JOAO VOZ E VIOLAO - JOAO GILBERTO

ジョアン声とギター / ジョアン・ジルベルト

たまらない静けさ ★4.5

タイトル通り、ジョアン・ジルベルトの声とギターだけのとても静かなアルバム。プロデューサーはカエターノ・ヴェローゾ
し~っ静かに...と指を立てる女性のジャケットも素敵。夜、じっくり聴きたい一枚です。

1931年生まれですから、69歳ですか。スキャットや早口を得意としている音域と声量が売りのジャズヴォーカリストなどの場合、年による衰えを強く感じさせられますが、ジョアンは元からつぶやくように静かに歌っているので、そういう衰えをさほど感じさせません。若い頃よりあたたかみと深みが増して、どちらもいいなと思えます。アンリ・サルヴァドールと同じく、高齢になってからも魅力が増していく素敵なミュージシャンです。


2000

1. Desde Que O Samba E Samba デスヂ・キ・オ・サンバ・エ・サンバ(サンバがサンバであるからには)
2. Voce Vai Ver  ヴォセ・ヴァイ・ヴェール(思い知るがいいさ)
3. Eclipse  エクリプシ(エクリプス)
4. Nao Vou Pra Casa  ナォン・ヴォウ・プラ・カーザ(僕は家へは戻らない)
5. Desafinado ジザフィナード
6. Eu Vim Da Bahia エウ・ヴィン・ダ・バイーア
7. Coracao Vagabundo コラサォン・ヴァガブンド
8. Da Cor Do Pecado  ダ・コール・ド・ペカード(罪の色)
9. Segredo セグレード(秘密)
10. Chega De Saudade 想いあふれて

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Raconte-Moi...パリの詩(うた) - Stacey Kent ステイシー・ケント

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フランス語の曲を集めたアルバム ★5

フランスで何度もコンサートを行ってきたステイシー・ケント初の全曲フランス語アルバム。
少しでも外国語訛りがあるフランス語が苦手という人にはだめかもしれませんが、ジャズが好きでない人でも楽しめそうな、ゆったり気持ちのいい音楽です。

1曲目は、アントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン)作のボサノヴァの名曲に、フランス人Georges Moustaki ジョルジュ・ムスタキがフランス語歌詞をつけて歌い、過去にヒットさせたLes Eaux De Mars(三月の水)。 ボサノヴァの名盤「エリス&トム-ばらに降る雨」でも、1曲目に収録されていますね。
南半球のブラジルでは「三月の水」は”秋に降る雨”ですが、仏語訳では”春の雪解け水”となっています。
2曲目は、高齢で復帰したHenri Salvador アンリ・サルヴァドールが歌ってヒットさせたJardin d'hiver(冬の庭)。 若手の人気アーティスト、ケレン・アンバンジャマン・ビオレー作の曲です。 ノスタルジックな雰囲気がたまりません♪
6曲目も同じ二人による曲で、ケレン・アン自身もファーストアルバムで歌っています。

今のところ、アルバム収録曲の動画も出ています↓


"Les Eaux De Mars" (Águas De Março)

[2010] Blue Note / EMI
Stacey Kent (vo、whistling), Graham Harvey (p, Fender Rhodes), John Parricelli (g), Jeremy Brown (double bass), Matt Skelton (dr, per), Jim Tomlinson (sax-ts/as/ss, clarinet, sansula)

1. Les Eaux De Mars [A.C. JOBIM / adapt..J.MUSTACCHI] - Águas De Marçoの仏語版
2. Jardin D'hiver [BENJAMIN BIOLAY - KEREN ANN ZEIDEL]
3. Raconte-Moi [BERNIE BEAUPERE / EMILIE SATT - J.-K. LUCAS]
4. L'étang [PAUL MISRAKI]
5. La Vénus Du Mélo [B. BEAUPERE / J.-K. LUCAS]
6. Au Coin Du Monde [B. BIOLAY / B. BIOLAY - KEREN ANN ZEIDEL]
7. C'est Le Printemps [OSCAR II HAMERSTEIN / R. ROGERS](It Might As Well Be Springの仏語版)
8. Sait-On Jamais ? [CAMILLE D'AVRIL / JIM TOMLINSON]
9. Les Vacances Au Bord De La Mer [PIERRE GROSZ / MICHEL JONASZ]
10. Mi Amor [CLAIRE DENAMUR]
11. Le Mal De Vivre [MONIQUE ANDRE'E SERF]
12. Désuets [P.-D. BURGAUD / ANDRE' MANOUKIAN]

"Les Vacances Au Bord De La Mer"

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Keren Ann&Stacey Kent ケレン・アンとステイシー・ケントの”Jardin d'hiver” デュオ


Duo Stacey Kent et Keren Ann - live Ma Génération
Blue Note France

ケレン・アンとステイシー・ケントがライヴ共演する映像をBlue Note FranceがYouTubeにのせていました。(いつかリンク切れする可能性もあります。) 手探りな感じがしてぶっつけ本番なのかなと思ったりもしますが、二人が一緒に歌っているのが見られるのは楽しいです♪

”Jardin d'hiver”といえば、Henri Salvadorが高齢で復活を遂げてリリースした味わい深いアルバム”CHAMBRE AVEC VUE”にも収録されていますね。フランスのラジオでもアンリの歌がしょちゅう流れていました。いい曲です~*

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Mademoiselle - Berry 「マドモワゼル」 ベリー

Berryのファーストアルバム ★3.5

”Le bonheur”のクリップをフランスのTVで見て、どことなく懐かしい感じに惹かれ、CDを買ってみました。今考えると、映画「Anna」でゲーンズブールの曲を歌うアンナ・カリーナを思い出したのかもなあ。若い頃のアンナ、大好きだから♪

Universal Music FranceがYouTubeに出していますが、貼り付け不許可になってるのでリンクを。
”Le bonheur” (clip officiel)@YouTube

[10], [11]の以外、Berryが作詞担当。作曲は演奏やコーラスでも参加しているMANOU。
曲自体は好きです。懐かしさをそそる独特の雰囲気があって、渋いアルバムが作れそうです。
音がオモチャっぽいというか単調な感じなのは、ポップジャンルのデビュー作だからなんでしょうか。この曲にこのアレンジは...不思議な感じです。
バックがカラオケっぽく聞こえてしかたない時があるので、アコースティック度が高い[4]の男女デュオや、ギター、ピアノ&ヴォーカルがメインの[7]、けだるい感じの[11]など、ピコピコしてないトラックを選んで聴いています。
Berryのかすれ気味のやさしい声はいい感じです。一貫して力を抜いた歌い方で、ボサノヴァがあいそうな気がします。今後のアルバムがどうなるのか楽しみです。


2008

1. Mademoiselle YouTube (Clip officiel)
2. Le Bonheur
3. Las Vegas
4. Belle Comme Tout
5. Enfant De Salaud
6. Love Affair
7. Plus Loin
8. Demain
9. Inutile
10. Chéri
11. Les Heures Bleues

フランスのAmazonで全曲試聴もできます。

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Breakfast on the Morning Tram 市街電車で朝食を Stacey Kent ステイシー・ケント

やっと出た、しかもブルーノート ★5

彼女自身のアルバムが聴きたいといいつつ、はや数年。ついに、Jazzの名門Blue Noteレーベルと契約したステイシー・ケントのアルバムが2007年9月10日にリリース。やっと...!です。
このブルーノートでの1作目は、今までのアルバムとは違い、オリジナル曲が4曲入っています([1],[4],[7],[9])。作曲はStaceyの夫Jim Tomlinson、作詞はKazuo Ishiguro(日本生まれのイギリス作家 石黒一雄 カズオ・イシグロ)です。
他の選曲も相変わらずよくて、フランス(セルジュ・ゲーンズブールの[3]、[11])、ブラジル・ボサノヴァ(セルジオ・メンデスの[5]、バーデン・パウエル+ヴィニシウス・ヂ・モラエス+ピエール・バルー(フランス人)共作の[6])が入っているところがまた好み♪計3曲をフランス語で歌っています。


"Samba Saravah"
[3]”Ces Petits Riens ”と、[11]”La Saison des Pluies”はどちらもフランスのSerge Gainsbourg の曲。物憂さが最高で、個人的にはゲーンズブールの曲の中でも特に好きです。
このアルバムでのアレンジはもちろんゲーンズブール自身やジェーン・バーキン等とは別世界ですが、原曲のイメージがとても活きています。アンニュイでクールな歌詞の[3]は、心地いいテンポでスイングし、ヴォーカルもさらっと流す感じ。雨と別れの切なさがただよう[11]は、ゆったりしたアレンジで、ギターと一緒にしっとり歌っています。
[6]Samba Saravahは、以前書いたフランス映画『男と女』の中で使われている曲です。ブラジル音楽-ボサノヴァの有名ミュージシャン達とフランス人ミュージシャンのコラボ作で、歌詞はフランス語。
ラストがWhat a Wonderful Worldというのもたまりません。ルイ・アームストロングの歌で有名な曲ですが、個人的にはTerry Gilliam テリー・ギリアム監督の”12 Monkeys”を思い出し、不気味な薄笑いを浮べてしまいます。
あの感動的なほどポジティブな「この素晴らしき世界」も、テリー・ギリアムが映画のエンディングで使うと、シニカルなブラックユーモアに満ちた意味深な曲に聴こえてきてが浮かんでしまうんだな…と妙に感心させられました。モンティ・パイソンとか「未来世紀ブラジル」の頃のテリー・ギリアム、よかったなぁ。
それはさておき、ステイシー・ケントのヴォーカルは相変わらず素敵。低い声で歌う時の強さ、重さ、けだるさが気のせいか少し増したような気もします。
メジャーレーベルに移籍し、世界中をツアーで飛び回り、近々ちょろっと来日するステイシー・ケント。今後はアルバムをたくさん出していくでしょうね。来日コンサートも増えそうな気がします。楽しみです。
ステイシー・ケント ディスコグラフィー


2007 Blue Note
Stacey Kent (vo), Graham Harvey (p, Fender Rhodes), John Parricelli (g), Dave Chamberlain (double bass), Matt Skelton (drums,perc.), Jim Tomlinson (ts, as, soprano sax, fl, arrangements)

1. Ice Hotel ♪YouTube
2. Landslide
3. Ces Petits Riens
4. I Wish I Could Go Travelling Again
5. So Many Stars
6. Samba Saravah
7. Breakfast On That Morning Train
8. Never Let Me Go
9. So Romantic
10. Hard Hearted Hannah
11. La Saison des pluies
12. What A Wonderful World
1. アイス・ホテル
2. ランドスライド
3. 何でもないこと
4. トラベリング・アゲイン
5. ソー・メニー・スターズ
6. サンバ・サラヴァ
7. 市街電車で朝食を
8. ネヴァー・レット・ミー・ゴー
9. ソー・ロマンティック
10. ハード・ハーテッド・ハンナ
11. 雨の季節
12. この素晴らしい世界

"What A Wonderful World"

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The Movie - Clare and the Reasons /”ザ・ムーヴィー ” クレア&リーズンズ

ヴォーカル、コーラス、弦楽器...ノスタルジック感ただようポップ ★4

Clare Muldaur ManchonとOlivier Manchon クレア&オリヴィエ・マンション夫妻が率いる アメリカ・ブルックリンに拠点をおくバンド Clare&the Reasonsのファーストアルバムです。
Clare Muldaur Manchonのスイートな歌声は、軽やかに舞う羽のよう。その美しいヴォーカルと、きれいに絡むコーラスが作り出す透明感あるハーモニー、弦楽器のあたたかい音、懐かしい雰囲気に、ツボを直撃されました。
エレクトロニックな曲が増えたセカンドアルバム”Arrow”より、私はこの1stの方が好きです。

ショップではロックにジャンル分けされていたりもしますが、「モダン・チェンバー・エレクトロニック・ポップ」ということになるようです。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロといった弦楽器がクラシカルな雰囲気をかもしだしています。個人的にはThe Cardigans カーディガンズに通じるものもちょっぴり感じます。
冥王星が惑星から外されて番号で呼ばれるようになったもの悲しいニュースを受けた”Pluto”などの歌詞もいいです。


"Pluto"

架空の映画のサントラをイメージしたアルバムらしく、ジャケットには、クレア&オリヴィエ夫妻作の、フランス語で書かれたフォトストーリーが入っています。
全員トレンチコートに帽子姿で、スパイだか探偵だかのエージェントに扮しています。チームの中の女が実は裏切り者だった...というコミカルさ。ジャケットの裏には、昔の映画に出てくるような古いタイプライターと黒いダイヤル式電話と中国語の新聞になぜか喜多屋と書かれた純米酒が置かれた写真が
CDにも古い電話のダイヤルらしきものがプリントしてあって、楽しませてくれます。

[2] Nothing/Nowhereには、Sufjan Stevens スフィアン・スティーヴンスがヴォーカルで参加。[6] Rodi にはGregoire Maretがハーモニカで、[9] Love Can Be a Crimeには、彼らが影響を受けているというVan Dyke Parks ヴァン・ダイク・パークスがピアノで参加しています。

Olivier Manchonは、フランスのChantilly出身(ジャケットのフォトストーリーがなぜかフランス語だったのも納得)。子供の頃からジャズとクラシックをやっていた彼は1999年に渡米。
マサチューセッツ州ボストンのバークリー音楽大学で学び、ギターとバイオリンで弦楽器セクションを務めながらLA、NYからブルックリンに移り住み、妻のクレアとともに結成したClare and the Reasonsの活動はここを拠点にしているそうです。クレアとは音楽大学時代に知り合ったようですね。
Clare Muldaur Manchon クレア・マルダー・マンションは、Geoff Muldaur ジェフ・マルダーの娘で、Jenni Muldaur ジェニ・マルダーと異母姉妹。家族揃ってミュージシャンです。このファーストアルバムでは、ヴォーカルの他、数曲でアコースティックギターも弾いています。(ドラムのように)足でタンバリンをたたいたり、打楽器をやったり、口笛を吹いたりも。フランス語も歌だけじゃなく、話します。

クレア・マンションの声は人を惹きつけるし、室内楽&ポップというのも面白いし、3作目以降のアルバムがどうなるかも少し気になります。個人的には打ち込み電子音が少なくて、あの美しいヴォーカル、コーラスとアコースティックな楽器でポップ、の方が個性的でいいと思うんだけど… 電子音入れないと売れないのかなあ


2010年8月のCotton Clubでの来日ライヴには、メンバー3人にロンドン出身のゲストを合わせた4人で来ていました。
Clare Muldaur Manchon(g,vo,kazoo,whistle,per)、Olivier Manchon(g,vo,vln,per,b,hrn)、 Bob Hart(g,vo,per,b,key,cl)+Jon Cottle(g,vo,per,b,key,vc)
最小限の構成で一人が何役もこなしていました。
クレアのヴォーカルは最高で、冗談をいいながら話す声もキュート。”All the Wine”の前には、夫妻が演奏しているウクレレはブルックリンのゴミ箱から拾ったんだという話をはさんでいました。
セカンドアルバムに入っている”That's All (Genesis Cover) ”の映像を見ると、金管楽器は別の人が吹いていて、オリヴィエ・マンションはヴァイオリンを弾いていますが、このライヴのアンコールでは、数ヶ月練習したという彼が金管を演奏していました。
このアルバムからの演奏で印象的だったのは、静かなPluton(仏語version)から、テンポを上げてPlutoにつなげたメドレーと、Alphabet City。いい曲です。

ジャズ、ボサノヴァは少人数でアコースティックなライヴが大好きだし、クラシックも含めて、ライヴで聴いてよかった~と思うことが多いですが、
このユニットのアルバムは、曲やメインヴォーカルと同じくらい、ストリング・セクションと、きれいに重なるコーラスが大きなポイントなので、それがゆるいと正直ちょっとあれれといういう気はしました。
メンバー数が少ないせいもあって、CDのような完成度が高い心地よさの代わりに、ストリートライブ感が味わえましたが。来日だからしかたないのに、CDや他のライヴ映像を見てちょっと期待しすぎちゃってたようです
お客さんは意外と年齢層が高めでした。チャージ無料イベントだったのもあってか、彼らの音楽を聴きに来た人と、コットンクラブでライヴを見ながら食事をしに来た人が混ざっている印象を受けました。


[2007] Frog Stand Records

Clare Muldaur Manchon(vocals, a. guitar, synth sounds), Olivier Manchon(vocals, violin, saw, piano), Alan Hampton(vocals, bass), Greg Ritchie(drums), Beth Meyers(vocals), Christopher Hoffman(Cello), Bob Hart

String section on all songs:
・Violin- Olivier Manchon, Maxim Moston, Robe Moose, Naho Tsutsui
・Viola- Beth Meyers, Marla Hansen, Christopher Jenkins
・Cello- Christopher Hoffman, Julia Kent, Ben Kalb

1. Pluto
2. Nothing/Nowhere
3. Under the Water ♪Clip(Frog Stand Records@YouTube)
4. Alphabet City
5. Cook For You
6. Rodi
7. Sugar In My Hair
8. Go Back
9. Love Can Be a Crime
10. Science Fiction Man ♪Live動画(Frog Stand Records@YouTube)
11. Pluton (フランス語歌詞)
1. プルート~冥王星に愛をこめて
2. ナッシング~ノーウェア
3. アンダー・ザ・ウォーター
4. アルファベット・シティ
5. クック・フォー・ユー
6. ロディ
7. シュガー・イン・マイ・ヘア
8. ルール・ザ・ワールド  ♪Live動画(Frog Stand Records@YouTube)
(Tears For Fearsのカバー。日本盤ボーナストラック)
9. ゴー・バック
10. ラヴ・キャン・ビー・ア・クライム
11. サイエンス・フィクション・マン
12. プルート~冥王星に愛をこめて(フレンチ・ヴァージョン)

Amazon.comページで全曲試聴できます


"Pluton" live at Paste
「プルート~冥王星に愛をこめて」のフランス語ヴァージョン。
学芸会のような手作り感たっぷりな設定の?遊び心あるライヴです。前半は真っ暗な中でライトを揺らしながら歌っている模様。宇宙をイメージしているんでしょうね 姿が現れるのは真ん中以降です。
My Brightest Diamond with Clare and the Reasons - Moon River&Ice, Ice Baby live at Pasteはさらに学芸会風

Rodi - live on Fearless Music
ClareがCDジャケットのフォトストーリーの写真の衣装で歌っている映像。鉄琴らしきものとリコーダーが可愛らしい

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LES SENEGALAISES セネガレーズ - SANSEVERINO サンセヴェリーノ

粋なマヌーシュ風スイングと辛口ユーモア ★4.5

フランスのシャンソン、マヌーシュ(ジプシー)・スイング、喜劇等の要素が混ざり合った、サンセヴェリーノのセカンドアルバム。
彼の音楽の好みだけでなく、まるでジプシーのように外国を転々とした経験や、喜劇役者他としての経験と、彼のキャラクターが反映されているような気がします。

(STEPHANE) SANSEVERINOは1962年生まれのイタリア系。3歳から家族と共にブルガリア、ユーゴスラビア、メキシコ等を転々とした後、20歳でコメディアンを目指し、演劇からスタート。
やがてベース等の楽器も操っていくつものグループで演奏し始め、その傍らショートフィルムの撮影等いろいろなことに挑戦します。
ルーマニア等の東欧音楽(ジプシー系)に凝るうち、1950年代のスイングと20年代のフランスの古いシャンソンを融合させるようになり、Les Voleurs de Poulesを結成。グループが、バーやビストロでのライブから始めて徐々に活動の場を広げ、自主制作アルバムを出したりもする一方、サンセヴェリーノは他のアーティストのスタッフとして働くなどして忙しい日々を送り、やがて自由にソロ活動することを決めます。
生活費のため舞台に参加したりもしますが、2001年秋にリリースしたファーストソロアルバムLe Tango des Gensが賞を獲得した後はトントン拍子。スイス、南仏ニース、パリ等を回ります。

そうして2004年2月にリリースされたのがこのセカンドアルバムLES SENEGALAISES セネガレーズ(=セネガル女性たち)です。
彼が影響を受けたDjango Reinhardt ジャンゴ・ラインハルト、東欧ジプシー音楽やパキスタンの音楽、Jimi Hendrix ジミ・ヘンドリックス、シャンソン等が混ざり合ったような音楽。
喜劇役者としての面を思わせる、シニカルで笑える歌詞と斜に構えたようなヴォーカル。軽快にリズムを刻むジプシー風ギター。
聴いていて楽しくなるアルバムです。


2004

◆"LES SENEGALAISES セネガレーズ - SANSEVERINO サンセヴェリーノ"の全文 >>

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NEE DANS LA NATURE - HELENA NOGUERRA エレナ(エレナ・ノゲラ)

子供みたいな遊び心と可愛さ ★4.5

前作に続きPhilippe Katerine(カトリーヌ/フィリップ・カトリーヌ)がプロデュースし、作曲+数曲作詞、ギター、コーラスも担当。
子供のような遊び心いっぱいで懐かしくてちょっとシニカルなカトリーヌ色が濃いアルバムで、前作よりもずいぶん洗練された印象をうけます。

ジャケットは、アルバムの中身と一致する楽しいデザイン。ベッドの上でライオンに寄り添うエレナが、
ランプ、楽器、傘の骨、帽子、バッグ、トランク、下着、靴、花、ミラーボール、小鳥、人形たち、ドクロなどに囲まれていて、
背景は子供が描く絵のようなイラストで埋められています。
歌詞カードも同じく子供時代を彷彿とさせるデザインです。

かくれんぼ好きの子供のような遊び心は、ラストのTrack11にも表れています。
”Qui Es-Tu ?”の後、CDが終わったと思うほど長い空白を置いて、こっそり隠された宝物のように”C'est Parapluie”が始まります。
ギターにのせてFifi Chachnillとエレナがいかにも楽しそうにデュエットしているのですが、
キーが低くて声が出ないところで笑い出したり、いかにも友達同士で楽しく歌っている感じ。歌詞も音楽もキュートな曲です。

彼女のヴォーカルに、LISA EKDAHLSTACEY KENTとEMILIE-CLAIRE BARLOWに共通する、リラックスしたキュートさが増したのも嬉しい限り♪ 可愛くてたまらないウィスパーヴォイスです。
1stアルバムが良かったのに、その後どうもさえない竜頭蛇尾なミュージシャンもいる中、エレナは前進していて、今後が楽しみなミュージシャンです。


2004
HELENA, PHILIPPE KATERINE他

1. Nee Dans La Nature
2. L'Age De Ma Mere
3. Je T'aime Salaud (♪動画試聴
4. Mary Poppins
5. Can't Get You Out Of My Head
6. Le Jardin Pres De La Falaise
7. Aux Quatre Vents
8. Les Fantomes
9. Quand Tu Dors
10. Je Nageais Nue
11. Qui Es-Tu ? / C'est Parapluie

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VERS LA MER - LES MOUETTES

VERS LA MER(ヴェール・ラ・メール)/ レ・ムエット

フランス女性ヴォーカルユニットのコーラスアルバム ★5

フランスのラジオでこのセカンドアルバムの曲を何度か聴いて、これは!と思いました。
CDを聴いてみると、予想以上の内容で大満足♪ お気に入りが増えました。
ギターも担当しているMathias Duplessyが15曲中10曲を作曲。アレンジもjazzyで絶妙です。
コーラス、ギター、ベース、ドラムを中心としたシンプルな編成も好みだし、
ジャンゴ・ラインハルトを聴いている時のような懐かしさと、ふんわり漂う切ない感じもたまりません。

リヨンで出会い、パリのメトロで音楽活動を始めた女性3人組、LES MOUETTES。 MOUETTESは「かもめ(複数)」のこと。
タイトル曲の[5]Vers la mer他、すいっと飛ぶようなスピード感あるトラックと、空をふわふわ漂うような感じのトラックがバランスよく入っています。
聴きやすく飽きにくいアルバムです。もっとアルバムが出てくれればいいのになあ~。


[1] きみのTaches De Rousseur(そばかす)を指先で数える、そんな幸せな日はいつ来るかな~♪
という歌詞だから、そばかす美人の写真を中心に集めてあるんですね。

2003
LES MOUETTES = VERONIQUE BANDELIER, SYLVIE EVAIN, CELINE MANIL.
Mathias Duplessy(g.,作曲、アレンジ他), Fabrice Moreau(ds), Vincent Artaud(b), Magic Malic(fl), Thomas Ostrowiecki(perc), Sylvain Luc (g on [7])

共通項ミュージシャン 似た傾向のアーティスト・・・ザ・ブルー・スターズレ・ドゥブル・シス(ダブル・シックス・オブ・パリ)デューク・ピアソン+ニューヨーク・グループ・シンガーズ・ビッグ・バンドクワイアレ・マスク(フランス語ブラジル音楽)、クアルテート・エン・シー(ブラジルのコーラスグループ)、コーデッツ

◆"VERS LA MER - LES MOUETTES"の全文 >>

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A DAY IN NEW YORK - MORELENBAUM2/SAKAMOTO

A DAY IN NEW YORK - モレレンバウム2 / サカモト

パソコンに入れたら・・・ ★4

何も知らずにパソコンにCDを入れてみたら、いきなり画面が占領されてビックリ。何が起こったのかと思いましたが、"Bim Bom"のビデオクリップが入っているディスクだったのでした。こんなこともできるんですねぇ。
[10]で坂本龍一が「戦場のメリークリスマス」のフレーズをちょこっと弾いているのを聴いて、アドリブにクリスマスソング等をさりげなく織り込むデューク・ジョーダンを思い出しました。
結局このユニットのアルバムは3枚聴きましたが、1枚目のCASAが一番好きでした。


2003
モレレンバウム2 / サカモト:Paula Morelenbaum (vocal), Jaques Morelenbaum (cello), Ryuichi Sakamoto (piano)

1. Desafinado
2. Bim Bom
3. Insensatez
4. Coracao Vagabundo
5. Falando De Amor
6. Chora Caracao
7. Sabia
8. Tango (Versao Em Portugues)
9. Chega De Saudade
10. Samba Do Aviao
11. Tema Para Ana *
12.Fotografia
13.Vivo Sonhando *
14. Amor Em Paz *
15. As Praias Desertas *
16. Insensatez/re-model by alva noto *
*Bim Bom video clip
1.ヂザフィナード
2.ビン・ボン
3.インセンサテス
4.コラサォン・ヴァガブンド
5.ファランド・ヂ・アモール(愛の語らい)
6.ショーラ・コラサォン
7.サビアー
8.タンゴ
9.シェガ・ヂ・サウダーヂ(想いあふれて)
10.サンバ・ド・アヴィオン
11.テーマ・パラ・アナ*
12.フォトグラフィーア(フォトグラフ)
13.ヴィヴォ・ソニャンド*
14.アモール・エン・パス(平和な愛)*
15.アス・プライアス・デゼルタス*
16.インセンサテス・リ・モデル・バイ・アルヴァ・ノト*
"Bim Bom゛ビデオクリップつき。*は国内盤のみ

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QUELQU'UN M'A DIT - CARLA BRUNI メモ

ケルカン・マ・ディ 風のうわさ / カーラ・ブルーニ

現代に現れたミューズの素顔 ★5

最新モードに身を包み、完璧なメイクをほどこされてポーズをとる...というモデル生活を送っていたカーラ・ブルーニは、このファーストアルバム”QUELQU'UN M'A DIT”ケルカン・マ・ディについてこう語っていました。(意訳)

≪ このアルバムは、ポーズをとっていない、眠りから覚めたばかりの女の子みたいにしたかったの。着飾らず、化粧もしてない、裸みたいな感じね。私、12年間着飾りっぱなしだったんだもの。 ≫

彼女が飾らずに内面を表現したというこのディスクが発売されると、フランス中が大騒ぎになりました。
「人気モデルが歌えば中身はともかく話題にはなるよね」という通念があった中、この作品は「モデルのお遊び」どころか、とても完成度が高く、アンニュイ、ノスタルジー、心地よさ、クールさと温かみ、人の心を惹きつける強い魅力をあわせ持ったアルバムだったからです。フランス人の好みに合わないはずがありません。

意表をつかれた批評家達は、この新生シンガーソングライターを称えました。
ラジオでは毎日カーラの歌が流れ、フランス国内でミリオンセラーを記録し、ほんの数年でいくつもの盤がリリースされました(Amzon France等のフランスのCD屋で検索すると、何種類も出てきます)。
そうして、かすれ気味でクールなのに優しい彼女の声は、モデルとしてのヴィジュアル以上にフランス中に広まりました。

「天は二物以上を与えるんだな、完璧すぎる。」とジャケットを眺めつつCDを聴いていると、音楽の女神ミューズが妙なる調べをやすやすと奏でる場面が思い浮かびますが、インタヴューを読むと、彼女の人間らしい面が垣間見えます。

自分の曲を作っているときは他の人の曲は聴かない。このアルバムを出した後もしばらく聴いていないの。他の人のすごい音楽を聴いたら、モチベーションが下がるから…。フェレ、ゲーンズブール、ブラッサンス、バルバラ、ディランなんかを聴いたら、自分のアルバムなんかどうでもよくなっちゃうでしょ?自分はいいものを作るんだって思い込まなくちゃならないのに、他人の音楽を聴いたら、くじけちゃうのよ。 ≫

この葛藤、何かを作ったことがある人なら1度は体験するんじゃないでしょうか。子供の頃は何も考えずに創作を楽しめていたのに、目が肥えて感覚が鋭くなればなるほど自己批評も厳しくなり、「世の中すでに良いものが出つくしているのに、今さら自分が作って何になる?」という考えが浮かんでしまう。そんなことって、ありませんか。

この作品は、カーラ・ブルーニがそんな考えに打ち克って最後までやり通した成果。途中でやめていたら、生まれなかった傑作です。

「自分のしてることは無駄じゃないか?」とモチベーションが下がった時は、このアルバムを聴いてみてください。
いくら他にいいものがあっても関係ないと思えてくるかもしれません。

Naiveからクリップが出てました。CDと歌い方が違うし、素敵なのでぜひ~*


2002, naive

セルジュ・ゲーンズブール(=Lucien Ginsburg)の"LA NOYEE"を含む2曲以外は、全て自作曲。タイトル曲[1]の歌詞は、私も大好きな映画監督レオス・カラックス(『ポンヌフの恋人』『汚れた血』等)と共同制作しています。
アレンジは、フランスで有名なグループTELEPHONEの元メンバーLOUIS BERTIGNAC。彼がこんな繊細で優しいアレンジをこなせるというのも人々の意表をついたようです。曲によってはコードアレンジ、ギター、ベース、ピアノ、メロトロン、オルガン、パーカッションも担当しています。
白黒写真のジャケットも美しいし、本当に完璧なアルバムです。

追記: 2004年に日本盤が出ました。邦題は「ケルカン・マ・ディ 風のうわさ」。いいですね。歌詞タイトルは上記の通りです。
[13]としてケルカン・マ・ディ(レオス・カラックス監督作品)PV(CD Extra)が追加されているそうです。
愛聴盤ほど、後におまけつきのCDがリリースされるんですよね。複雑な気分...。

1. Quelqu'un M'a Dit [Paroles: Carla Bruni - Leos Carax,
Musique: Carla Bruni]
2. Raphaël
3. Tout Le Monde
4. La Noyée [Lucien Ginsburg (= Serge Gainsbourg)]
5. Le Toi Du Moi
6. Le Ciel Dans Une Chambre (Il cielo in una stanza) [original:Gino Paoli, フランス語歌詞Carla Bruni]
7. J'en Connais
8. Le Plus Beau Du Quartier
9. Chanson Triste
10. L'excessive
11. L'amour
12. La Dernière Minute 
1.ケルカン・マ・ディ 風のうわさ
2.ラファエル
3.みんな(トゥ・ル・モンド)
4.溺れるあなた(ラ・ノワイエ)
5.うらおもて(ル・トワ・デュ・モワ)
6.部屋の中の空(ル・シエル・ダン・ジュヌ・シャンブル)
7.男たち(ジャン・コネ)
8.注目の的(ル・プリュ・ボー・デュ・カルティエ)
9.悲しい歌(シャンソン・トリスト)
10.極端な私(レクセッシヴ)
11.アムール(ラムール)
12.最後の一分間(ラ・デルニエール・ミニュット)

追記-2; 2010年 クリップ・PV追加しました。

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VINCENT DELERM ヴァンサン・ドレルム

VINCENT DELERM / ヴァンサン・ドレルム

文学的、ヌーヴェルヴァーグ映画的 ★4

ヴァンサン・ドレルムの音楽は、映画のようです。
店名や人名などの具体的な固有名詞を織り交ぜた歌詞も、街の風景を背景にして日常生活を描くヌーヴェルヴァーグ映画を思わせます。
ヴァンサン・ドレルムは「日常生活の中の小さな出来事は、政治や社会レベルとは別問題だけど、同じくらい大切だ」というようなことを話していました。これもやはりエリック・ロメールなどの初期のフィルムに通じる気がします。

例えば、[10]DAUVILLE SANS TRINTIGNANT(=トランティニャンのいないドーヴィル)。雨の日、フランス北部の海沿いの街ドーヴィルで過ごす倦怠感に満ちた男女の様子を描いています。(→試訳
タイトルで分かるように、下敷きになっているのはクロード・ルルーシュの映画「男と女」で、映画中のジャン=ルイ・トランティニャンのモノローグが曲の中に取り入れられています。
歌詞に細かい情景描写はありませんが、映画を見た人なら、物憂いブルーに包まれたドーヴィルの情景が思い浮かぶはずです。映画で一番印象深いドーヴィルのシーンはこうです。

モンテカルロ。カーレースで優勝した後パーティーに出る「男」のもとへ届く「愛しています」の電報。
彼は再会の場面を想像してせりふを練りながら、レースで使ったスポーツカーのまま「女」のもとへ走るが、アパートに着くと彼女はいない。キザなせりふもそっちのけで、せこい手を使って大家から居所を聞き出し、ほの暗いドーヴィルの海辺で、彼女(+男の息子と女の娘)を見つける。
そこで子供のように楽しげにスポーツカーのヘッドライトを明滅させて合図を送ると、女(と子供たち)が気づいて駆け寄ってくる。
テーマ曲をバックに、抱き合いながらクルクル回転する2人(子供2人も同じく回転)…。

軽く笑えるシーンも多い、洒落た映画です。フランスではシネフィル(映画好き)と中年以上の世代以外にしか知られていません。(若い日本人が昔の日本映画を知らなかったりするのと同じでしょう。このヴァンサン・ドレルムの曲のヒットで少しは知名度が上がったかもしれませんが…。)

若いアーティストがこの映画を持ち出してくるなんて面白いなと思いましたが、それもそのはず。
彼はかなりの映画好きで、大学の文学部(修士)ではフランソワ・トリュフォー研究をしていたんだそうです。ちなみに父親は作家のフィリップ・ドレルムです。

[1]FANNY ARDANT ET MOI”=ファニー・アルダンと僕(◆YouTube)など、映画関連の名前が出てきますし、
[6]COSMOPOLITAINには、キシェロフスキ監督映画でおなじみの女優IRENE JACOB イレーヌ・ジャコブが参加しています。
ジャケットも映画っぽいですしね。

セルジュ・ゲーンズブールにも通じるごりごり感のある声と、わざとひねっているような癖のある歌い方には好き嫌いがあると思いますが、昔のフランスの雰囲気やヌーヴェルヴァーグ映画が好きな人なら楽しめるアルバムだと思います。


2002

1. Fanny Ardant Et Moi (◆YouTube
2. La Vipere Du Gabon
3. Chatenay Malabry
4. Categorie Bukowski
5. Tes Parents
6. Cosmopolitan(Irene Jacob)
7. Slalom Geant
8. Le Monologue Shakespearien
9. Charlotte Carrington
10. Deauville Sans Trintignant
11. L'heure Du The

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MANUIA! - UKULELE CLUB DE PARIS

MANUIA ! / ウクレレ・クラブ・ド・パリ

洒落いっぱいのフランス味ウクレレ ★5

UKULELE CLUB DE PARIS、パリのウクレレクラブ。きわどいまでに単刀直入なユニット名です。
このアルバムを初めて聴いたときの印象は、真剣な顔でどじょうすくいを踊る人を見た時の何ともいえない感じ。
軽やかなウクレレとくつろいだ南洋の雰囲気に、けだるいゴリゴリしたヴォーカルをのせたり、現地音楽を模しているけど妙に怪しいコーラスが入ったり…。計算されたユーモアを感じます。とにかく、普通のポリネシア音楽ではありません。
参加メンバーを見たら納得がいきました。

ジョセフ・ラカイユARTHUR Hのアレンジャーも担当しているアーティストで、自分自身も妙に笑えるアルバムを出しています。
ドミニク・クラヴィックは、LEE KONITZやHENRI SALVADORとも仕事しているアーティストで、LES PRIMITIFS DU FUTUR(未来の未開人ども…これまた妙な名)の中心人物でもあります。そのレ・プリミティフ・デュ・フュテュールの”World Musette ワールド・ミュゼット”というアルバムは、「古きよきパリの雰囲気」と、怪しい面白さが溶け合ったアルバム。
ウクレレクラブの姉妹版とでもいう感じです。
どちらも時間的、空間的に隔たった楽器・音楽を素材に、パリ風の斜に構えたユーモアを加えて味付けしてあります。
ウクレレやミュゼットなんて縁がなさそう…と思っている人でも楽しめると思います。


2002
JOSEPH RACAILLE、DOMINIQUE CRAVIC他

◆"MANUIA! - UKULELE CLUB DE PARIS"の全文 >>

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In Love Again - Stacey Kent*イン・ラブ・アゲイン - ステイシー・ケント

In Love Again

リチャード・ロジャースの名曲をさらりと ★5

生誕100年を迎えたブロードウェイ・ミュージカル史上に残るソングライター、リチャード・ロジャース(1902-1979)の曲を集めたアルバムです。
曲の輪郭が鮮明になるようにしたかのようなすっきりしたアレンジ。小編成バンドのくつろいだ演奏。適度に甘く可愛い声でさらっと歌うクリアなヴォーカル。彼女の他のアルバムと同じく、やさしく懐かしいのに洗練されています。

フランク・シナトラやトニー・ベネット等、リチャード・ロジャースの曲を集めたCDはいくつも出ていますが、真っ先に思い浮かぶELLA FITZGERALD エラ・フィッツジェラルドのアルバム「ザ・ロジャース・アンド・ハート・ソングブック(Vol1, 2)」には、このステイシーの「イン・ラブ・アゲイン」に収録されている曲がいくつか入っています。
(Vol.1に[4]It Never Entered My Mind, [5]I Wish I Were In Love Again, [10]This Can't Be Love, [12]Manhattan / Vol.2に[3]My Heart Stood Still, [6]Thou Swell)
(エラは得意のスキャットをせず穏やかに歌っています。オーケストラをバックにスイングするヴォーカルはいつもながら素敵ですが、個人的には、いい感じのVol.1後半に対し、Vol.1前半はヴォーカルに比べてオーケストラが強すぎると感じる時があるのでたまにしか聴きません。)

リチャード・ロジャースをのんびり聴きたい時は、ステイシー・ケントのこのアルバムを。着心地のいい普段着のように快適です。


In Love Again: The Music of Richard Rodgers イン・ラブ・アゲイン
2002

Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Simon Thorpe [b]; Jasper Kviberg[d]
(ステイシー・ケント、ジム・トムリンソン、デビッド・ニュートン、コリン・オクスレー、サイモン・ソープ、ジャスパー・クヴィバーグ)

1. Shall We Dance
2. Bewitched, Bothered and Bewildered
3. My Heart Stood Still
4. It Never Entered My Mind
5. I Wish I Were In Love Again
6. Thou Swell
7. It Might As Well Be Spring
8. Nobody's Heart
9. I'm Gonna Wash That Man Right Outta My Hair
10. This Can't Be Love
11. Easy To Remember
12. Manhattan
13. Bali Ha'i
1. シャル・ウィー・ダンス?
2. ビウィッチト
3. マイ・ハート・ストゥッド・スティル
4. イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド
5. アイ・ウィッシュ・アイ・ワー・イン・ラブ・アゲイン
6. ゾウ・スウェル
7. イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・イン・スプリング
8. ノーボデイズ・ハート
9. アイム・ゴナ・ウォッシュ・ザット・マン・アウタ・マイ・ヘアー
10. ジス・キャント・ビー・ラブ
11. イッツ・イージー・トゥ・リメンバー
12. マンハッタン
13. バリ・ハイ

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30℃ / クレモンティーヌ

30 DEGREES CELCIUS - CLEMENTINE

60's-70'sの有名曲のリミックス。セリフによるストーリー性 ★2.5

重厚な印象の「オー・シャンゼリゼ」の作りこまれたリミックスに始まり、1960年代~70年代の曲のカヴァーが大半を占めています。([1]ジョー・ダッサン、[2]レオン・ラッセル、[4],[12]キャロル・キング、[7]ザ・ラヴィン・スプーンフル、[9]ヴァン・モリソン等。)
[5]と[13]はクレモンティーヌのオリジナルだそうです。

このアルバムで面白いのは、選曲はクレモンティーヌらしく相変わらず気まぐれなのに、曲の間にちらっと入るセリフによるストーリー展開で、何となく数珠繋ぎになっているところです。

気分がいい日にシャンゼリゼで人と知り合い、仲間と夜通し騒いで、翌日二人は恋人に…という歌詞の [6]「オー・シャンゼリゼ」の前には、「本当に素敵な日。ランチ食べに行く?」
[7]サマー・イン・ザ・シティの前に「今夜騒ぎに(パーティに)行かない?」
[8]「雨にぬれても」の前に「車に傘置いてきちゃった」
[10]の前に「飲みに行こう」 [11]「サマー・イン・ザ・シティ」の前に「ぐったりしちゃう天気。ちょっと家に帰って着替えるわ。それから出かけよう。OK?」
[13]の前に「もうクタクタ」(←と聞こえるけど自信なし)

…とまぁそんな感じで、クレモンティーヌの1日を追っているような感じが出ているのは面白いんですが、音楽はどちらかというとロック、ハウス・ラウンジ等が好きな人向き。
彼女のボサノヴァアルバムが好きな人にはあまりおすすめしません


2002

1. Champs-Elysees --Stephane Pompougnac Remix--
2. Masquerade
3. Don't Let Me Lose the Dream
4. Oublie-Moi (It's Too Late)
5. Diego
6. Champs-Elysees
7. Summer in the City
8. Toute la Pluie Tombe Sur Moi (Raindrops Keep Fallin' on My Head)
9. Amour Fou (Crazy Love)
10. Fire and Rain
11. Summer in the City --Radio Favela Remix--
12. Corazon --Radio Favela Remix--
13. Avec Toi le Temps S'Evanouit
1.オー・シャンゼリゼ(ステファン・ポンポニャック・リミックス)
2.ディス・マスカレード
3.ドント・レット・ミー・ルーズ・ディス・ドリーム
4.オウブリィ・モア(ウブリ・モワ)-イッツ・トゥー・レイト
5.ディエゴ
6.オー・シャンゼリゼ
7.サマー・イン・ザ・シティ
8.雨にぬれても
9.アモール・フォウ(アムール・フー)-クレイジー・ラヴ
10.ファイア・アンド・レイン
11.サマー・イン・ザ・シティ(レディオ・ファヴェラ・リミックス)
12.コラソン(レディオ・ファヴェラ・リミックス)
13.あなたとともに

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ピアノソロ / アルチュール・アッシュ

PIANO SOLO (LIVE) / ARTHUR H

盛りだくさんライヴ盤 ★4

アルチュールHのピアノ弾き語りが中心のライヴ盤。大半は自作曲で、[1]セルジュ・ゲーンズブール、[3]ブリジット・バルドー、[16]ブリジット・フォンテーヌ等、オリジナルが有名なフランスの曲もとりあげています。[7]はビリー・ホリデーやダイナ・ショアの歌でも知られるガーシュウィンの名曲。

映画「メリーポピンズ」の「チムチムニー」のもの悲しい曲も、アルチュール・アッシュがしゃがれ声で「シュムシュミネー♪」と歌うと、何だか笑えます([5]Chem-Cheminée)。日本語歌詞は確か「チムチムニー...私は煙突掃除屋さん」でしたよね。種類は違えど、煙草の「煙」が似合うアルチュールHには似合っているのかも...。

そういえば一昔前、ピーター・ラビットがこのチムチムニーの曲にあわせて箱の中で踊り狂うオルゴールを家族が持っていたんですが、「赤ちゃんに乾杯」というフランスのコメディ映画で同じものが使われているシーンを見ました。アルチュール・アッシュもまさか子供時代あれを持っていたのでは?なぁんて想像しつつ、あのピーターオルゴールの長期間にわたる国際的な活躍に乾杯!


2002 POLYDOR

1. L'alcool [Serge Gainsbourg]
2. Www.com [Piotr Barsony/Arthur H]
3. Nue Au Soleil [Jean Scmitt/J.-F.Fredenucci]
4. La Magie (interlude) [Arthur H]
5. Chem Cheminée [Lucades/Sheman]
6. Cool Jazz [Arthur H/Brad Scott]
7. The Man I Love [I. G.Gershwin]
8. Je Rêve De Toi [Arthur H]
9. Le Baron Noir [Arthur H]
10. Le Temps D'un clair [Arthur H]
11. J'ai Un Revolver [Arthur H]
12. Crazy Rag (interlude) [Arthur H]
13. La Lune [Arthur H]
14. Inséparable Mais... [Arthur H]
15. O Carnaval [Arthur H]
16. Hollywood [Brigitte Fontaine, A.Belkacem]
17. Souffle électrique [Arthur H]

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Dreamsville ドリームズヴィル - Stacey Kent ステイシー・ケント

Dreamsville

最初の3秒でI've Got a Crush on You! ★5

2000年6月録音のアルバム。
再生して3秒、"I've got a"まで聴いただけで、早くも気に入る予感がしました。 (YouTube試聴
[2]のテナーサックスソロ、[3]のピアノソロ、[6]のギター&ピアノがメインのイントロなど、夢見るようなゆったりした雰囲気です。
[8]は、なんともいえない憂いがあります。元はミュージカル映画Chitty Chitty Bang Bang チキ・チキ・バン・バンの曲なんですね。ステイシーの夫、ジム・トムリンソンのアレンジで、儚げな感じがプラスされています。

本作は、家族、友人、ファン等からバラードをリクエストされていたステイシーが、"an unashamedly dreamy and romantic album"を作るいい機会だ、といって作ったんだそうで、たしかに演奏からタイトル、ジャケットまで夢見心地です。
みずからロマンティックなところがあると認めている彼女のアルバムには、程度の差はありますが、いつでもどこか”dreamy and romantic”なところがありますね。
ステイシー・ケント ディスコグラフィー


Dreamsville / バラード ~ ドリームズヴィル
2001

Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson [ts,flute,clarinet]; Dave(David) Newton [p]; Colin Oxley[g]; Simon Thorpe [b]; Jasper Kviberg [d]
(ステイシー・ケント、ジム・トムリンソン、デビッド・ニュートン、コリン・オクスレー、サイモン・ソープ、ジャスパー・クヴィバーグ)

1. I've Got a Crush on You
2. When Your Lover Has Gone
3. Isn't It a Pity?
4. You Are There
5. Under a Blanket of Blue
6. Dreamsville
7. Polka Dots and Moonbeams
8. Hushabye Mountain
9. Little Girl Blue
10. You're Looking at Me
11. Violets for Your Furs
12. Thanks for the Memory
1. アイヴ・ゴット・ア・クラッシュ・オン・ユー
2. ホエン・ユア・ラヴァー・ハズ・ゴーン
3. イズント・イット・ア・ピティ?
4. ユー・アー・ゼア
5. アンダー・ア・ブランケット・オブ・ブルー
6. ドリームズヴィル
7. ポルカ・ドッツ&ムーンビームズ
8. ハッシャバイ・マウンテン
9. リトル・ガール・ブルー
10. ユー・アー・ルッキング・アット・ミー
11. コートに菫を
12. サンクス・フォー・ザ・メモリー

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CLUBE DA CHAVE - RAMON LEAL

クルベ・ダ・シャーヴェ~二人と海 / ラモン・レアル

・・・海辺さながらの心地よさ・・・ ★4.5

ジョアン・ジルベルトゆかりのクラブの名を冠した気持ちいいアルバム。またもA.C.ジョビン、ジョアン・ジルベルト、カルロス・リラ等のスタンダードな曲を、オリジナルを大切にしつつ粋にアレンジしていますが、今回はラモン・レアルのオリジナル曲[5]も入っています。
前作に引き続き参加しているベアトリス・ビノッティのヴォーカルは相変わらずチャーミングで、”BIM BOM”などは、あまりの可愛さに転げまわってしまうほど。必聴です。
今回は彼女の他にスウェーデン出身のアナ・ラーンも参加していて、ちょっと陰のあるヴォーカルでアルバムに陰影を加えています。

私の好きなアーティストの多くは故人なので、埋もれていた音源の発見か、廃盤再発くらいしか楽しみがなかったのですが、20世紀末のボサノヴァブーム再来でラモン・レアルのようなアーティストが現れて、楽しみが増えました。嬉しいな♪


2001
Ramon Leal & Beatrice Binotti

1.So Em Teus Bracos (Jobim)
2.Bolinha De Papel (Pereira)
3.Nos E O Mar (Menescal, Boscoli)
4.Vai Passar (Buarque, Hime)
5.Mariate(R.Leal)
6.Bim Bom (J.Gilberto)
7.Aos Pes De Santa Cruz (menescal, Boscoli)
8.Seu Encanto (Valle,Pingariho,Valle)
9.So Danco Samba (Jobim, Moraes)
10.Sabe Voce (Lyra, Moraes)
11.Marcha Da Quarta Feira De Cinzas (Lyra, Moraes)
12.Chovendo Na Roseira (Jobim)
13.Sem Mais Adeus (Hime, Moraes)
14.Tristeza De Nos Dois
1.あなたの腕の中で(feat.Beatrice Binotti)
2.紙風船
3.二人と海(feat.Ana Laan)
4.ヴァイ・パッサール
5.マリアッテ
6.ビン・ボン(feat.Beatrice Binotti)
7.十字架のもとで
8.君の魅力(feat.Ana Laan)
9.ソ・ダンソ・サンバ
10.あなたを知ること(feat.Beatrice Binotti)
11.暗い水曜日のマーチ
12.ばらに降る雨(feat.Beatrice Binotti)
13.さよならはもうたくさん
14.二人の悲しみ(feat.Beatrice Binotti)

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LIVE IN TOKYO 2001- MORELENBAUM2/ SAKAMOTO

LIVE IN TOKYO 2001 - モレレンバウム2 / サカモト

蒼い空気・・・ ★4

タイトルどおり東京(赤坂)でのライブ録音。数ヶ月前にジョビンの家で録音されたCASAと選曲がだぶっています。
イマジネーションを刺激する独特の世界ができあがっているCASAの方が、私は好きです。


11.2001

1.As Praias Desertas
2.Amor Em Paz
3.O Grande Amor
4.Tango
5.Coracao Vagabundo
6.Sabia
7.Tema Para Ana
8.Sem Voce
9.Insensatez
10.Falando De Amor
11.Desafinado
12.So Tinha De Ser Com Voce
13.A Felicidade
14.Ela E Carioca
15.Chega De Saudade

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デイブレイク - リサ・エクダール SINGS SALVADORE POE / LISA EKDAHL

リサ・エクダールの幸せなアルバム ★5

スウェーデン民謡調の素朴なアルバムや、ロリータ風ヴォーカルのジャズアルバムなど、”スウェーデンの妖精” リサ・エクダールの歌は昔から聴いていましたが、このアルバムが一番好きです。とにかく可愛くて、透明感があります
歌詞カードの中の写真はちょっと小悪魔的ですが、もともとアイドル的なだけあってジャケットは見るからに天使で、ヴォーカルはキュートな女の子です。
歌い出しにちょっと入る笑い声や、ささやくような甘い英語ヴォーカルが最高にチャーミング。それなのに頼りなさを感じさせない安定感があって快適です。
リサの新しい夫SALVADORE POE サルバドーレ・ポーの曲が、彼女の魅力を最大限にひきだしています。
2000年に離婚したばかりのリサが、毎年瞑想に訪れるインドの寺でニューヨーカーの彼に出会って再婚し、2001年末に2人のCDを発売したそうで... めまぐるしいというか素敵な偶然というか

ボサノヴァが好きだとブラジル人に言うと、淡谷のり子好きのアイスランド人にでも出くわしたかのような顔をされました。フランス人に「エディット・ピアフなどのシャンソンが好きだ」と言った時に「うちのおじいちゃんがよく聴いてるよ」と言われるのと似ています
フレンチ・ボサが20世紀中頃に流行ったフランスですが、2000年頃にはボサノヴァ好きフランス人は周りに誰もいませんでした。ジャズやハードロック好きは多かったのに。
一度見たらフレンチボサを好きにならずにいられないクロード・ルルーシュの傑作映画「男と女」ですら、映画マニア以外の若いフランス人の間では無名で、「ダバダバダ」とタイトル曲を熱唱してようやく「映画は知らないけどその歌なら知ってる」といわれるのが関の山 時の流れは冷たいものよのうと思いました。まぁ私はまだ生まれてなかったので、そのころ実際どんな感じだったのかは知らないんですが

それが2000年頃になると、フランスでもボサノヴァ熱が再燃し、ラジオでもしょっちゅう流れるようになりました。
このリサ・エクダールの2001年のアルバムも、そんなボサノヴァ復活に関連していると思います。とはいっても彼女はスウェーデン出身ですし、このアルバムにボサノヴァのスタンダードは一曲も入っていません。それでもサルバドーレ・ポーの音楽は、心地よいボサノヴァを思い起こさせます。
これを聴くうちに皆がボサ風ポップの良さを思い出したんじゃないかという気がするほど、このリサのアルバムはフランスのあちこちで流れていたし、インパクトがありました。
特に1曲目の「デイ・ブレイク」は大流行して毎日ラジオでかかっていましたが、あれだけ聴かされても嫌にならないというのは、なかなかすごいと思います。
このアルバム発売の数ヵ月後にフランスで行ったコンサートも好評だったようです。

リサ・エクダール&サルバドーレ・ポー夫妻が作った最高に幸せ感漂うアルバム ジャケットのように朝日を浴びながら聴くと、気持ちいい一日が過ごせます


2001
LISA EKDAHL(1971- ), Salvadore Poe

1. Daybreak
2. Rivers Of Love
3. Sunny Weather
4. Only You
5. the color of you
6. How Many More Times
7. I Will Be Blessed
8. Since You've Been Gone
9. I've Never Seen Anything Like You
10. I Don't Miss You Anymore
11. Nightingale
12. The Rhythm Of Our Hearts
13. Sun Rose
14. Of My Conceit
日本盤
1.デイブレイク
2.リヴァーズ・オブ・ラヴ
3.サニー・ウェザー
4.オンリー・ユー
5.ザ・カラー・オブ・ユー
6.ハウ・メニ・モア・タイムズ
7.アイ・ウィル・ビー・ブレスド
8.シンス・ユーヴ・ビーン・ゴーン
9.アイヴ・ネヴァー・シーン・エニシング・ライク・ユー
10.アイ・ドント・ミス・ユー・エニモア
11.ナイチンゲール
12.ザ・リズム・オブ・アワ・ハーツ
13.サン・ローズ
14.オブ・マイ・コンシート

ボーナストラック入りの盤も出たようです (15. L'aurore、16. All I Really Want Is Love)。
公式サイト

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AZUL - HELENA

アズール / エレナ(エレナ・ノゲラ) / 2001

ポルトガル語のささやき系ヴォーカルとカトリーヌ流フレンチポップ ★3

エレナがパリのトリカテルのスタジオで録音したセカンドアルバム。大人しいテクノ混じりポップという感じでしょうか。
前作「ビキニ」でもお馴染みのカトリーヌ(Philippe Katerine)が、プロデュース、作曲+数曲作詞、ギター、(デュエットといってもいいような)コーラスを担当していて、彼独特のアンニュイで懐かしい雰囲気が表れています。
[6]Mon Bel Andalou等、彼自身のアルバムに収録されている曲も入っています。

◆"AZUL - HELENA"の全文 >>

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SALLE DES PAS PERDUS - CORALIE CLEMENT

ルゥからの手紙 / コラリー・クレモン

ボサノヴァ色漂う快適フレンチポップ ★5

実の兄であるBenjamin Biolay バンジャマン・ビオレーのプロデュースによる、コラリー・クレモンのデビューアルバム。
適度な甘さ、懐かしさ、せつなさがうまい具合に混ざり合っていて、くつろげます。フランスでもかなり受けていました。
兄のバンジャマン・ビオレーはミュージシャン兼プロデューサー。ケレン・アンが参加したアンリ・サルヴァドールの大ヒット作『眺めのいい部屋』等を手がけています。

トラック[7]、[8]の甘えるようなウィスパー・ヴォイスはまさにフレンチロリータ。可愛いけどくどくない、さらっと自然なところが素敵です。

さて。ボサ混じりのフレンチポップの本作は、気持ちのいい午後に聴きたくなるお気に入りディスクですが、次の「バイバイ・ビューティー」は、うってかわってロック色が濃厚です。デュオも入っていて面白そうなのですが、何度も聴きたくなりそうにないので私は試聴で断念しました。
80年代のフランソワーズ・アルディやカヒミ・カリィ等を好きな方は気に入るかもしれません。


2001 Amazon.fr試聴
1. Salle Des Pas Perdus
2. L'ombre Et La Lumière
3. Ca Valait La Peine
4. La Contradiction
5. La Mer Opale
6. A L'occasion Tu Souris
7. Samba De Mon Coeur Qui Bat
8. Ces Matins D'été
9. Le Dernier Train
10. Lou
11. Le Jazz Et Le Gin
12. Bientôt
13. Mes Fenêtres Donnent Sur La Cour
1.ルゥからの手紙
2.影と光
3.勇気を出して
4.矛盾
5.オパールの海
6.あなたがときどき微笑む
7.胸の鼓動のサンバ
8.あの夏の朝
9.最終列車
10.ルゥ
11.ジャズとジン
12.いつかそのうち
13.中庭をのぞむ窓辺から

2002年日本盤には「14.影と光(FPM palme d’or mix:Fantastic Plastic Machine)」が追加されているそうです。

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ワンダ・サーWANDA SA&BOSSA TRESアルバム

ワンダ・サー・ウィズ・ボッサ・トレス・フィーチャリング・ルイス・カルロス・ヴィニャス

ワンダ・サーとボッサ・トレスのクールなジャズボサ ★5

タンバ・トリオと並ぶ名ジャズボサトリオBOSSA TRESボッサ・トレスが復活し、55歳を超えたWANDA SAワンダ・サーと共演したアルバム。気持ちよく吹き抜ける風のようなトラックからおさえをきかせた渋いトラックまで、何となくジャズクラブで聴いている気分になります。なので特に夜におすすめです。
若い頃からのハスキーヴォイスぶりに輪がかかり、温かみが増したワンダ・サーのヴォーカルとボッサ・トレスの軽妙でクールな演奏は、まるで熱いエスプレッソをかけた冷たいヴァニラアイスクリーム。温と冷、ほろ苦さと甘さ、魅惑的なアロマが渾然一体となって刺激してくるあの感覚…。
何かの映画の中でジュリエット・ビノシュがアイスにエスプレッソをぶっかけていた記憶もありますが、このアルバムともども、まだの方はぜひお試しを。

ボッサ・トレスといえば、1964年に女性4人コーラスグループ QUARTETO EM CYと共演したクアルテート・エン・シー(ファーストアルバム)も気に入っています。


2000
Wanda Sa With Bossa Tres, featuring Luis Carlos Vinhas

1. Errinho A Toa
2. Deixa A Nega Gingar
3. Casa Forte
4. Se E Tarde Me Perdoa/Pra Machucar Meu Coracao/Palpite Infeliz
5. Brisa Do Mar
6. Light My Fire
7. Pode Ir
8. Zazueira
9. Moonlight/Garota De Ipanema
10. Estrada Do Sol/Foi A Noite
11. Amor Ate O Fim
12. Cancao Que Morre No Ar
13. Zanga Znagada
14. Two Kites/Fotografia/Eu Preciso De Voce
1. エヒーニョ・ア・トーア
2. デイシャ・ア・ネガ・ジンガー(サンダリア・デラ)
3. カザ・フォルチ
4. シ・エ・タルヂ・ミ・ペルドーア~プラ・マシュカール・メウ・コラサゥン~パウピーチ・インフェリース
5. ブリザ・ド・マール
6. ライト・マイ・ファイアー
7. ポーヂ・イール
8. ザズエイラ
9. イン・ザ・ムーンライト~ガロータ・ヂ・イパネマ
10. エストラーダ・ド・ソル~フォイ・ア・ノイチ
11. アモール・アテ・オ・フィン
12. カンサゥン・キ・モヒ・ノ・アール
13. ザンガ・ザンガーダ
14. トゥー・カイツ~フォトグラフィア~プレシーゾ・ヂ・ヴォセ

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Unza Unza Time - Emir Kusturica&The No Smoking Orchestra

Unza Unza Time

踊り狂える東欧系音楽 ★4.5

エミール・クストリッツア監督の傑作『アンダーグラウンド 』(1995)を見て、あのズチャズチャ東欧系音楽が気になった人は多いのではないでしょうか。あの映画音楽はGoran Bregovicですが、
同監督の映画『黒猫白猫』(1998)の音楽担当は、Vojislav Aralica ヴォイスラフ・アラリカ, Dr. Nele Karajlic ネレ・カライリチ, Dejan Sparavalo デーシャン・スパラヴァロ。
ノー・スモーキング・オーケストラは、彼らとクストリッツア監督と監督の息子他からなるバンド。東欧音楽、バルカン/セルビアのジプシーのブラスに、ロックやラテンアメリカミュージック等の要素を混ぜた、悲哀を感じさせつつも何となく笑える音楽。このアルバム「ウンザ・ウンザ・タイム」では、遊び心あふれる彼らの音楽が堪能できます。

The No Smokingは元々、ネレ・カライリチが1980年に結成したバンドで、ルーツ音楽を基盤にして「punk-anarchic band(パンクでアナーキーなバンド)」を目指していたとのこと。
ファーストアルバム "Das ist Walter"(1984)のヒットやTV出演等で人気を博したものの、政治風刺が元でツアー中止・セカンドアルバム発禁に追い込まれ、メンバーも一部交代して一時は存続の危機に。1986年には、ヴェネチアとカンヌで受賞していたエミール・クストリッツア監督が(当時はベース担当で)加入し、やがて活動再開したグループは、アルバム3枚目"Pozdrav iz zemlje safari" (Greetings from safari land)、4枚目 "Male price o velikoj ljubavi" (A little story of a great love) をリリース。
紛争が勃発する前にベルグラードに移り、エミール・クストリッツアの息子も含めたメンバーで活動し、『黒猫白猫』の銀獅子賞受賞の際ベネチア映画祭に出たり、TV出演したり、外国でツアーが評判になったり。
このアルバムがリリースされる頃には、バンド名が映画ファンの目を引きそうな「エミール・クストリッツア&ノー・スモーキング・オーケストラ Emir Kusturica&The No Smoking Orchestra」になっています。

フランスの雑誌では巻頭特集が組まれたりもしていましたが、スペイン、イタリア、ベルギー等、多くの国でツアーを行って人気を博しているこのバンド。私はちょうどこのアルバムのリリースの頃、南フランス(ニース)の野外フェスティヴァルで見ることができました。
映画で見ていたあの独特の(腿を高く上げて走るような)ダンスや、盛り上げ上手なMC、目を疑うような曲芸的ヴァイオリン演奏等、パフォーマンスも最高に楽しくて会場を熱狂させるコンサートでした。
あの踊りは運動量が多く、アルバムを聞きながら真似するとすぐ息が切れ、調子に乗ると筋肉痛に…。あれをコンサートの間やり続けるとは、演奏テクニックだけじゃなく体力も超絶ものだなと思わされます。


Unza Unza Time: a film by Emir Kusturica & The No Smoking Orchestra
黒猫、白猫 オリジナル・サウンドトラック
黒猫、白猫 オリジナル・サウンドトラック
SUPER 8
 SUPER 8
← ノー・スモーキング・オーケストラのツアーを収めた音楽ロード・ムービー(エミール・クストリッツアが自ら監督)

ウンザ・ウンザ・タイム/エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ
2000
Stribor Kusturica(d, perc), Glava The head Markovski(bass, bas balalaika), Nenad Gajin Goce(g), Emir Kusturica(g), Her Dralle Draugentaller(keyboards), Alexander the Great Balaban(tuba), Nesho“Blackbird”Petrovic(sax), Zoki Miloshevic(accordion), Dejan Sparavalo(violin), Dr. Nelle Karajlic(Vo)

1. Unza Unza Time/ 2. Djindji Rindji Bubamara/ 3. Lubenica/ 4. Prnavor/ 5. Pitbull Terrier/ 6. Was Romeo Really a Jerk/ 7. Drang Nach Osten/ 8. Corfu/ 9. Upside Down/ 10. Sanela/ 11. Devil in the Business Class/ 12. Grus Gott Trauer/ 13. Emir's Dream/ 14. Imao Sam Bjelog Konja/ 15. Some Other Man/ 16. Furja Djildje 1. ウンザ・ウンザ・タイム/ 2. テントウムシや―い!/ 3. メロン(Traditional)/ 4. プルナボル/ 5. 危ない犬/ 6. ロメオは本当のバカだったのか/ 7. 東方への渇望(Traditional)/ 8. コルフ島/ 9. アップサイド・ダウン(Traditional)/ 10. サネラ/ 11. ビジネスクラスの悪魔/ 12. 悲しみよこんにちわ/ 13. エミールの夢/ 14. 白馬を飼っていた/ 15. サム・アザー・マン/ 16. フリャ・ディルジェ

The No Smoking Orchestra 公式サイト

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BOSSANOVA 2001 - RAMON LEAL

ボサノヴァ2001 / ラモン・レアル

・・・現代の洗練された快適ボサノヴァ・アルバム・・・ ★5

古きよき雰囲気も感じられますが、わざわざタイトルにしてあるとおり20世紀末に作られたスペイン発のボサノヴァ・アルバムです。
約半世紀前のボサノヴァ有名曲を大切にしつつ、余計なものを削ぎ落とした、洗練されたアルバムです。ジャケットだけはいまひとつですが...電子音の少ないボサノヴァ好みの私の新たな愛聴盤になりました。

よく練りこんだラモン・レアルの音楽もさることながら、女優でもあるベアトリス・ビノッティの適度にささやき気味のヴォーカルは最高にチャーミングです。

曲はD.カイミ、トム・ジョビン、ロベルト・メネスカル、カエターノ・ヴェローゾ等のお馴染みの曲ぞろい。9曲目「あなたと私 Voce e eu」は、「ゲッツ/ジルベルト#2」等では「私とあなた」と順番が逆ですが、同じ曲です。


2000
Ramon Leal & Beatrice Binotti

◆"BOSSANOVA 2001 - RAMON LEAL"の全文 >>

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CHAMBRE AVEC VUE - HENRI SALVADOR

サルヴァドールからの手紙 / アンリ・サルヴァドール

旅心をそそる粋な復活作 ★5

2000年、フランスのFNACの売場でNOUVEAU !(新作)シールが貼られている山積みCDに目がとまりました。ジャケットには微笑むアンリ・サルヴァドールが。引退したと思っていたのに、83歳にして復活したとは!早速購入しました。
味のあるヴォーカルと、旅心をそそる曲。素敵なアルバムです。買ってよかった。

新人シンガーソングライターのケレン・アンに捧げられた曲に感銘を受けたアンリ・サルヴァドールが、若手ミュージシャンに囲まれて作った作品で、コラリー・クレモンの実兄でもあるミュージシャンバンジャマン・ビオレー等が参加しています。
[7]Un Tour De Manegeでは、自分より少し年下のジャズハーモニカプレイヤートゥーツ・シールマンスと、[11]Le Fou De La Reineではフレンチポップの代表的歌手フランソワーズ・アルディと共演しています。
話題性と内容の良さから、案の定いろいろな世代に受けて、フランス国内だけでもあっさり50万枚以上を売上げました。

英語ヴァージョンなどが入った日本盤他、いくつか盤が発売され、2002年にはジャズの名門ブルーノートレーベルからもCDがリリースされました。
私が買ったCDにはフランス語13曲が入っています。日本盤は1,2曲目が英語・ポルトガル語ヴァージョンです。
BLUE NOTE盤は、日本盤と同じ外国語ヴァージョンを採用し、曲順も変えてあります。さらに、ちょうど同じ頃ボサノヴァ風アルバムをヒットさせたスウェーデン歌手リサ・エクダールとのデュオも追加収録されています。

ブエナビスタ・ソシアルクラブで世界的に有名になったキューバ人ミュージシャンといい、ジョアン・ジルベルトといい、年に合わせた魅力を出せるというのはいいですねぇ。


2000
アンリ・サルヴァドール、トゥーツ・シールマンス、フランソワーズ・アルディ


HENRI SALVADOR アンリ・サルヴァドール

(1917 Cayenne 仏領ギアナ・カイエンヌ生まれ- )

キーワード :フランス、ヴァリエテ・フランセーズ、フレンチ、シャンソン。ユーモリスト、ヴォーカリスト、シンガーソングライター、作詞作曲家。

Chambre Avec Vue (2000 EMI)
1. Jardin D'hiver (Keren Ann Zeidel - Benjamin Biolay / H. Salvador)
2. Chambre Avec Vue (Keren Ann Zeidel - B.Biolay)
3. J'ai Vu (Michel Modo / H. Salvador)
4. Il Fait Dimanche (Marc Esteve / Art Mengo)
5. La Muraille De Chine (Gisele Molard / H.Salvador)
6. Jazz Mediterranee (K.A. Zeidel - B.Biolay)
7. Un Tour De Manege (K.A. Zeidel) - feat. Toots Thielemans
8. Vagabond (Marc Esteve / Art Mengo)
9. Je Sais Que Tu Sais (Paul Misraki)
10. Mademoiselle (Thomas Dutronc - A. Garoux / H. Salvador)
11. Le Fou De La Reine (F. Hardy / H. Salvador) - feat. Francoise Hardy
12. Faire Des Ronds Dans L'eau (K.A. Zeidel - B. Biolay)
13. Aime-moi (Bernard Michel / H. Salvador)
サルヴァドールからの手紙 (2001 東芝EMI)
1.こもれびの庭に(BRAZILIAN VERSION)
2.眺めのいい部屋(ENGLISH)
3.人生という名の旅
4.毎日が日曜日
5.万里の長城
6.ジャズ・シルヴァー・ムーンライト
7.回転木馬(feat.トゥーツ・シールマンス)
8.ヴァガボンド
9.僕は知ってる
10.マドモワゼル
11.悲しみの道化師(feat.フランソワーズ・アルディ)
12.生きてるだけじゃ駄目なんだ
13.愛しておくれ
Room with a View (2002 Blue Note)
1.Jazz, Silver Moonlight
2.Jardim(BRAZILIAN VERSION)
3.Room With A View(ENGLISH)
4.J'ai Vu
5.All I Really Want Is Love (feat. Lisa Ekdahl)
6.La Muraille De Chine
7.Il Fait Dimanche
8.Un Tour De Manege (feat. Toots Thieliemans)
9.Vagabond 10.Je Sais Que Tu Sais
11.Mademoiselle
12.Faire Des Ronds Dans L'eau
13.Aime-Moi
14.Le Fou De La Reine (feat. Francoise Hardy)

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LA PANOPLIE DES HEURES HEUREUSES - ELISA POINT

LA PANOPLIE DES HEURES HEUREUSES - ELISA POINT エリザ・ポワン

アンニュイで幻想的な大人の世界 ★4.5

発売当時、試聴コーナーに置いてあったこのディスクを何気なく聴いたら…まぁ何とも不思議な雰囲気。独特の歌詞とあいまって、洒脱な世界が出来上がっています。
[2]や[8]のような古い映画を思わせる曲、[17]のようなアンニュイたっぷりでノスタルジックな曲を、ささやき気味に歌っているのを聴いて、購入せずにはいられませんでした。

これが気に入ったので、以前にリリースされたアルバムも聴きましたが、変にロックが入ったりしていて今ひとつ。
結局、最初に聞いたこのLA PANOPLIE DES HEURES HEUREUSESが一番完成度が高く独特で、アルコールが妙に似合うアルバムだと思いました。

ヴァンサン・ドゥレルムと同じく、彼女のアルバムの歌詞は映画のワンシーンを思い描かせるものもありますが、言葉遊びがいっぱいで詩的、難解なのも多いです。


2000
1. Anonymes Et Desoeuvres
2. Nous Avons Traine De Limousine Party
3. En Panne De Velours
4. Juste Entre Hommes
5. Et Toi? Tu Regardais Ailleurs
6. La P'tite Laine
7. Sur Le Coeur Au Bras De Ton Tendre Hussard Bleu
8. Demain Rome En Vespa
9. Adieu Les Grands Appartements
10. Et Londres Qui Baille Bye
11. C'est Sans Doute Le Souffle Court
12. Que Nous Nous Retrouverons Dans La Fatigue Des Miroirs
13. Apres Le Feu Des Plaisirs
14. Rendez-Vous Cafe Suzanne Vega
15. Pour Oublier Le Long Jour
16. Du Desamour
17. Ps:Toute Ressemblance
18. Avec La Panoplie Des Heures Heureuses

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レ・ヴォヤージュ / クレモンティーヌ

LES VOYAGES - CLEMENTINE

ブラジルのアーティスト参加の洗練フレンチ・ブラジリアン ★5

ブラジルでの初録音を含むアルバム。(録音はパリとリオデジャネイロ。)
プロデュースを手がけたのは、フランス側はギー・ボワイエ、ブラジル側はジョイス、ロベルト(ホベルト)・メネスカル、マルコス・ヴァーリと豪華。マルコス・スサーノ、ダニーロ・カイミもゲスト参加しています。
ブラジルポルトガル語の曲が多く、英語、フランス語の曲、インストゥルメンタルもあります。
同じくボサノヴァテイストのアルバム「クーラー・カフェ」に比べると、フランス語の比率が高いです。
オリジナル曲の他、ボサノヴァの名曲、フランスのスタンダード曲[9]シラキューズが、ブラジル風アレンジで気持ちよくくつろいだ雰囲気に仕上げられています。[11]はジャズテイスト。

13.「三月の水」は、いろいろなアーティストの演奏を聴きましたが、私にとってはエリス・レジーナとトム・ジョビンの有名なデュオが一番です。
「エリス&トム」ヴァージョンはエリスがかけあいの途中ふざけながら笑って歌ったりしますが、このクレモンティーヌとマルコス・ヴァーリのヴァージョンも同じことをやっています。二人は当然あのエリス&トムの名演を知っているはずですから、オマージュを捧げているんでしょうね、たぶん。


2000
1. Catavento
2. Liebestraum
3. Les Voyages
4. Tristeza (Goodbye Sadness)
5. Pourquoi Pas
6. Brazil
7. Nos Vimos Ya
8. Interlude
9. Syracuse
10. To Do Bem
11. Saint Tropez Blues
12. Interlude
13. Aguas De Marco (with Marcos Valle)
14. Nina
15. Al Anochecer
1.カタヴェント(インストゥルメンタル)
2.リーベストラウム
3.レ・ヴォヤージュ
4.トリステーザ
5.プルコア・パ
6.ブラジル
7.ノス・ヴィモス・ヤ
8.ランデヴー・ア・モンマルトル(インストゥルメンタル)
9.シラキューズ
10.トゥドゥ・ベン,トゥドウ・ボン
11.サントロペ・ブルース
12.クレプスキュール・オー・ポン・ドゥ・トルビアック(インストゥルメンタル)
13.三月の水 (duet:マルコス・ヴァーリ)
14.ニーニャ
15.夜のとばり

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STACEY KENT ステイシー・ケント ディスコグラフィー (アルバムリスト)

STACEY KENT ステイシー・ケント(1968 New York- )について

ラジオ等で数曲聴いた時は良かったのに、CD買って聴いたら期待はずれ...ということはよくありますが、ステイシー・ケントにはこれまで期待を裏切られたことがありません。

ジャズシンガーでも例えばエラ・フィッツジェラルドの場合、アルバムによって編成も選曲も歌い方も雰囲気も全く違います。「Ella in Berlin」等のように豪快にスキャットしながら歌いまくるアッパー系もあれば、ルイ・アームストロングと共演した「エラ&ルイ」や「The Intimate Ella」等、あたたかく包み込むようなやさしい雰囲気のアルバムもあります。
また"These Are The Blues"ではブルース、"Ella Abraca Jobim"ではジョビンの曲(ボサノヴァ)だけを歌っています。自分が聴いた最初の一枚が気に入らなかったからといって諦めてはいけないアーティストです。
それとは反対に、連続小説を読み進む感覚で試聴無で新作を買えるほど、ステイシー・ケントのアルバムには金太郎飴のような統一感があります。(裏を返せば、一枚聴いて好みでなければ他もだめな可能性が高いわけですが。)

彼女の夫Jim Tomlinson(サックス他)を含む、ほぼアンプラグドのこじんまりした編成、趣味のいいシンプルなアレンジと楽器演奏、古い時代を感じさせる懐かしいあたたかみと今ならではの洗練された雰囲気、そしてステイシー・ケントの歌...。いたずらっぽい少女のような可愛い声やささやき声の時でも常にクリアで、くつろいだ感じでさらりと歌っているのに歌詞が伝わってくるヴォーカル。私の理想が詰まったような音楽です。
私はリサ・エクダールの声が好きなんですが、彼女のジャズアルバムはどこか物足りないから本格的になってくれればなぁと望んでいたので、ステイシー・ケントだと知らずに彼女の歌を聴いた時、一瞬、リサがトレーニングと発音矯正で声を変えてジャズに本腰を入れたのかと思いました。短期間でそんなに変わるのはおかしいですが、望んでいただけにそう聴こえたんでしょう。
好みのリサ風の声と満足いくジャズ。この理想を体現したのが、ステイシー・ケントだったんです。
リサの方が舌足らずで甘味が強いものの、ステイシーと姉妹だと言われたら信じてしまいそうです。まぁリサはスウェーデン出身、ステイシーはイギリスに渡ったアメリカ人なので無理がありますが。
ジャズヴォーカルものはかなり聴いていますが、声が野太かったり、可愛いけど飽きたり物足りなかったり、オーケストラが妙に耳についたり、アルバムによって差が激しかったりして、全作気に入る歌手はそれほどいません。私にとってステイシー・ケントは貴重な存在です。

STACEY KENT ステイシー・ケント ディスコグラフィー(全アルバムリスト)

Close Your Eyes Close Your Eyes クローズ・ユア・アイズ [1997]
Stacey Kent ステイシー・ケント[vo]; Jim Tomlinson ジム・トムリンソン[ts]; Dave Newton デビッド・ニュートン[p]; Colin Oxley コリン・オリスレイ[g]; Simon Thorpe[b]; Jasper Kviberg[d]
1997年11月録音。Dreamsvilleと並んで好きなジャケット。
The Tender Trap The Tender Trap ラヴ・イズ...ザ・テンダー・トラップ [1998]
Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Dave Green デイブ・グリーン[b]; Jeff Hamilton ジェフ・ハミルトン[d]
1998年2月録音。
Only Trust Your Heart ▲Only Trust Your Heart (Jim Tomlinson feat. Stacey Kent) [2000]

夫のJim Tomlinsonのアルバムに参加。1998年10月末録音。
Let Yourself Go Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire レット・ユアセルフ・ゴー [2000]
Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Dave Green[b]; Steve Brown[d]
1999年7月録音。
Dreamsville Dreamsville バラード~ドリームズヴィル [2001]
Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Simon Thorpe サイモン・ソープ[b]; Jasper Kviberg ジャスパー・クヴィバーグ[d]
★5 2000年6月録音。"unashamedly dreamy and romantic album"というだけあって音楽もタイトルもジャケットも夢見心地。
"Dreamsville"アルバムメモ
Brazilian Sketches
輸入盤

日本盤
▲Brazilian Sketches / Jim Tomlinson ソー・ナイス~ブラジリアン・スケッチ / ジム・トムリンソン [2001]
Jim Tomlinson [ts, percussion]; Colin Oxley [g]; John Pearce [p](1, 4, 5, 6, 11); Dave Newton [p (2, 7, 10)]; John Pearce [p](1, 4, 5, 6, 11); Simon Thorpe [double bass]; Chris Wells [drums/percussion]; Stacey Kent [vo](1, 4, 7, 10)
ステイシー・ケントの夫であり、彼女のアルバムに欠かせないテナーサックス奏者ジム・トムリンソンのアルバム。ブラジル~ボサノヴァを取り上げていて、『ゲッツ/ジルベルト』他のスタン・ゲッツジャズサンバシリーズを連想させられます。
ステイシー・ケントは11曲中4曲参加。タイトルを聞くとアストラッド・ジルベルトのフニャンとした「ソォ~ナ~イス」のフレーズが脳内を駆け巡るスタンダード曲〔7]So Niceもやさしく歌っています。
(←輸入盤の方で試聴できます。)
In Love Again In Love Again: The Music of Richard Rodgers イン・ラブ・アゲイン [2002]
Stacey Kent[vo]; Jim Tomlinson[ts]; Dave Newton[p]; Colin Oxley[g]; Simon Thorpe [b]; Jasper Kviberg[d]
★5 生誕100年を記念してRichard Rodgersの曲("Shall we dance?" 他)を取り上げたアルバム。
"In Love Again"アルバムメモ
The Boy Next Door The Boy Next Door ザ・ボーイ・ネクスト・ドアー [2003]
Stacey Kent [vo]; Jim Tomlinson [ts, background vocals]; David Newton [p, key, background vocals]; Colin Oxley [g]; Dave Chamberlain [b]; Matt Mome [d]; Curtis Schwartz [background vocals]
★5 飲み物にたとえると、甘くて酸味があるシュワシュワさわやかなcidre doux、時々甘みの少ないcidre demi-sec。Carole Kingの"YOU'VE GOT A FRIEND"のカヴァーなども。
The Christmas Song ▲The Christmas Song [Maxi single] [2003]

3曲中2曲はDreamsvilleの収録曲。
The Lyric
The Lyric日本盤
▲The Lyric / Jim Tomlinson リリック / ジム・トムリンソン [2005]
Jim Tomlinson[ts,percussion]; Dave Newton[p]; Dave Chamberlain[double bass]; Matt Skelton[d]; Stacey Kent[vo(Track[1],[10]以外), [11]Whistling]
これも夫のジム・トムリンソンのアルバム。ステイシーは13曲中11曲歌っています。
コンサートも夫と一緒におこなっているようですが、彼女自身のアルバムもそろそろリリースしてほしいなぁ。
Breakfast on the Morning Tram 市街電車で朝食を [2007]
Stacey Kent (vo), Graham Harvey (p, Fender Rhodes), John Parricelli (g), Dave Chamberlain (double bass), Matt Skelton (drums,perc.), Jim Tomlinson (ts, as, soprano sax, fl, arrangements)
★5 彼女自身のアルバムが聴きたいといいつつ、はや数年。ついに、Jazzの名門Blue Noteと契約したステイシー・ケントのアルバムが2007年9月10日にリリース。やっと...です。
"Breakfast on the Morning Tram"アルバムメモ
staceykent-racontemoi240.jpg Raconte-Moi... パリの詩(うた)/Raconte-moi... [2010]
Stacey Kent (vo), Jim Tomlinson (sax-ts/as/ss, clarinet, sansula), Graham Harvey (p, Fender Rhodes), John Parricelli (g), Jeremy Brown (double bass), Matt Skelton (dr, per)
★5 前作から約2年半。待ちました! フランスで何度もコンサートを行ってきたステイシー・ケント初の全曲フランス語アルバムです。日本盤は6月16日発売。
"Raconte-Moi..."アルバムメモ
Dreamer in Concert Dreamer in Concert [2011]
Stacey Kent (vo, g & whistling), Jim Tomlinson (sax-ts/ss & per), Graham Harvey (p, Fender Rhodes), Jeremy Brown (double bass), Matt Skelton (dr, per)
★5 2011年5月30&31日、パリLa Cigaleで録音されたLIVEアルバム。ちょうど行くことができました 私が初めて行ったステイシーのライヴが、ステイシー初のライヴ盤としてリリースされるなんて♪ ブログにメモしました。
  • アルバムを揃える時に便利なように作った年代順ディスコグラフィです。
    (本人以外のアルバムやMAXIシングル等は、タイトルに▲をつけています。)
  • ★(最高5)は私が聴く頻度・個人的お気に入り度です。
  • ジャケット画像をクリックするとAmazonページが開きます(試聴、関連情報、レビューなど)。

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KEREN ANN ケレン・アン ディスコグラフィ(アルバムリスト)&感想メモ

◆Keren Ann (Keren Ann Zeidel ケレン・アン) ディスコグラフィー

La Biographie de Luka Philipsen [2000]
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プロデューサーは当時恋人だったBENJAMIN BIOLAY バンジャマン・ビオレ
2000年、この二人が何曲も提供して、83歳にして久々にアルバムをリリースしたHENRI SALVADOR アンリ・サルヴァドールは、ケレン・アンの曲が気に入ってこのアルバム『CHAMBRE AVEC VUE サルヴァドールからの手紙』を作り始めた、と記しています。
”Jardin d'hiver”は、そのアンリの歌唱で一躍有名になりましたが、ケレンアンのこのファーストアルバムにも収録されています。(♪試聴

La Disparition [2002]
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★4 数回聴いて放置していたのを、久々に取り出して聴いてみると…結構いいじゃないですか。 どの曲も音域が広くないので、一緒に歌うのにピッタリ。歌い出すと病みつきになります♪

Not Going Anywhere [2003]
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★3.5 全曲英語歌詞。”Not Going Anywhere”はフランスのラジオで頻繁に流れていました。ギターとウィスパーヴォイスのヴォーカル&ふわふわコーラスが気持ちいい曲です。RoBERTやM.Farmerのような孤独な少女を思わせる幻想的な”End of may”(♪YouTube)などで油断してると、エレキギターがギュインと響いてきたり。個人的には曲による好き嫌いの差が大きいアルバム。嫌いな曲を飛ばせば★4。

NOLITA [2004]
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"Song of Alice"♪試聴

Keren Ann ケレン・アン [2007]
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"Where No Endings End"♪試聴

◆他のYouTube

  • アルバムをそろえる時便利なように作った年代順ディスコグラフィ(オリジナルアルバムリスト)です。
  • ★(最高5)は私が聴く頻度・個人的お気に入り度です。
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CASA - MORELENBAUM2 / SAKAMOTO

カーザ - モレレンバウム2 / サカモト

早朝の透明感・・・ ★4.5

かつてアントニオ・カルロス・ジョビン(トム・ジョビン)と一緒に演奏していたモレレンバウム夫妻(パンダ・ノヴァのメンバー)と坂本龍一が、今は亡きジョビン愛用のスタジオとピアノを使って演奏し、彼に捧げたオマージュ作品。
ジョビンの曲づくしの、洗練されたアルバムです。フランスのラジオでも、よくかかっていました。
パウラ・モレレンバウムの澄んだヴォーカルと、夫ジャキス・モレレンバウムの浮遊感ある切ないチェロがたまりません。
最初のうちはピアノの音が明快すぎる気がして少し違和感を感じましたが、慣れたらいいと思えるようになりました。
私が特に好きなのは、[9]のImagina。「想像してごらんよ、月が消えてしまう夜を」で終わる幻想的な曲に、夢見るような雰囲気の演奏がよく合っています。この曲はモレレンバウム夫妻が2人で歌っています。パウラのみずみずしい声とジャキスのスモーキーな声の組み合わせが、何となく童話の世界を思わせます。

森や海にでも行って浄化されたい…なんてグレーな気分の時に聴くと、ちょっぴり浄化された気になりますよ。


07.2001
Paula Morelenbaum (vocal), Jaques Morelenbaum (cello), Ryuichi Sakamoto (piano)

1. As Praias Desertas [Antonio Carlos (Tom) Jobim]
2. Amor Em Paz [Jobim / Vinicius de Moraes]
3. Vivo Sonhando (dreamer) [Jobim]
4. Inutil Paisagem [Jobim / Aloysio de Oliveira]
5. Sabia [Jobim / Chico Buarque]
6. Chanson Pour Michelle [Jobim]
7. Bonita [Jobim / Ray Gilbert]
8. Fotografia (photograph) [Jobim / Ray Gilbert]
9. Imagina [Jobim / Buarque]
10. Esrtada Branca [Jobim / Moraes]
11. O Grande Amor [Jobim / Vinicius de Moraes]
12. Cancao Em Modo Menor [Jobim / Moraes]
13. Tema Para Ana [Jobim]
14. Derradeira Primavera [Jobim / Moraes]
15. Esperanca Perdida (i Was Just One More For You) [Jobim / Moraes]
16. Sem Voce [Jobim / Moraes]
17. Samba Do Aviao (live) [Jobim] *
18. Improvisation (live) [Ryuichi Sakamoto / Jaques Morelenbaum] *
2001年に発売されたCDは16曲入りですが、2002年発売のSONY盤には[17],[18]の2曲が加わっています。

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