ONDE E QUANDO - NARA LEAO

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , 1980年代 , くつろぎ・リラックス♪ , 多言語 , NARA LEAO

いつか、どこかで / ナラ・レオン

・・・ジャズ、映画音楽とボサノヴァの出会い、ナラとのお別れ・・・ ★5

ナラ・レオンの遺作です。「あこがれ」と同じく、ジャズのスタンダードナンバーや映画音楽等、英語でお馴染みの曲をポルトガル語で歌っています。「いつかどこかで」というタイトルがお別れメッセージのようで…う~ん寂しい。

有名曲ばかりですが、一応メモします。
「ス・ワンダフル」はミュージカル『ファニー・フェイス』(オードリー・ヘップバーン主演映画『パリの恋人』)の曲で、ガーシュウィン兄弟作。ジャズシンガーのダイアナ・クラールが歌うヴァージョンもなかなかです。
「ラヴ・レター~ドリーム」はヴィクター・ヤング作曲~ジョニー・マーサー作曲の2曲のメドレー。
「バット・ノット・フォー・ミー」もガーシュウィン兄弟の有名作。数ある名演のうち、個人的にはチェット・ベイカーの歌が好きです。
「サマータイム」はミュージカル『ポーギー&ベス』より。G.ガーシュウィン作曲。エラ・フィッツジェラルドの歌など多くの名演が残っています。ランバート・ヘンドリックス&ロスのお気楽コーラス版も面白いです。
「センティメンタル・ジャーニー」はレス・ブラウンとベン・ホーマー作曲。ドリス・デイ他でお馴染み。
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」はリチャード・ロジャース作曲、ロレンツ・ハート作詞の有名曲で、チェット・ベイカーの歌、マイルス・デイビスのトランペット、ビル・エヴァンスのピアノでの演奏が特に印象的です。
「いつか,どこかで」もロジャース&ハートのコンビ作。エラ・フィッツジェラルド等の歌でお馴染み。
「ナイト・アンド・デイ」は同じくエラ等が歌っているコール/ポーター作の有名曲。
「知らないでしょう」は、ハリー・ウォーレン作曲、マック・ゴードン作詞、映画『ヘロー、フリスコ、ヘロー』からの曲。はい、知りません。
「マイ・フーリッシュ・ハート」は映画『愚かなり我が心』から。ヴィクター・ヤング作曲、ネッド・ワシントン作詞。なんといってもビル・エヴァンスの演奏が最高です。映画はちょっとメロドラマっぽい感じです。「あの日からサウダージ」はこのアルバムで唯一ナラ・レオンとホベルト・メネスカルのオリジナル曲です。
ふうぅ~長かった。

ナラ・レオン、大好きです。


1989
1. Maravilha
2. Cartas De Amor~Sonhos
3. Mas Nao P'ra Mim
4. Pleno Verao
5. A Saudade Me Bateu
6. Adeus No Cais
7. Onde E Quando
8. So Voce
9. Sem Querer
10. Descansa Coracao
11. Saudades De Voce
1.ス・ワンダフル
2.ラヴ・レター~ドリーム
3.バット・ノット・フォー・ミー
4.サマータイム
5.センティメンタル・ジャーニー
6.マイ・ファニー・ヴァレンタイン
7.いつか,どこかで
8.ナイト・アンド・デイ
9.知らないでしょう
10.マイ・フーリッシュ・ハート
11.あの日からサウダージ

CONTINENT BLEU - CLEMENTINE

Catégories : 1980年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , くつろぎ・リラックス♪ , jazzy♪ , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , CLEMENTINE

コンティノン・ブルー / クレモンティーヌ

霧の中にいるようなやんわりしたジャズアルバム ★4.5

ジャズサックスプレイヤーのジョニー・グリフィンと共演したジャズスタンダード中心のアルバム。
大物ジャズミュージシャンのジョニー・グリフィンが参加してるのが正直意外だと思いましたが、聴いてみると粋でアンニュイな雰囲気のアルバムでした。
グリフィンがスペインに来ていた時に、彼がかつて作曲した”CONTINENT BLEU”をフランス語で歌ったデモテープを持ってクレモンティーヌが会いに行き、彼女のこのデビュー作が生まれたのだそうです。

彼女が昔パリの小さなジャズクラブに出た時の映像を見たことがありますが、自由自在に声を操るジャズ歌手というよりは、ボサノヴァ歌手に近いところがあり、このアルバムにも独特の脱力感とやわらかさを添えています。

このアルバムの[1]アフタヌーン・イン・パリのフランス語版(Un apres-midi a Paris)歌詞は、彼女のお母さんが書いたそうです。あなたに会う前は素敵な人もいなくてつまらなかったけど今は最高、という内容。シャンゼリゼやサンジェルマンデプレ以上にキレイな街を闊歩するパリジェンヌが思い浮かび、デンジャラスゾーンの存在など忘れさせるほどのパリ理想化パワーがすでにちらっと現れています。
同じ曲でもSTITT, POWELL, JJの演奏は、パリの公園で居眠りするおじいさんのようなイメージ。
STEPHANE GRAPPELLIの軽やかな演奏も粋です。
KATERINE カトリーヌの"Un Apres-Midi A Paris"は、同じタイトルですが別の曲。そちらもいい感じです。


1989
CLEMENTINE, JOHNNY GRIFFIN

1. Un Apres Midi A Paris (Afternoon in Paris)
2. Easy Living
3. Line For Lyons
4. Outra Vez
5. Night Light
6. Don't Be Blue
7. All Blues
8. Lady Wants To Know
9. Rhum Coco
10. Elizondo
11. Aux Champs A Minuit
12. Girl Talk
13. Comme Une Princesse
14. Giant Steps
15. Continent Bleu
1.アフタヌーン・イン・パリ
2.イージー・リヴィング
3.ライン・フォー・ライオンズ
4.もう一度
5.ナイト・ライツ
6.ドント・ビィ・ブルー
7.オール・ブルース
8.レディ・ウォンツ・トゥ・ノウ
9.ラム・ココ
10.エリソンド
11.夜,シャンゼリゼにて
12.ガール・トーク
13.プリンセスのように
14.ジャイアント・ステップス
15.コンティノン・ブルー

MEUS SONHOS DOURADOS/NARA LEAO*あこがれ/ナラ・レオン

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , 1980年代 , NARA LEAO , ROBERTO MENESCAL

ナラ・レオンのアルバム「あこがれ」

あこがれ

ジャズ等のスタンダードをポルトガル語歌詞&ボサノヴァで ★3.5

おなじみのジャズ、ポップス曲をナラ・レオンがポルトガル語で歌う1987年のアルバム。プロデュースはロベルト(ホベルト)・メネスカルで、彼とルイス・アヴェラールがアレンジを担当しています。

ポルトガル語歌詞は原曲と無関係の完全オリジナルが多く、切なさ、遥かさ、漂泊感、愛、海、夢…といういかにもボサノヴァらしい感じが楽しめます。[2][7][10][11]の歌詞はナラ・レオンの自作です。
[1]の原曲にはニューヨークやガーシュウィンというアメリカを象徴する固有名詞が出てきますが、Pacifico Mascarenhas作の詞に出てくるのはリオと海とトム(アントニオ・カルロス・ジョビン)。この曲はイントロに「彼女はカリオカ ELA E CARIOCA」、ラストに「イパネマの娘 GAROTA DE IPANEMA」が入って、いっそうブラジルらしくなっています。
[8]は、「君の瞳に乾杯」というセリフの出所でもあるハンフリー・ボガート&イングリッド・バーグマン主演の映画「カサブランカ」で印象的に使われて再流行した曲です。Edmondo Souto作のポルトガル語歌詞は、その渋い映画にインスパイアされているらしく酒場での再会という設定で始まりますが、その後の展開にはボサノヴァらしさを感じます。

このジャケットを見て、音も1980年代っぽさが濃厚だったら嫌だなぁと買うのをためらっていました。(私はボサノヴァの場合特にアンプラグドな方が好きなので。)案の定シンセサイザー等が使われていますが、選曲と歌唱の良さと相殺されて気にならない程度でした。
バックにはジャズテイストをとり入れたりしていますが、ナラ・レオンのヴォーカルは普段どおりで、特に何かを意識している感じはありません。自分の世界の中で落ち着いている感じ…フランス語でいうZenのイメージを連想させられます。
ただ、ナラ・レオンがポップス、ジャズを歌うアルバムなら、この後の「いつかどこかで Onde E Quando」の方が好みです。


1987, PolyGram

◆"MEUS SONHOS DOURADOS/NARA LEAO*あこがれ/ナラ・レオン"の全文を見る »

UM CANTINHO, UM VIOLAO - NARA LEAO & R.MENESCAL

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , おすすめ盤 , 1980年代 , くつろぎ・リラックス♪ , NARA LEAO , ROBERTO MENESCAL

ナラ・レオン&ロベルト(ホベルト)・メネスカル

至福・・・ ★5

ナラ・レオンとロベルト(ホベルト)・メネスカルの1985年のアルバム。余計な音がなくシンプルで、リラックスしたアットホームな雰囲気です。ヴィオラオンとナラのふんわり優しいヴォーカルで最高に幸せな気分になれます。
ナラの晩年のアルバムによく参加しているロベルトは、ナラが10代の頃通っていたギター教室の先生だったそうです。このアルバムでは、そのギター教室で一緒に先生をしていたカルロス・リラの曲も演奏されています。
初期のアルバムや「ナラと素晴らしき仲間たち」「あこがれ」より気に入っているんですが、このCD、最近ショップで見かけません。これが廃盤なんてもったいない…。
試聴はhttp://www.allbrazilianmusic.comでできます。


1985
Nara Leao & Roberto Menescal

◆"UM CANTINHO, UM VIOLAO - NARA LEAO & R.MENESCAL"の全文を見る »

BRASIL(海の奇蹟)ジョアン・ジルベルト

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , おすすめ盤 , 1980年代 , くつろぎ・リラックス♪ , cute♪ , CAETANO VELOSO , JOAO GILBERTO

BRASIL / JOAO GILBERTO

幸せ感たっぷり・・・★5

カエターノ・ヴェローゾとその妹マリア・ベターニアジルベルト・ジルといった若手アーティスト達と、ジョアン・ジルベルトの共演盤。
男性ヴォーカルが多いアルバムをこういうもなんですが…蝶が舞うのどかな花畑を想像させるような、可愛い雰囲気のアルバムです。

シナトラの朗らかな歌唱で有名なAll of meは、ポンポンポンというリズムでみんな仲良く歌っていて、手に手をとって遠足に行く子供を想像してしまうほど。
5曲目の終わりには風鈴を思わせる音が入っていて、何だか懐かしい気分にさせられます。

中身はそんな風に遊び心たっぷりで楽しいんですが、外見はちょっと、いかつい気がします。
ジャケ買い心をそそらないジャケット。「海の奇蹟」という邦題。このタイトルから、たくましい漁師だの嵐だの難破船だの、力強くて荘厳なものを連想してしまうのは私だけでしょうか? 「ブラジル(の水彩画)」というタイトルじゃありふれているということで、5.Milagre(=奇跡)の邦題を使ったのでしょうか。
ジャケ買いしたけど1回聞いて終わり、なんてアルバムはよくありますが、これはその逆でした。曲数が少なく短いですが、おいしいものを腹八分目という感覚で楽んでいます。


1981
Joao Gilberto(g,vo); Caetano Veloso(vo); Gilberto Gil(vo); Maria Bethania(vo); Johnny Mandel(arr,cond)

1. Aquqrela Do Brasil ブラジルの水彩画
2. Disse Alguem (All Of Me オール・オブ・ミー)
3. Bahia Com H バイーア・コン・H(アガ)
4. No Tabuleiro Da Baiana ノ・タブレイロ・ダ・バイアーナ
5. Milagre 海の奇蹟
6. Cordeiro De Nana ナナンの子羊

SEARCH:
Amazon.co.jp のロゴ


↑フランス音楽のCD・試聴の種類が豊富です。


COPYRIGHT AU PETIT BONHEUR 音楽そぞろごとAU PETIT BONHEUR 音楽そぞろごと