1990年代後半

JE DIS AIME – M

4 / 5
慣れるとハマる独特の世界

JE DIS AIME / エム(マチュー・シェディッド) セカンドアルバム”JE DIS AIME”は、I say “love”の意味。aime(エム)を名前のエムとかけています。 アルバム発売と合わせて公開されていたサイト名は”JEDISAIME”。Mの名前MATHIEU(マチュー)は聖書のMATTHIEU(マタイ)とつながるし、「JERUSALEM(ジェリュザレム=エルサレム)」とかけてあるのかな。 サイトのデザインは … 続きを読む

COULEUR CAFE – CLEMENTINE

4 / 5
南米音楽だけど「パリのカフェ」

フランス語とスペイン語がそれぞれ2曲ずつで、あとは全部ブラジルポルトガル語で歌っていますが、イメージは、デュラレクスのグラスに入ったペリエや、黒エプロンのギャルソンが出てくる「日本人が思い描くベタな架空のパリのカフェ」。 実際パリのカフェのテラスでボサノヴァが流れている確率は低いですが、クレモンティーヌをフランス国内で聴く確率はさらに低いです。クレモンティーヌは、これぞフレンチ!というイメージがありますが、日本でしか知られておらず、J-POPと言った方が正しい気すらします。これを含めて、心地いい … 続きを読む

PRINCESSE DE RIEN – RoBERT

4.5 / 5
ウィスパーヴォイスの盤と、似て非なるNAIVE盤

ロベールのセカンドアルバムは、Princesse de rien(虚無王女)というタイトルのイメージどおり、孤独感が霧のように全体を覆っていて、メランコリック。一人遊びしている子供や、幻想的なヨーロッパのおとぎ話や、ビクトル・エリセの『ミツバチのささやき』や、クシシュトフ・キェシロフスキの『ふたりのベロニカ』などを連想させる独特の雰囲気で、嵐、深い森、夜の湖等が似合います。北欧伝統音楽に通じるような憂いあるメロディと浮遊感も私は結構好きで、顔写真だけなのに美しい透明感や孤独感を醸し出しているジャ … 続きを読む

SYMPATHIQUE – PINK MARTINI

3.5 / 5
笑えそうなほどきわどくゴージャス!

わざとヴィンテージフィルターをかけたような、昔のシャンソン風の曲が、フランスのCMやラジオでよく流れていました。”Je ne veux pas travailler, je ne veux pas dejeuner, je veux seulement l’oublier et puis je fume”(働きたくない、ランチもほしくない、ただ忘れたくてタバコ吸う)という歌詞の一緒に歌いたくなる耳に残る歌です。 カナダのPINK MARTINI ピンクマルティ … 続きを読む

Mes mauvaises fréquentations – Philippe Katerine

4.5 / 5
心地いいポップ

アットホームだった1作目、2作目(8,16トラックレコーダ使用)に比べ、この3作目(24トラック)は手作り感が減り、ピコピコ音や人の声をさりげなく取り入れる遊び心は残っていて、あいかわらずポップ。昔のフランス映画やボサノヴァを思わせる曲が適度に混ざっています。 ミッシェル・ルグラン+映画監督アニエス・ヴァルダ作の[3]以外は、全てカトリーヌのオリジナルです。 [2]Copenhague(コペンハーゲン)は霧がかったようにメランコリック。[4]Jardin Anglais(イングリッシュガーデン) … 続きを読む

LES ELLES

3.5 / 5
ファンタジックな可愛さと、きわどいユーモア

フランスNormandie(ノルマンディ地方)出身の個性派女性ユニット、LES ELLES(レゼル)。「彼女ら」という人称代名詞のユニット名からして癖がありそうだと思いましたが、中身も強烈です。 手書きの文字とイラストで飾られた歌詞カードは、可愛くも見えますが、ちょっと不気味。サーカスやメリーゴーランドを思わせる幻想的でノスタルジックな音楽と、子供のようなストレートで奔放な歌い方。一見キュートで可愛く、パーティーのような楽しさも感じられます。 サーカスを思い出させる雰囲気という点では、ミレーヌ・ … 続きを読む