NARA LEAO

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VENTO DE MAIO – NARA LEAO

3.5 / 5
サンバ、カーニバル、マーチでもノスタルジック

ナラの声はやわらかくて明るさがあり、サンバ、カーニバル、マルシャ(マーチ)が多く、ひょこひょこいうクイーカや陽気な打楽器の音も入ったアルバムですが、祭りの後のさみしさのような雰囲気がふんわり漂っています。 タイトルの『5月の風』と、「爽やかな風のような心地良いメロディー」というCDの日本語帯を見て一瞬新緑をイメージしましたが、よく考えたら南半球では秋、日本でいう11月頃でしょうか。カーニバルでイメージするような派手な色より、これから冬か…という頃の、ちょっとヴィンテージフィルターがか … 続きを読む

UM CANTINHO, UM VIOLAO – NARA LEAO & ROBERTO MENESCAL

5 / 5
最高に幸せ

タイトル通り、優しくてあたたかいヴォーカルとギターだけのリラックスした雰囲気のアルバム。とても幸せな気分になれます。 Naraの晩年のアルバムやワンダ・サーとのアルバムでもおなじみのRoberto Menescalは、Naraが10代の頃通っていたギター教室の先生だそうです(少しお話させていただいたら、優しさが全身からにじみ出ているようなとてもすてきな方で、ますます好きになりました)。このアルバムでは、そのギター教室で一緒に先生をしていたCARLOS LYRA カルロス・リラの曲も演奏しています … 続きを読む

MEUS SONHOS DOURADOS – NARA LEAO

3.5 / 5
ジャズ等のスタンダードをポルトガル語歌詞&ボサノヴァで

おなじみのジャズ、ポップス曲をナラ・レオンがポルトガル語で歌う1987年のアルバム。プロデュースはロベルト(ホベルト)・メネスカルで、彼とルイス・アヴェラールがアレンジを担当しています。 ポルトガル語歌詞は原曲と無関係の完全オリジナルが多く、切なさ、遥かさ、漂泊感、愛、海、夢…といういかにもボサノヴァらしい感じが楽しめます。[2][7][10][11]の歌詞はナラ・レオンの自作です。 [1]の原曲にはニューヨークやガーシュウィンというアメリカを象徴する固有名詞が出てきますが、Pacifico M … 続きを読む

ONDE E QUANDO – NARA LEAO

5 / 5
ジャズと映画音楽とボサノヴァの出会いで、ナラとのお別れ

ナラ・レオンの遺作です。「いつかどこかで」というタイトルが何だかお別れメッセージのようで寂しいです。「あこがれ」と同じく、ジャズのスタンダードナンバーや映画音楽等、英語でお馴染みの曲をポルトガル語で歌っています。 有名曲ばかりですが、一応メモすると、「ス・ワンダフル」はミュージカル『ファニー・フェイス』(オードリー・ヘップバーン主演映画『パリの恋人』)の曲で、ガーシュウィン兄弟作。 「ラヴ・レター – ドリーム」はヴィクター・ヤング作曲+ジョニー・マーサー作曲の2曲のメドレー。 「バ … 続きを読む

OS MEUS AMIGOS SAO UM BARATO – NARA LEAO

3 / 5
復帰作

若い頃ナラの豪華アパートのサロンに集っていた仲間や、トロピカリズモ運動時代の仲間など、計11人が参加した1977年のアルバム。 ジルベルト・ジル、カエターノ・ヴェローゾ、エドゥ・ロボ、アントニオ・カルロス・ジョビン、カルロス・リラ、シコ・ブアルキ、ジョアン・ドナート、ロベルト・メネスカル他が参加しています。 子育てと勉学に専念した生活を終えて本格的に音楽に戻ってきたナラを皆で歓迎するかのような、にぎやかな雰囲気です。 「素晴らしき」仲間たちという邦題をつけたくなる気持ちが分かるほど豪華な顔ぶれな … 続きを読む

MEU PRIMEIRO AMOR – NARA LEAO

4 / 5
ほっと一息

亡命先のフランスからブラジルに帰国したナラ・レオンが育児や勉学に励んでいた頃のアルバム。子供の枕もとで歌っているのを想像させるような、優しくてアットホームな感じがただよっていて、ボサノヴァ名盤の前作「美しきボサノヴァのミューズ」と、大勢の仲間と共演したにぎやかな次作「ナラと素晴らしき仲間たち」の合間にひっそり咲く花とでもいう感じ。地味かもしれないけど、いいアルバムです。 子供向けの歌、ブラジルの古い童謡をとりあげていて、子供のヴォーカルが入っている曲もあります。幸せな雰囲気と子供の声という点では … 続きを読む