JOAO VOZ E VIOLAO - JOAO GILBERTO

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , 2000年代 , くつろぎ・リラックス♪ , 夜に♪ , JOAO GILBERTO

ジョアン声とギター / ジョアン・ジルベルト

たまらない静けさ ★4.5

タイトル通り、ジョアン・ジルベルトの声とギターだけのとても静かなアルバム。プロデューサーはカエターノ・ヴェローゾ
し~っ静かに...と指を立てる女性のジャケットも素敵。夜、じっくり聴きたい一枚です。

1931年生まれですから、69歳ですか。スキャットや早口を得意としている音域と声量が売りのジャズヴォーカリストなどの場合、年による衰えを強く感じさせられますが、ジョアンは元からつぶやくように静かに歌っているので、そういう衰えをさほど感じさせません。若い頃よりあたたかみと深みが増して、どちらもいいなと思えます。アンリ・サルヴァドールと同じく、高齢になってからも魅力が増していく素敵なミュージシャンです。


2000

1. Desde Que O Samba E Samba デスヂ・キ・オ・サンバ・エ・サンバ(サンバがサンバであるからには)
2. Voce Vai Ver  ヴォセ・ヴァイ・ヴェール(思い知るがいいさ)
3. Eclipse  エクリプシ(エクリプス)
4. Nao Vou Pra Casa  ナォン・ヴォウ・プラ・カーザ(僕は家へは戻らない)
5. Desafinado ジザフィナード
6. Eu Vim Da Bahia エウ・ヴィン・ダ・バイーア
7. Coracao Vagabundo コラサォン・ヴァガブンド
8. Da Cor Do Pecado  ダ・コール・ド・ペカード(罪の色)
9. Segredo セグレード(秘密)
10. Chega De Saudade 想いあふれて

LES SENEGALAISES - SANSEVERINO サンセヴェリーノ

Catégories : 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , jazzy♪ , 粋♪ , SANSEVERINO

セネガレーズ / SANSEVERINO

粋なマヌーシュ風スイングと辛口ユーモア ★4.5

フランスのシャンソン、マヌーシュ(ジプシー)・スイング、喜劇等の要素が混ざり合った、サンセヴェリーノのセカンドアルバム。
彼の音楽の好みだけでなく、まるでジプシーのように外国を転々とした経験や、喜劇役者他としての経験と、彼のキャラクターが反映されているような気がします。

(STEPHANE) SANSEVERINOは1962年生まれのイタリア系。3歳から家族と共にブルガリア、ユーゴスラビア、メキシコ等を転々とした後、20歳でコメディアンを目指し、演劇からスタート。
やがてベース等の楽器も操っていくつものグループで演奏し始め、その傍らショートフィルムの撮影等いろいろなことに挑戦します。
ルーマニア等の東欧音楽(ジプシー系)に凝るうち、1950年代のスイングと20年代のフランスの古いシャンソンを融合させるようになり、Les Voleurs de Poulesを結成。グループが、バーやビストロでのライブから始めて徐々に活動の場を広げ、自主制作アルバムを出したりもする一方、サンセヴェリーノは他のアーティストのスタッフとして働くなどして忙しい日々を送り、やがて自由にソロ活動することを決めます。
生活費のため舞台に参加したりもしますが、2001年秋にリリースしたファーストソロアルバムLe Tango des Gensが賞を獲得した後はトントン拍子。スイス、南仏ニース、パリ等を回ります。

そうして2004年2月にリリースされたのがこのセカンドアルバムLES SENEGALAISES セネガレーズ(=セネガル女性たち)です。
彼が影響を受けたDjango Reinhardt ジャンゴ・ラインハルト、東欧ジプシー音楽やパキスタンの音楽、Jimi Hendrix ジミ・ヘンドリックス、シャンソン等が混ざり合ったような音楽。
喜劇役者としての面を思わせる、シニカルで笑える歌詞と斜に構えたようなヴォーカル。軽快にリズムを刻むジプシー風ギター。
聴いていて楽しくなるアルバムです。


2004

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NEE DANS LA NATURE - HELENA NOGUERRA エレナ

Catégories : 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , ノスタルジック♪ , cute♪ , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , HELENA , KATERINE

NEE DANS LA NATURE ネ・ダン・ラ・ナチュール / エレナ(エレナ・ノゲラ) / 2004

子供みたいな遊び心と可愛さ ★4.5

前作に続きカトリーヌ(Philippe Katerine)がプロデュースし、作曲+数曲作詞、ギター、コーラスも担当。
子供のような遊び心いっぱいで懐かしくてちょっとシニカルなカトリーヌ色が濃いアルバムで、前作よりもずいぶん洗練された印象をうけます。

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VERS LA MER - LES MOUETTES

Catégories : おすすめ盤 , ヴォーカル-グループ , 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , くつろぎ・リラックス♪ , jazzy♪ , ノスタルジック♪ , 粋♪ , cool♪ , ジャズ:ヴォーカル , LES MOUETTES

VERS LA MER(ヴェール・ラ・メール)/ レ・ムエット

フランス女性ヴォーカルユニットのコーラスアルバム ★5

フランスのラジオでこのセカンドアルバムの曲を何度か聴いて、これだ!と思いました。
CDを聴いてみると、予想以上の内容で大満足。お気に入りが増えました。
ギターも担当しているMathias Duplessyが15曲中10曲を作曲。アレンジもjazzyで絶妙です。
コーラス、ギター、ベース、ドラムを中心としたシンプルな編成も好みだし、
ジャンゴ・ラインハルトを聴いている時のような懐かしさと、ふんわり漂う切ない感じもたまりません。

リヨンで出会い、パリのメトロで音楽活動を始めた女性3人組、LES MOUETTES。 MOUETTESは「かもめ(複数)」のこと。
タイトル曲の[5]Vers la mer他、すいっと飛ぶようなスピード感あるトラックと、空をふわふわ漂うような感じのトラックがバランスよく入っています。
聴きやすく飽きにくい、優しいアルバムです。


2003
LES MOUETTES = VERONIQUE BANDELIER, SYLVIE EVAIN, CELINE MANIL.
Mathias Duplessy(g.,作曲、アレンジ他), Fabrice Moreau(ds), Vincent Artaud(b), Magic Malic(fl), Thomas Ostrowiecki(perc), Sylvain Luc (g on [7])

共通項ミュージシャン 似た傾向のアーティスト・・・ザ・ブルー・スターズレ・ドゥブル・シス(ダブル・シックス・オブ・パリ)デューク・ピアソン+ニューヨーク・グループ・シンガーズ・ビッグ・バンドクワイアレ・マスク(フランス語ブラジル音楽)、クアルテート・エン・シー(ブラジルのコーラスグループ)、コーデッツ

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A DAY IN NEW YORK - MORELENBAUM2/SAKAMOTO

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , 2000年代 , MORELENBAUM

A DAY IN NEW YORK - モレレンバウム2 / サカモト

パソコンに入れたら・・・ ★4

何も知らずにパソコンにCDを入れてみたら、いきなり画面が占領されてビックリ。何が起こったのかと思いましたが、"Bim Bom"のビデオクリップが入っているディスクだったのでした。こんなこともできるんですねぇ。
[10]で坂本龍一が「戦場のメリークリスマス」のフレーズをちょこっと弾いているのを聴いて、アドリブにクリスマスソング等をさりげなく織り込むデューク・ジョーダンを思い出しました。
結局このユニットのアルバムは3枚聴きましたが、1枚目のCASAが一番好きでした。


2003
モレレンバウム2 / サカモト:Paula Morelenbaum (vocal), Jaques Morelenbaum (cello), Ryuichi Sakamoto (piano)

1. Desafinado
2. Bim Bom
3. Insensatez
4. Coracao Vagabundo
5. Falando De Amor
6. Chora Caracao
7. Sabia
8. Tango (Versao Em Portugues)
9. Chega De Saudade
10. Samba Do Aviao
11. Tema Para Ana *
12.Fotografia
13.Vivo Sonhando *
14. Amor Em Paz *
15. As Praias Desertas *
16. Insensatez/re-model by alva noto *
*Bim Bom video clip
1.ヂザフィナード
2.ビン・ボン
3.インセンサテス
4.コラサォン・ヴァガブンド
5.ファランド・ヂ・アモール(愛の語らい)
6.ショーラ・コラサォン
7.サビアー
8.タンゴ
9.シェガ・ヂ・サウダージ(想いあふれて)
10.サンバ・ド・アヴィオン
11.テーマ・パラ・アナ*
12.フォトグラフィーア(フォトグラフ)
13.ヴィヴォ・ソニャンド*
14.アモール・エン・パス(平和な愛)*
15.アス・プライアス・デゼルタス*
16.インセンサテス・リ・モデル・バイ・アルヴァ・ノト*
"Bim Bom゛ビデオクリップつき。*は国内盤のみ

QUELQU'UN M'A DIT - CARLA BRUNI メモ

Catégories : おすすめ盤 , 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , くつろぎ・リラックス♪ , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , CARLA BRUNI

ケルカン・マ・ディ 風のうわさ / カーラ・ブルーニ

現代に現れたミューズの素顔 ★5

最新モードに身を包み、完璧なメイクをほどこされてポーズをとる...というモデル生活を送っていたカーラ・ブルーニは、このファーストアルバム”QUELQU'UN M'A DIT”ケルカン・マ・ディについてこう語っていました。(意訳)

≪ このアルバムは、ポーズをとっていない、眠りから覚めたばかりの女の子みたいにしたかったの。着飾らず、化粧もしてない、裸みたいな感じね。私、12年間着飾りっぱなしだったんだもの。 ≫

彼女が飾らずに内面を表現したというこのディスクが発売されると、フランス中が大騒ぎになりました。
「人気モデルが歌えば中身はともかく話題にはなるよね」という通念があった中、この作品は「モデルのお遊び」どころか、とても完成度が高く、アンニュイ、ノスタルジー、心地よさ、クールさと温かみ、人の心を惹きつける強い魅力をあわせ持ったアルバムだったからです。フランス人の好みに合わないはずがありません。

意表をつかれた批評家達は、この新生シンガーソングライターを称えました。
ラジオでは毎日カーラの歌が流れ、フランス国内でミリオンセラーを記録し、ほんの数年でいくつもの盤がリリースされました(Amzon France等のフランスのCD屋で検索すると、何種類も出てきます)。
そうして、かすれ気味でクールなのに優しい彼女の声は、モデルとしてのヴィジュアル以上にフランス中に広まりました。

「天は二物以上を与えるんだな、完璧すぎる。」とジャケットを眺めつつCDを聴いていると、音楽の女神ミューズが妙なる調べをやすやすと奏でる場面が思い浮かびますが、インタヴューを読むと、彼女の人間らしい面が垣間見えます。

自分の曲を作っているときは他の人の曲は聴かない。このアルバムを出した後もしばらく聴いていないの。他の人のすごい音楽を聴いたら、モチベーションが下がるから…。フェレ、ゲーンズブール、ブラッサンス、バルバラ、ディランなんかを聴いたら、自分のアルバムなんかどうでもよくなっちゃうでしょ?自分はいいものを作るんだって思い込まなくちゃならないのに、他人の音楽を聴いたら、くじけちゃうのよ。 ≫

この葛藤、何かを作ったことがある人なら1度は体験するんじゃないでしょうか。子供の頃は何も考えずに創作を楽しめていたのに、目が肥えて感覚が鋭くなればなるほど自己批評も厳しくなり、「世の中すでに良いものが出つくしているのに、今さら自分が作って何になる?」という考えが浮かんでしまう。そんなことって、ありませんか。

この作品は、カーラ・ブルーニがそんな考えに打ち克って最後までやり通した成果。途中でやめていたら、生まれなかった傑作です。

「自分のしてることは無駄じゃないか?」とモチベーションが下がった時は、このアルバムを聴いてみてください。
いくら他にいいものがあっても関係ないと思えてくるかもしれません。


2002, naive

セルジュ・ゲーンズブール(=Lucien Ginsburg)の"LA NOYEE"を含む2曲以外は、全て自作曲。タイトル曲[1]の歌詞は、私も大好きな映画監督レオス・カラックス(『ポンヌフの恋人』『汚れた血』等)と共同制作しています。
アレンジは、フランスで有名なグループTELEPHONEの元メンバーLOUIS BERTIGNAC。彼がこんな繊細で優しいアレンジをこなせるというのも人々の意表をついたようです。曲によってはコードアレンジ、ギター、ベース、ピアノ、メロトロン、オルガン、パーカッションも担当しています。
白黒写真のジャケットも美しいし、本当に完璧なアルバムです。

追記:ようやく2004年に日本盤が出ました。邦題は「ケルカン・マ・ディ 風のうわさ」。いいですね。歌詞タイトルは上記の通りです。
[13]としてケルカン・マ・ディ(レオス・カラックス監督作品)PV(CD Extra)が追加されているそうです。
愛聴盤ほど、後におまけつきのCDがリリースされるんですよね。複雑な気分...。

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VINCENT DELERM ヴァンサン・ドレルム

Catégories : 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , 粋♪ , VINCENT DELERM

VINCENT DELERM / ヴァンサン・ドレルム

文学的、ヌーヴェルヴァーグ映画的 ★4

ヴァンサン・ドレルムの音楽は、映画のようです。
店名や人名などの具体的な固有名詞を織り交ぜた歌詞も、街の風景を背景にして日常生活を描くヌーヴェルヴァーグ映画を思わせます。
ヴァンサン・ドレルムは「日常生活の中の小さな出来事は、政治や社会レベルとは別問題だけど、同じくらい大切だ」というようなことを話していました。これもやはりエリック・ロメールなどの初期のフィルムに通じる気がします。

例えば、[10]DAUVILLE SANS TRINTIGNANT(=トランティニャンのいないドーヴィル)。雨の日、フランス北部の海沿いの街ドーヴィルで過ごす倦怠感に満ちた男女の様子を描いています。(→試訳
タイトルで分かるように、下敷きになっているのはクロード・ルルーシュの映画「男と女」で、映画中のジャン=ルイ・トランティニャンのモノローグが曲の中に取り入れられています。
歌詞に細かい情景描写はありませんが、映画を見た人なら、物憂いブルーに包まれたドーヴィルの情景が思い浮かぶはずです。映画で一番印象深いドーヴィルのシーンはこうです。

モンテカルロ。カーレースで優勝した後パーティーに出る「男」のもとへ届く「愛しています」の電報。
彼は再会の場面を想像してせりふを練りながら、レースで使ったスポーツカーのまま「女」のもとへ走るが、アパートに着くと彼女はいない。キザなせりふもそっちのけで、せこい手を使って大家から居所を聞き出し、ほの暗いドーヴィルの海辺で、彼女(+男の息子と女の娘)を見つける。
そこで子供のように楽しげにスポーツカーのヘッドライトを明滅させて合図を送ると、女(と子供たち)が気づいて駆け寄ってくる。
テーマ曲をバックに、抱き合いながらクルクル回転する2人(子供2人も同じく回転)…。

軽く笑えるシーンも多い、洒落た映画です。フランスではシネフィル(映画好き)と中年以上の世代以外にしか知られていません。(若い日本人が昔の日本映画を知らなかったりするのと同じでしょう。このヴァンサン・ドレルムの曲のヒットで少しは知名度が上がったかもしれませんが…。)

若いアーティストがこの映画を持ち出してくるなんて面白いなと思いましたが、それもそのはず。
彼はかなりの映画好きで、大学の文学部(修士)ではフランソワ・トリュフォー研究をしていたんだそうです。ちなみに父親は作家のフィリップ・ドレルムです。

[11]FANNY ARDANT ET MOI(=ファニー・アルダンと僕)”など、映画関連の名前が出てきますし、
[6]COSMOPOLITAINには、キシェロフスキ監督映画でおなじみの女優IRENE JACOB イレーヌ・ジャコブが参加しています。
ジャケットも映画っぽいですしね。

セルジュ・ゲーンズブール風ゴリゴリ声で、わざとひねっているような癖のある歌い方ですから好き嫌いがあると思いますが、昔のパリ風の懐かしい雰囲気や、ヌーヴェルヴァーグが好きな方は試してみてはいかがでしょうか。


2002

1. Fanny Ardant Et Moi
2. La Vipere Du Gabon
3. Chatenay Malabry
4. Categorie Bukowski
5. Tes Parents
6. Cosmopolitan(Irene Jacob)
7. Slalom Geant
8. Le Monologue Shakespearien
9. Charlotte Carrington
10. Deauville Sans Trintignant
11. L'heure Du The

MANUIA! - UKULELE CLUB DE PARIS

Catégories : おすすめ盤 , 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , 多言語 , UKULELE CLUB DE PARIS

MANUIA ! / ウクレレ・クラブ・ド・パリ

洒落いっぱいのフランス味ウクレレ ★5

UKULELE CLUB DE PARIS、パリのウクレレクラブ。きわどいまでに単刀直入なユニット名です。
このアルバムを初めて聴いたときの印象は、真剣な顔でどじょうすくいを踊る人を見た時の何ともいえない感じ。
軽やかなウクレレとくつろいだ南洋の雰囲気に、けだるいゴリゴリしたヴォーカルをのせたり、現地音楽を模しているけど妙に怪しいコーラスが入ったり…。計算されたユーモアを感じます。とにかく、普通のポリネシア音楽ではありません。
参加メンバーを見たら納得がいきました。

ジョセフ・ラカイユARTHUR Hのアレンジャーも担当しているアーティストで、自分自身も妙に笑えるアルバムを出しています。
ドミニク・クラヴィックは、LEE KONITZやHENRI SALVADORとも仕事しているアーティストで、LES PRIMITIFS DU FUTUR(未来の未開人ども…これまた妙な名)の中心人物でもあります。そのレ・プリミティフ・デュ・フュテュールの”World Musette ワールド・ミュゼット”というアルバムは、「古きよきパリの雰囲気」と、怪しい面白さが溶け合ったアルバム。
ウクレレクラブの姉妹版とでもいう感じです。
どちらも時間的、空間的に隔たった楽器・音楽を素材に、パリ風の斜に構えたユーモアを加えて味付けしてあります。
ウクレレやミュゼットなんて縁がなさそう…と思っている人でも楽しめると思います。


2002
JOSEPH RACAILLE、DOMINIQUE CRAVIC他

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In Love Again - Stacey Kent*イン・ラブ・アゲイン - ステイシー・ケント

Catégories : 2000年代 , くつろぎ・リラックス♪ , ジャズ:ヴォーカル , STACEY KENT

Stacey Kent ステイシー・ケントのIn Love Again: The Music of Richard Rodgers イン・ラブ・アゲイン

In Love Again

リチャード・ロジャースの名曲をさらりと ★5

生誕100年を迎えたブロードウェイ・ミュージカル史上に残るソングライター、リチャード・ロジャース(1902-1979)の曲を集めたアルバムです。
曲の輪郭が鮮明になるようにしたかのようなすっきりしたアレンジ。小編成バンドのくつろいだ演奏。適度に甘く可愛い声でさらっと歌うクリアなヴォーカル。彼女の他のアルバムと同じく、やさしく懐かしいのに洗練されています。

フランク・シナトラやトニー・ベネット等、リチャード・ロジャースの曲を集めたCDはいくつも出ていますが、真っ先に思い浮かぶELLA FITZGERALD エラ・フィッツジェラルドのアルバム「ザ・ロジャース・アンド・ハート・ソングブック(Vol1, 2)」には、このステイシーの「イン・ラブ・アゲイン」に収録されている曲がいくつか入っています。
(Vol.1に[4]It Never Entered My Mind, [5]I Wish I Were In Love Again, [10]This Can't Be Love, [12]Manhattan / Vol.2に[3]My Heart Stood Still, [6]Thou Swell)
(エラは得意のスキャットをせず穏やかに歌っています。オーケストラをバックにスイングするヴォーカルはいつもながら素敵ですが、個人的には、いい感じのVol.1後半に対し、Vol.1前半はヴォーカルに比べてオーケストラが強すぎると感じる時があるのでたまにしか聴きません。)

リチャード・ロジャースをのんびり聴きたい時は、ステイシー・ケントのこのアルバムを。着心地のいい普段着のように快適です。


2002

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30℃ / クレモンティーヌ

Catégories : 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , 多言語 , CLEMENTINE

30 DEGREES CELCIUS - CLEMENTINE

60's-70'sの有名曲のリミックス。セリフによるストーリー性 ★2.5

重厚な印象の「オー・シャンゼリゼ」の作りこまれたリミックスに始まり、1960年代~70年代の曲のカヴァーが大半を占めています。([1]ジョー・ダッサン、[2]レオン・ラッセル、[4],[12]キャロル・キング、[7]ザ・ラヴィン・スプーンフル、[9]ヴァン・モリソン等。)
[5]と[13]はクレモンティーヌのオリジナルだそうです。

このアルバムで面白いのは、選曲はクレモンティーヌらしく相変わらず気まぐれなのに、曲の間にちらっと入るセリフによるストーリー展開で、何となく数珠繋ぎになっているところです。

気分がいい日にシャンゼリゼで人と知り合い、仲間と夜通し騒いで、翌日二人は恋人に…という歌詞の [6]「オー・シャンゼリゼ」の前には、「本当に素敵な日。ランチ食べに行く?」
[7]サマー・イン・ザ・シティの前に「今夜騒ぎに(パーティに)行かない?」
[8]「雨にぬれても」の前に「車に傘置いてきちゃった」
[10]の前に「飲みに行こう」 [11]「サマー・イン・ザ・シティ」の前に「ぐったりしちゃう天気。ちょっと家に帰って着替えるわ。それから出かけよう。OK?」
[13]の前に「もうクタクタ」(←と聞こえるけど自信なし)

…とまぁそんな感じで、クレモンティーヌの1日を追っているような感じが出ているのは面白いんですが、音楽はどちらかというとロック、ハウス・ラウンジ等が好きな人向き。
彼女のボサノヴァアルバムが好きな人にはあまりおすすめしません


2002

1. Champs-Elysees --Stephane Pompougnac Remix--
2. Masquerade
3. Don't Let Me Lose the Dream
4. Oublie-Moi (It's Too Late)
5. Diego
6. Champs-Elysees
7. Summer in the City
8. Toute la Pluie Tombe Sur Moi (Raindrops Keep Fallin' on My Head)
9. Amour Fou (Crazy Love)
10. Fire and Rain
11. Summer in the City --Radio Favela Remix--
12. Corazon --Radio Favela Remix--
13. Avec Toi le Temps S'Evanouit
1.オー・シャンゼリゼ(ステファン・ポンポニャック・リミックス)
2.ディス・マスカレード
3.ドント・レット・ミー・ルーズ・ディス・ドリーム
4.オウブリィ・モア(ウブリ・モワ)-イッツ・トゥー・レイト
5.ディエゴ
6.オー・シャンゼリゼ
7.サマー・イン・ザ・シティ
8.雨にぬれても
9.アモール・フォウ(アムール・フー)-クレイジー・ラヴ
10.ファイア・アンド・レイン
11.サマー・イン・ザ・シティ(レディオ・ファヴェラ・リミックス)
12.コラソン(レディオ・ファヴェラ・リミックス)
13.あなたとともに

ピアノソロ / アルチュール・アッシュ

Catégories : 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , 夜に♪ , ARTHUR H

PIANO SOLO (LIVE) / ARTHUR H

盛りだくさんライヴ盤 ★4

アルチュールHのピアノ弾き語りが中心のライヴ盤。大半は自作曲で、[1]セルジュ・ゲーンズブール、[3]ブリジット・バルドー、[16]ブリジット・フォンテーヌ等、オリジナルが有名なフランスの曲もとりあげています。[7]はビリー・ホリデーやダイナ・ショアの歌でも知られるガーシュウィンの名曲。

映画「メリーポピンズ」の「チムチムニー」のもの悲しい曲も、アルチュール・アッシュがしゃがれ声で「シュムシュミネー♪」と歌うと、何だか笑えます([5]Chem-Cheminée)。日本語歌詞は確か「チムチムニー...私は煙突掃除屋さん」でしたよね。種類は違えど、煙草の「煙」が似合うアルチュールHには似合っているのかも...。

そういえば一昔前、ピーター・ラビットがこのチムチムニーの曲にあわせて箱の中で踊り狂うオルゴールを家族が持っていたんですが、「赤ちゃんに乾杯」というフランスのコメディ映画で同じものが使われているシーンを見ました。アルチュール・アッシュもまさか子供時代あれを持っていたのでは?なぁんて想像しつつ、あのピーターオルゴールの長期間にわたる国際的な活躍に乾杯!


2002 POLYDOR

1. L'alcool [Serge Gainsbourg]
2. Www.com [Piotr Barsony/Arthur H]
3. Nue Au Soleil [Jean Scmitt/J.-F.Fredenucci]
4. La Magie (interlude) [Arthur H]
5. Chem Cheminée [Lucades/Sheman]
6. Cool Jazz [Arthur H/Brad Scott]
7. The Man I Love [I. G.Gershwin]
8. Je Rêve De Toi [Arthur H]
9. Le Baron Noir [Arthur H]
10. Le Temps D'un clair [Arthur H]
11. J'ai Un Revolver [Arthur H]
12. Crazy Rag (interlude) [Arthur H]
13. La Lune [Arthur H]
14. Inséparable Mais... [Arthur H]
15. O Carnaval [Arthur H]
16. Hollywood [Brigitte Fontaine, A.Belkacem]
17. Souffle électrique [Arthur H]

Dreamsvilleドリームズヴィル - Stacey Kent ステイシー・ケント

Catégories : おすすめ盤 , 2000年代 , くつろぎ・リラックス♪ , ジャズ:ヴォーカル , STACEY KENT

Stacey Kent ステイシー・ケントの[Dreamsville] バラード~ドリームズヴィル

Dreamsville

最初の3秒でI've Got a Crush on You! ★5

2000年6月録音のアルバム。
私は再生して3秒、"I've got a"と聴いただけで気に入る予感がしました。
[2]のテナーサックスソロ、[3]のピアノソロ、[6]のギターとピアノがメインのイントロ等も夢見るようなゆったりした演奏です。
憂いがある[8]は好みの曲。ステイシー・ケントと夫のジム・トムリンソンのアレンジによる演奏は華奢で繊細な印象。元はミュージカル映画Chitty Chitty Bang Bang チキ・チキ・バン・バンの曲なんですね。

家族、友人、ファン等からバラードをリクエストされていたステイシーが、"an unashamedly dreamy and romantic album"を作るいい機会だと作ったアルバムだというだけあって、演奏からタイトル、ジャケットまで確かに夢見心地。
自らロマンティックなところがあると認めている彼女のアルバムには、程度の差はありますがいつもどこか”dreamy and romantic”なところがあります。
ステイシー・ケント ディスコグラフィー


2001

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CLUBE DA CHAVE - RAMON LEAL

Catégories : 他国のブラジル音楽 , 2000年代 , くつろぎ・リラックス♪ , cute♪ , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , RAMON LEAL

クルベ・ダ・シャーヴェ~二人と海 / ラモン・レアル

・・・海辺さながらの心地よさ・・・ ★4.5

ジョアン・ジルベルトゆかりのクラブの名を冠した気持ちいいアルバム。またもA.C.ジョビン、ジョアン・ジルベルト、カルロス・リラ等のスタンダードな曲を、オリジナルを大切にしつつ粋にアレンジしていますが、今回はラモン・レアルのオリジナル曲[5]も入っています。
前作に引き続き参加しているベアトリス・ビノッティのヴォーカルは相変わらずチャーミングで、”BIM BOM”などは、あまりの可愛さに転げまわってしまうほど。必聴です。
今回は彼女の他にスウェーデン出身のアナ・ラーンも参加していて、ちょっと陰のあるヴォーカルでアルバムに陰影を加えています。

私の好きなアーティストの多くは故人なので、埋もれていた音源の発見か、廃盤再発くらいしか楽しみがなかったのですが、20世紀末のボサノヴァブーム再来でラモン・レアルのようなアーティストが現れて、楽しみが増えました。嬉しいな♪


2001
Ramon Leal & Beatrice Binotti

1.So Em Teus Bracos (Jobim)
2.Bolinha De Papel (Pereira)
3.Nos E O Mar (Menescal, Boscoli)
4.Vai Passar (Buarque, Hime)
5.Mariate(R.Leal)
6.Bim Bom (J.Gilberto)
7.Aos Pes De Santa Cruz (menescal, Boscoli)
8.Seu Encanto (Valle,Pingariho,Valle)
9.So Danco Samba (Jobim, Moraes)
10.Sabe Voce (Lyra, Moraes)
11.Marcha Da Quarta Feira De Cinzas (Lyra, Moraes)
12.Chovendo Na Roseira (Jobim)
13.Sem Mais Adeus (Hime, Moraes)
14.Tristeza De Nos Dois
1.あなたの腕の中で(feat.Beatrice Binotti)
2.紙風船
3.二人と海(feat.Ana Laan)
4.ヴァイ・パッサール
5.マリアッテ
6.ビン・ボン(feat.Beatrice Binotti)
7.十字架のもとで
8.君の魅力(feat.Ana Laan)
9.ソ・ダンソ・サンバ
10.あなたを知ること(feat.Beatrice Binotti)
11.暗い水曜日のマーチ
12.ばらに降る雨(feat.Beatrice Binotti)
13.さよならはもうたくさん
14.二人の悲しみ(feat.Beatrice Binotti)

LIVE IN TOKYO 2001- MORELENBAUM2/ SAKAMOTO

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , 2000年代 , MORELENBAUM

LIVE IN TOKYO 2001 - モレレンバウム2 / サカモト

蒼い空気・・・ ★4

タイトルどおり東京(赤坂)でのライブ録音。数ヶ月前にジョビンの家で録音されたCASAと選曲がだぶっています。
イマジネーションを刺激する独特の世界ができあがっているCASAの方が、私は好きです。


11.2001

1.As Praias Desertas
2.Amor Em Paz
3.O Grande Amor
4.Tango
5.Coracao Vagabundo
6.Sabia
7.Tema Para Ana
8.Sem Voce
9.Insensatez
10.Falando De Amor
11.Desafinado
12.So Tinha De Ser Com Voce
13.A Felicidade
14.Ela E Carioca
15.Chega De Saudade

デイブレイク - リサ・エクダール

Catégories : おすすめ盤 , 2000年代 , くつろぎ・リラックス♪ , cute♪ , 北欧・東欧等ヨーロッパ , LISA EKDAHL

SINGS SALVADORE POE / LISA EKDAHL

「スウェーデンの妖精」リサ・エクダールの幸せなアルバム ★5

スウェーデン民謡調の素朴なアルバムや、ロリータ的ヴォーカルがたまらないジャズアルバムなど、彼女の歌は昔から聴いていましたが、このアルバムが一番好きです。とにかく可愛く、透明感があります。
歌詞カードの中の写真はちょっと小悪魔的ですが、もともとアイドル的なだけあってジャケットは見るからに天使で、ヴォーカルは無邪気でキュートな女の子です。
歌い出しにちょっと入る笑い声や、ささやくような甘い英語ヴォーカルが最高にチャーミング。それなのに頼りなさを感じさせない安定感があるところが見事です。
SALVADORE POEの曲がこれまた彼女の魅力を最大限にひきだしています。
このサルバドーレ・ポーは、リサの新しい夫です。
2000年に離婚したばかりのリサが、毎年瞑想に訪れるインドの寺でニューヨーカーの彼に出会って再婚し、2001年末に2人のCDを発売したというわけです。めまぐるしいスピードというか素敵な偶然というか…。

20世紀半ばまでは、ボサノヴァが好きだとブラジル人に言うと、淡谷のり子好きのアイスランド人にでも出くわしたかのような顔をされました。フランス人に「エディット・ピアフなどのシャンソンが好きだ」と言った時に「うちのおじいちゃんがよく聴いてるよ」と言われるのと似ています。
フレンチ・ボサが流行ったフランスでも、ジャズやハードロック好きは多いのに、ボサノヴァ好きは見かけませんでした。
一度見たらフレンチボサを好きにならずにいられないクロード・ルルーシュの傑作映画「男と女」ですら、映画マニア以外の若いフランス人の間では無名で、「ダバダバダ」とタイトル曲を熱唱してようやく「映画は知らないけどその歌なら知ってる」といわれるのが関の山。時の流れは冷たいもんだと痛感しました。

ところが20世紀末になって、フランスでもボサノヴァ熱が再燃し、ラジオでもしょっちゅう流れるようになりました。
このリサ・エクダールのアルバムも、そんなボサノヴァ復活に関連していると思います。とはいっても彼女はスウェーデン出身ですし、このアルバムにボサノヴァのスタンダードは一曲も入っていません。ですがサルバドーレ・ポーの音楽は、心地よいボサノヴァを思い起こさせるんです。
これを聴くうちに皆がボサ風ポップの良さを思い出したんじゃないかという気がするほど、このリサのアルバムはフランスのあちこちで流れていたし、インパクトがありました。
特に1曲目の「デイ・ブレイク」は大流行して、毎日ラジオでかかっていましたが、あれだけ聴かされても嫌にならないというのは、なかなかすごいと思います。
このアルバムの発売数ヵ月後にフランスで行ったコンサートも好評だったようです。

リサ・エクダール&サルバドーレ・ポー夫妻が作った最高に幸せ感漂うアルバム。 ジャケットのように朝日を浴びながら聴くと、気持ちいい一日が過ごせますよ。


2001
LISA EKDAHL(1971- ), Salvadore Poe

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AZUL - HELENA

Catégories : 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , 多言語 , HELENA , KATERINE

アズール / エレナ(エレナ・ノゲラ) / 2001

ポルトガル語のささやき系ヴォーカルとカトリーヌ流フレンチポップ ★3

エレナがパリのトリカテルのスタジオで録音したセカンドアルバム。大人しいテクノ混じりポップという感じでしょうか。
前作「ビキニ」でもお馴染みのカトリーヌ(Philippe Katerine)が、プロデュース、作曲+数曲作詞、ギター、(デュエットといってもいいような)コーラスを担当していて、彼独特のアンニュイで懐かしい雰囲気が表れています。
[6]Mon Bel Andalou等、彼自身のアルバムに収録されている曲も入っています。

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SALLE DES PAS PERDUS - CORALIE CLEMENT

Catégories : おすすめ盤 , 少しブラジル風味入り , 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , くつろぎ・リラックス♪ , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , CORALIE CLEMENT

ルゥからの手紙 / コラリー・クレモン

ボサノヴァ色漂う快適フレンチポップ ★5

実の兄であるBenjamin Biolay バンジャマン・ビオレーのプロデュースによる、コラリー・クレモンのデビューアルバム。
適度な甘さ、懐かしさ、せつなさがうまい具合に混ざり合っていて、くつろげます。フランスでもかなり受けていました。
兄のバンジャマン・ビオレーはミュージシャン兼プロデューサー。ケレン・アンが参加したアンリ・サルヴァドールの大ヒット作『眺めのいい部屋』等を手がけています。

トラック[7]、[8]の甘えるようなウィスパー・ヴォイスはまさにフレンチロリータ。可愛いけどくどくない、さらっと自然なところが素敵です。

さて。ボサ混じりのフレンチポップの本作は、気持ちのいい午後に聴きたくなるお気に入りディスクですが、次の「バイバイ・ビューティー」は、うってかわってロック色が濃厚です。デュオも入っていて面白そうなのですが、何度も聴きたくなりそうにないので私は試聴で断念しました。
80年代のフランソワーズ・アルディやカヒミ・カリィ等を好きな方は気に入るかもしれません。


2001 Amazon.fr試聴
1. Salle Des Pas Perdus
2. L'ombre Et La Lumière
3. Ca Valait La Peine
4. La Contradiction
5. La Mer Opale
6. A L'occasion Tu Souris
7. Samba De Mon Coeur Qui Bat
8. Ces Matins D'été
9. Le Dernier Train
10. Lou
11. Le Jazz Et Le Gin
12. Bientôt
13. Mes Fenêtres Donnent Sur La Cour
1.ルゥからの手紙
2.影と光
3.勇気を出して
4.矛盾
5.オパールの海
6.あなたがときどき微笑む
7.胸の鼓動のサンバ
8.あの夏の朝
9.最終列車
10.ルゥ
11.ジャズとジン
12.いつかそのうち
13.中庭をのぞむ窓辺から

2002年日本盤には「14.影と光(FPM palme d’or mix:Fantastic Plastic Machine)」が追加されているそうです。

ワンダ・サーWANDA SA&BOSSA TRESアルバム

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , おすすめ盤 , 2000年代 , jazzy♪ , WANDA SA

ワンダ・サー・ウィズ・ボッサ・トレス・フィーチャリング・ルイス・カルロス・ヴィニャス

ワンダ・サーとボッサ・トレスのクールなジャズボサ ★5

タンバ・トリオと並ぶ名ジャズボサトリオBOSSA TRESボッサ・トレスが復活し、55歳を超えたWANDA SAワンダ・サーと共演したアルバム。気持ちよく吹き抜ける風のようなトラックからおさえをきかせた渋いトラックまで、何となくジャズクラブで聴いている気分になります。なので特に夜におすすめです。
若い頃からのハスキーヴォイスぶりに輪がかかり、温かみが増したワンダ・サーのヴォーカルとボッサ・トレスの軽妙でクールな演奏は、まるで熱いエスプレッソをかけた冷たいヴァニラアイスクリーム。温と冷、ほろ苦さと甘さ、魅惑的なアロマが渾然一体となって刺激してくるあの感覚…。
何かの映画の中でジュリエット・ビノシュがアイスにエスプレッソをぶっかけていた記憶もありますが、このアルバムともども、まだの方はぜひお試しを。

ボッサ・トレスといえば、1964年に女性4人コーラスグループ QUARTETO EM CYと共演したクアルテート・エン・シー(ファーストアルバム)も気に入っています。


2000
Wanda Sa With Bossa Tres, featuring Luis Carlos Vinhas

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Unza Unza Time - Emir Kusturica&The No Smoking Orchestra

Catégories : 2000年代 , hot♪ , 北欧・東欧等ヨーロッパ , EMIR KUSTURICA

ウンザ・ウンザ・タイム/エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ

Unza Unza Time

踊り狂える東欧系音楽 ★4.5

エミール・クストリッツア監督の傑作『アンダーグラウンド 』(1995)を見て、あのズチャズチャ東欧系音楽が気になった人は多いのではないでしょうか。あの映画音楽はGoran Bregovicですが、
同監督の映画『黒猫白猫』(1998)の音楽担当は、Vojislav Aralica ヴォイスラフ・アラリカ, Dr. Nele Karajlic ネレ・カライリチ, Dejan Sparavalo デーシャン・スパラヴァロ。
ノー・スモーキング・オーケストラは、彼らとクストリッツア監督と監督の息子他からなるバンド。東欧音楽、バルカン/セルビアのジプシーのブラスに、ロックやラテンアメリカミュージック等の要素を混ぜた、悲哀を感じさせつつも何となく笑える音楽。このアルバム「ウンザ・ウンザ・タイム」では、遊び心あふれる彼らの音楽が堪能できます。

The No Smokingは元々、ネレ・カライリチが1980年に結成したバンドで、ルーツ音楽を基盤にして「punk-anarchic band(パンクでアナーキーなバンド)」を目指していたとのこと。
ファーストアルバム "Das ist Walter"(1984)のヒットやTV出演等で人気を博したものの、政治風刺が元でツアー中止・セカンドアルバム発禁に追い込まれ、メンバーも一部交代して一時は存続の危機に。1986年には、ヴェネチアとカンヌで受賞していたエミール・クストリッツア監督が(当時はベース担当で)加入し、やがて活動再開したグループは、アルバム3枚目"Pozdrav iz zemlje safari" (Greetings from safari land)、4枚目 "Male price o velikoj ljubavi" (A little story of a great love) をリリース。
紛争が勃発する前にベルグラードに移り、エミール・クストリッツアの息子も含めたメンバーで活動し、『黒猫白猫』の銀獅子賞受賞の際ベネチア映画祭に出たり、TV出演したり、外国でツアーが評判になったり。
このアルバムがリリースされる頃には、バンド名が映画ファンの目を引きそうな「エミール・クストリッツア&ノー・スモーキング・オーケストラ Emir Kusturica&The No Smoking Orchestra」になっています。

フランスの雑誌では巻頭特集が組まれたりもしていましたが、スペイン、イタリア、ベルギー等、多くの国でツアーを行って人気を博しているこのバンド。私はちょうどこのアルバムのリリースの頃、南フランス(ニース)の野外フェスティヴァルで見ることができました。
映画で見ていたあの独特の(腿を高く上げて走るような)ダンスや、盛り上げ上手なMC、目を疑うような曲芸的ヴァイオリン演奏等、パフォーマンスも最高に楽しくて会場を熱狂させるコンサートでした。
あの踊りは運動量が多く、アルバムを聞きながら真似するとすぐ息が切れ、調子に乗ると筋肉痛に…。あれをコンサートの間やり続けるとは、演奏テクニックだけじゃなく体力も超絶ものだなと思わされます。

黒猫、白猫 オリジナル・サウンドトラック
黒猫、白猫 オリジナル・サウンドトラック
SUPER 8
 SUPER 8
← ノー・スモーキング・オーケストラのツアーを収めた音楽ロード・ムービー(エミール・クストリッツアが自ら監督)

2000

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BOSSANOVA 2001 - RAMON LEAL

Catégories : おすすめ盤 , 他国のブラジル音楽 , ヴォーカル-デュオ・デュエット , 2000年代 , くつろぎ・リラックス♪ , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , RAMON LEAL

ボサノヴァ2001 / ラモン・レアル

・・・現代の洗練された快適ボサノヴァ・アルバム・・・ ★5

古きよき雰囲気も感じられますが、わざわざタイトルにしてあるとおり20世紀末に作られたスペイン発のボサノヴァ・アルバムです。
約半世紀前のボサノヴァ有名曲を大切にしつつ、余計なものを削ぎ落とした、洗練されたアルバムです。ジャケットだけはいまひとつですが...電子音の少ないボサノヴァ好みの私の新たな愛聴盤になりました。

よく練りこんだラモン・レアルの音楽もさることながら、女優でもあるベアトリス・ビノッティの適度にささやき気味のヴォーカルは最高にチャーミングです。

曲はD.カイミ、トム・ジョビン、ロベルト・メネスカル、カエターノ・ヴェローゾ等のお馴染みの曲ぞろい。9曲目「あなたと私 Voce e eu」は、「ゲッツ/ジルベルト#2」等では「私とあなた」と順番が逆ですが、同じ曲です。


2000
Ramon Leal & Beatrice Binotti

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CHAMBRE AVEC VUE - HENRI SALVADOR

Catégories : おすすめ盤 , 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , くつろぎ・リラックス♪ , HENRI SALVADOR

サルヴァドールからの手紙 / アンリ・サルヴァドール

旅心をそそる粋な復活作 ★5

2000年、フランスのFNACの売場でNOUVEAU !(新作)シールが貼られている山積みCDに目がとまりました。ジャケットには微笑むアンリ・サルヴァドールが。引退したと思っていたのに、83歳にして復活したとは!早速購入しました。
味のあるヴォーカルと、旅心をそそる曲。素敵なアルバムです。買ってよかった。

新人シンガーソングライターのケレン・アンに捧げられた曲に感銘を受けたアンリ・サルヴァドールが、若手ミュージシャンに囲まれて作った作品で、コラリー・クレモンの実兄でもあるミュージシャンバンジャマン・ビオレー等が参加しています。
[7]Un Tour De Manegeでは、自分より少し年下のジャズハーモニカプレイヤートゥーツ・シールマンスと、[11]Le Fou De La Reineではフレンチポップの代表的歌手フランソワーズ・アルディと共演しています。
話題性と内容の良さから、案の定いろいろな世代に受けて、フランス国内だけでもあっさり50万枚以上を売上げました。

英語ヴァージョンなどが入った日本盤他、いくつか盤が発売され、2002年にはジャズの名門ブルーノートレーベルからもCDがリリースされました。
私が買ったCDにはフランス語13曲が入っています。日本盤は1,2曲目が英語・ポルトガル語ヴァージョンです。
BLUE NOTE盤は、日本盤と同じ外国語ヴァージョンを採用し、曲順も変えてあります。さらに、ちょうど同じ頃ボサノヴァ風アルバムをヒットさせたスウェーデン歌手リサ・エクダールとのデュオも追加収録されています。

ブエナビスタ・ソシアルクラブで世界的に有名になったキューバ人ミュージシャンといい、ジョアン・ジルベルトといい、年に合わせた魅力を出せるというのはいいですねぇ。


2000
アンリ・サルヴァドール、トゥーツ・シールマンス、フランソワーズ・アルディ


HENRI SALVADOR アンリ・サルヴァドール

(1917 Cayenne 仏領ギアナ・カイエンヌ生まれ- )

キーワード :フランス、ヴァリエテ・フランセーズ、フレンチ、シャンソン。ユーモリスト、ヴォーカリスト、シンガーソングライター、作詞作曲家。

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LA PANOPLIE DES HEURES HEUREUSES - ELISA POINT

Catégories : 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , 夜に♪ , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , ELISA POINT

LA PANOPLIE DES HEURES HEUREUSES - ELISA POINT エリザ・ポワン

アンニュイで幻想的な大人の世界 ★4.5

発売当時、試聴コーナーに置いてあったこのディスクを何気なく聴いたら…まぁ何とも不思議な雰囲気。独特の歌詞とあいまって、洒脱な世界が出来上がっています。
[2]や[8]のような古い映画を思わせる曲、[17]のようなアンニュイたっぷりでノスタルジックな曲を、ささやき気味に歌っているのを聴いて、購入せずにはいられませんでした。

これが気に入ったので、以前にリリースされたアルバムも聴きましたが、変にロックが入ったりしていて今ひとつ。
結局、最初に聞いたこのLA PANOPLIE DES HEURES HEUREUSESが一番完成度が高く独特で、アルコールが妙に似合うアルバムだと思いました。

ヴァンサン・ドゥレルムと同じく、彼女のアルバムの歌詞は映画のワンシーンを思い描かせるものもありますが、言葉遊びがいっぱいで詩的、難解なのも多いです。


2000
1. Anonymes Et Desoeuvres
2. Nous Avons Traine De Limousine Party
3. En Panne De Velours
4. Juste Entre Hommes
5. Et Toi? Tu Regardais Ailleurs
6. La P'tite Laine
7. Sur Le Coeur Au Bras De Ton Tendre Hussard Bleu
8. Demain Rome En Vespa
9. Adieu Les Grands Appartements
10. Et Londres Qui Baille Bye
11. C'est Sans Doute Le Souffle Court
12. Que Nous Nous Retrouverons Dans La Fatigue Des Miroirs
13. Apres Le Feu Des Plaisirs
14. Rendez-Vous Cafe Suzanne Vega
15. Pour Oublier Le Long Jour
16. Du Desamour
17. Ps:Toute Ressemblance
18. Avec La Panoplie Des Heures Heureuses

レ・ヴォヤージュ / クレモンティーヌ

Catégories : 少しブラジル風味入り , 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , くつろぎ・リラックス♪ , 多言語 , CLEMENTINE

LES VOYAGES - CLEMENTINE

ブラジルのアーティスト参加の洗練フレンチ・ブラジリアン ★5

ブラジルでの初録音を含むアルバム。(録音はパリとリオデジャネイロ。)
プロデュースを手がけたのは、フランス側はギー・ボワイエ、ブラジル側はジョイス、ロベルト(ホベルト)・メネスカル、マルコス・ヴァーリと豪華。マルコス・スサーノ、ダニーロ・カイミもゲスト参加しています。
ブラジルポルトガル語の曲が多く、英語、フランス語の曲、インストゥルメンタルもあります。
同じくボサノヴァテイストのアルバム「クーラー・カフェ」に比べると、フランス語の比率が高いです。
オリジナル曲の他、ボサノヴァの名曲、フランスのスタンダード曲[9]シラキューズが、ブラジル風アレンジで気持ちよくくつろいだ雰囲気に仕上げられています。[11]はジャズテイスト。

13.「三月の水」は、いろいろなアーティストの演奏を聴きましたが、私にとってはエリス・レジーナとトム・ジョビンの有名なデュオが一番です。
「エリス&トム」ヴァージョンはエリスがかけあいの途中ふざけながら笑って歌ったりしますが、このクレモンティーヌとマルコス・ヴァーリのヴァージョンも同じことをやっています。二人は当然あのエリス&トムの名演を知っているはずですから、オマージュを捧げているんでしょうね、たぶん。


2000
1. Catavento
2. Liebestraum
3. Les Voyages
4. Tristeza (Goodbye Sadness)
5. Pourquoi Pas
6. Brazil
7. Nos Vimos Ya
8. Interlude
9. Syracuse
10. To Do Bem
11. Saint Tropez Blues
12. Interlude
13. Aguas De Marco (with Marcos Valle)
14. Nina
15. Al Anochecer
1.カタヴェント(インストゥルメンタル)
2.リーベストラウム
3.レ・ヴォヤージュ
4.トリステーザ
5.プルコア・パ
6.ブラジル
7.ノス・ヴィモス・ヤ
8.ランデヴー・ア・モンマルトル(インストゥルメンタル)
9.シラキューズ
10.トゥドゥ・ベン,トゥドウ・ボン
11.サントロペ・ブルース
12.クレプスキュール・オー・ポン・ドゥ・トルビアック(インストゥルメンタル)
13.三月の水 (duet:マルコス・ヴァーリ)
14.ニーニャ
15.夜のとばり

KEREN ANN ケレン・アンのディスコグラフィ

Catégories : ディスコグラフィ(オリジナルアルバムリスト) , 2000年代 , フランス(語圏):フレンチボサ、ポップ等 , ウィスパーヴォイス:ささやき系 , KEREN ANN

KEREN ANN(ケレン・アン)ディスコグラフィー(アルバムリスト)

La Biographie de Luka Philipsen [2000]
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HENRI SALVADOR(アンリ・サルヴァドール)が2000年に『CHAMBRE AVEC VUE - サルヴァドールからの手紙』で復活するきっかけを作った人物としても有名な若手シンガーソングライター、ケレン・アン。
このアルバムの曲はフランスのラジオでよくかかっていて結構好きだったのですが、何となく次回作を待つことにしました。

La Disparition [2002]
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★4 数回聴いたけれど何かが好きになれずお蔵入りになっていました。久々に取り出して聴いてみると…結構いい。しかも一緒に歌ってみるとなぜか病みつきに…。
あれほど聴く気を失った原因は何だったのか、一緒に歌いたくなるポイントは何なのか…今度気が向いた時に書きたいと思います。

Not Going Anywhere [2003]
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フランスのラジオで頻繁に流れていたタイトル曲は、ノラ・ジョーンズ、カーラ・ブルーニ、コラリー・クレモン等に通じるものがあってかなり好みでしたが、歌詞が全部英語ということでCD購入はとりあえず保留に。

NOLITA [2004]
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Keren Ann ケレン・アン [2007]
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  • アルバムをそろえる時便利なように作った年代順ディスコグラフィ(オリジナルアルバムリスト)です。
  • タイトルにリンクがついているものは私のお気に入りアルバムで、クリックすると個別レビューページに行きます。
  • ジャケット画像をクリックするとAmazonページが開きます(試聴、関連情報、レビューなど)。

CASA - MORELENBAUM2 / SAKAMOTO

Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , 他国のブラジル音楽 , ヴォーカル-デュオ・デュエット , 2000年代 , くつろぎ・リラックス♪ , MORELENBAUM

カーザ - モレレンバウム2 / サカモト

早朝の透明感・・・ ★4.5

かつてアントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン)と一緒に演奏していたモレレンバウム夫妻(パンダ・ノヴァのメンバー)と坂本龍一が、今は亡きジョビン愛用のスタジオとピアノを使って演奏し、彼に捧げたオマージュ作品。
ジョビンの曲づくしの、洗練されたアルバムです。フランスのラジオでも、よくかかっていました。
パウラ・モレレンバウムの澄んだヴォーカルと、夫ジャキス・モレレンバウムの浮遊感ある切ないチェロがたまりません。
最初のうちはピアノの音が明快すぎる気がして少し違和感を感じましたが、慣れたらいいと思えるようになりました。
私が特に好きなのは、[9]のImagina。「想像してごらんよ、月が消えてしまう夜を」で終わる幻想的な曲に、夢見るような雰囲気の演奏がよく合っています。この曲はモレレンバウム夫妻が2人で歌っています。パウラのみずみずしい声とジャキスのスモーキーな声の組み合わせが、何となく童話の世界を思わせます。

森や海にでも行って浄化されたい…なんてグレーな気分の時に聴くと、ちょっぴり浄化された気になりますよ。


07.2001
Paula Morelenbaum (vocal), Jaques Morelenbaum (cello), Ryuichi Sakamoto (piano)

1. As Praias Desertas [Antonio Carlos (Tom) Jobim]
2. Amor Em Paz [Jobim / Vinicius de Moraes]
3. Vivo Sonhando (dreamer) [Jobim]
4. Inutil Paisagem [Jobim / Aloysio de Oliveira]
5. Sabia [Jobim / Chico Buarque]
6. Chanson Pour Michelle [Jobim]
7. Bonita [Jobim / Ray Gilbert]
8. Fotografia (photograph) [Jobim / Ray Gilbert]
9. Imagina [Jobim / Buarque]
10. Esrtada Branca [Jobim / Moraes]
11. O Grande Amor [Jobim / Vinicius de Moraes]
12. Cancao Em Modo Menor [Jobim / Moraes]
13. Tema Para Ana [Jobim]
14. Derradeira Primavera [Jobim / Moraes]
15. Esperanca Perdida (i Was Just One More For You) [Jobim / Moraes]
16. Sem Voce [Jobim / Moraes]
17. Samba Do Aviao (live) [Jobim] *
18. Improvisation (live) [Ryuichi Sakamoto / Jaques Morelenbaum] *
2001年に発売されたCDは16曲入りですが、2002年発売のSONY盤には[17],[18]の2曲が加わっています。

Breakfast on the Morning Tram 市街電車で朝食を Stacey Kent ステイシー・ケント

Catégories : 2000年代 , くつろぎ・リラックス♪ , ジャズ:ヴォーカル , 多言語 , STACEY KENT

Breakfast on the Morning Tram 市街電車で朝食を Stacey Kent ステイシー・ケント

やっと出た、しかもブルーノート ★5

彼女自身のアルバムが聴きたいといいつつ、はや数年。ついに、Jazzの名門Blue Noteと契約したステイシー・ケントのアルバムが2007年9月10日にリリース。やっと…です。
このブルーノートでの1作目は、今までのアルバムとは違って夫のJim Tomlinson&Kazuo Ishiguroによるオリジナル曲が4曲入っています。
その他の選曲も相変わらずよくて、フランス(セルジュ・ゲーンズブールの[3]、[11])、ブラジル・ボサノヴァ(セルジオ・メンデスの[5]、バーデン・パウエル+ヴィニシウス・ヂ・モラエス+ピエール・バルー(フランス人)共作の[6])が入っているところがまた好み♪計3曲をフランス語で歌っています。
[3]”Ces Petits Riens ”と、[11]”La Saison des Pluies”はどちらもフランスのSerge Gainsbourg の曲。物憂さが最高で、個人的にはゲーンズブールの曲の中でも特に好きです。
このアルバムでのアレンジはもちろんゲーンズブール自身やジェーン・バーキン等とは別世界ですが、原曲のイメージがとても活きています。アンニュイでクールな歌詞の[3]は、心地いいテンポでスイングし、ヴォーカルもさらっと流す感じ。雨と別れの切なさがただよう[11]は、ゆったりしたアレンジで、ギターと一緒にしっとり歌っています。
[6]Samba Saravahは、以前書いたフランス映画『男と女』の中で使われている曲です。ブラジル音楽-ボサノヴァの有名ミュージシャン達とフランス人ミュージシャンのコラボ作で、歌詞はフランス語。
ラストがWhat a Wonderful Worldというのもたまりません。ルイ・アームストロングの歌で有名な曲ですが、個人的にはTerry Gilliam テリー・ギリアム監督の”12 Monkeys”を思い出し、不気味な薄笑いを浮べてしまいます。
あの感動的なほどポジティブな「この素晴らしき世界」も、テリー・ギリアムが映画のエンディングで使うと、シニカルなブラックユーモアに満ちた意味深な曲に聴こえてきてが浮かんでしまうんだな…と妙に感心させられました。モンティ・パイソンとか「未来世紀ブラジル」の頃のテリー・ギリアム、よかったなぁ。
それはさておき、ステイシー・ケントのヴォーカルは相変わらず素敵。低い声で歌う時の強さ、重さ、けだるさが気のせいか少し増したような気もします。
メジャーレーベルに移籍し、世界中をツアーで飛び回り、近々ちょろっと来日するステイシー・ケント。今後はアルバムをたくさん出していくでしょうね。来日コンサートも増えそうな気がします。楽しみです。
ステイシー・ケント ディスコグラフィー


2007

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