Dark Cloud (Zoot Sims)
4. Jackie (Wardel Gray)
5. Swingin' Till the Girls Come Home (Oscar Pettiford)
6. Four (Miles Davis)
7. Little Niles (Randy Weston)
8. Where (Randy Weston)
9. Now's the Time (Charlie Parker)
10. Love Makes the World Go 'Round (Jon Hendricks)
[4]はAnnie Ross、その他はJon Hendricksが作詞


Four

1. エアジン
2. ベイブス・ブルース
3. ダーク・クラウド
4. ジャッキー
5. スインギン・ティル・ザ・ガールズ・カム・ホーム
6. フォア
7. リトル・ナイルス
8. ホエア
9. ナウズ・ザ・タイム
10. ラヴ・メイクス・ザ・ワールド・ゴー・ラウンド
 (11. クラップ・ハンズ・ヒア・カムズ・チャーリー
 12. ドゥードリン
 13. ザ・スピリット・フィール)
 11-13 Bonus Track

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Sing a Song of Basie: Lambert, Hendricks and Ross ランバート・ヘンドリックス&ロス

LHRの軽快ヴォーカリーズ、始まり~♪ ★4

ランバート・ヘンドリックス&ロス(LHR)のファーストアルバム。
歌詞はJon Hendricks ジョン・ヘンドリックス、アレンジはDave Lambert デーヴ・ランバートが担当。ベイシー楽団のリズムセクション(ピアノ、ギター、ベース、ドラム)が参加しています。
カウント・ベイシーののレパートリーを中心にしたこのアルバムが1stではありますが、ジョン・ヘンドリックスとデイヴ・ランバートが最初に取り組んだ曲は、Woody Hermanの”Four Brothers”。二人を含む4人のコーラスでこれを1955年に録音したのが始まりです。(この数十年後に録音されたマンハッタン・トランスファーのバージョンでも知られていますね。)
JonがDaveの家を訪れ、歌詞つきで歌を披露したら、Daveは手紙でも書くようににサラサラとアレンジを書き上げたのだそうです(これを含む活動初期の曲がボーナストラックとして収録されているCDもあります)。
Annieによると、Jonが歌詞を作る様子も同じく「手紙を書くように」速かったとのこと。彼らのアップテンポな曲のイメージと重なりますね

ベイシー楽団の音楽をヴォーカリーズで再現するという計画を立てたJonとDave。楽譜が読める歌手をコーラス隊として使おうとしていた当初の彼らが、すでにジャズシアターで知られていたAnnieに最初に依頼したのは、コーラス隊の指導。
最終的には企画を立て直し、カウント・ベイシー楽団の演奏を聴いて感覚を把んでいたAnnieが歌うことになり、Lambert, Hendricks and Rossの活動がスタートします。
最初は実験的ユニットだったようですが、このアルバムが反響を呼び、ベイシー楽団のツアーに招かれたり楽団と録音したり、新アルバムを次々と出したりしながら、LHRはグループとして人気を博していくことになります。


Every Day I Have the Blues with O.C. Smith
ゲストが加わってさらにブルージーでcool

[1957]
Dave Lambert, Jon Hendricks, Annie Ross (vocal);
Nat Pierce (piano); Freddie Green (guitar); Eddie Jones (bass); Sonny Payne (drums).

1. Everyday
2. It's Sand, Man!
3. Two For The Blues
4. One O'Clock Jump
5. Little Pony
6. Down For Double
7. Fiesta In Blue
8. Down For The Count
9. Blues Backstage
10. Avenue
(11.Four Brothers
 12.Cloudburst
 13.Standin' on the Corner (Whistlin' at the Pretty Girls
 11-13はVerve Master Editionのボーナストラック(1955録音)
 Jon Hendricks with the Dave Lambert Singers)

Sing a Song of & Along With Basie
(1st+2ndアルバム)
1.Every Day I Have the Blues 2.It's Sand Man
3 Two for the Blues
4 One O'Clock Jump
5 Little Pony
6 Down for Double
7.Fiesta in Blue
8.Down for the Count
9.Blues Backstage
10.Avenue C
11.Jumpin' at the Woodside
12.Going to Chicago Blues
13.Tickle Toe
14.Let Me See
15.Every Tub
16.Shorty George
17.Rusty Dusty Blues
18.King
19.Swingin' the Blues
20.Lil' Darlin'
21.Doodlin'
22.Every Day I Have the Blues

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Barbara Lea バーバラ・リー (1956)

BARBARA LEA / バーバラ・リー

幸せ感ただようひそかな名盤 ★5

バーバラ・リーは、知名度が低いのが残念なジャズヴォーカリストの一人。
彼女の1950年代録音アルバムは3枚だけですが、そのうちの1枚である本作”Barbara Lea”を聴くまで、私も知りませんでした。
リピートしても飽きないアルバムです。それがいいことなのかは微妙ですが、大げさなところがなくて洗練されているのは確かです。
[1][2]のようなハッピーな曲をはじめ、全体的にあたたかい幸福感と小粋さが漂っています。気に入りました。
湿っぽくなりそうな[11]などの曲もさらっと粋に仕上げ、その後に軽妙なトラックを続ることで、あっさりした印象にしています。

楽しい気分になりたい時、寒い日にココアでも飲みながら家でゆっくりしたい時、モヤモヤ感をふき飛ばしたい時に聴きたくなる、心を軽くしてくれるようなアルバムです。


Baltimore Oriole 試聴

1956, Prestige
Barbara Lea (v), Dick Cary (ah), Johnny Windhurst (t), Al Hall (b), Dick Hyman (p), Osie Johnson (d), Richard Lowman, Al Casamenti

1.Nobody Else But Me
2.Where Have You Been?
3.I'm Coming Virginia
4.Honey in the Honeycomb
5.Thursday's Child
6.I've Got a Pocketful of Dreams
7.My Honey's Lovin' Arms
8.I Had Myself a True Love
9.Gee Baby, Ain't I Good to You
10.I Feel at Home With You
11.Baltimore Oriole
12.Blue Skies
13.I Feel at Home With You [Alternate Take][*]
14.Straw Hat Full of Lilacs [*]
日本盤
1.ノーバディ・エルス・バット・ミー
2.ホエア・ハヴ・ユー・ビーン
3.アイム・カミング・ヴァージニア
4.ハニー・イン・ザ・ハニーコウム
5.サーズデイズ・チャイルド
6.アイヴ・ガット・ア・ポケット・フル・オブ・ドリームス
7.マイ・ハニーズ・ラヴィン・アームズ
8.アイ・ハド・マイセルフ・ア・トゥルー・ラヴ
9.ジー・ベイビー,エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー
10.アイ・フィール・アット・ホーム・ウィズ・ユー
11.バルチモア・オリオール
12.ブルー・スカイズ
13.アイ・フィール・アット・ホーム・ウィズ・ユー(別テイク)
14.ア・ストロー・ハット・フル・オブ・ライラックス
[13][14]はボーナストラック

2010 試聴YouTube追加♪

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  • ★(最高5)は私が聴く頻度・個人的お気に入り度です。
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