ワンダ・サー WANDA SA ディスコグラフィ

WANDA SA ワンダ・サー / ワンダ・ヂ・サー (1944?~) ディスコグラフィー

VAGAMENTE ヴァガメンチ / 1964

★5

“VAGAMENTE” アルバムメモ

BRASIL ’65 ブラジル’65 / 1965
WANDA DE SAH(vo), THE SERGIO MENDES TRIO, Chico Batera(d), ROSINHA DE VALENCA(g), Bud Shunk(as, fl) セルジオ・メンデス・トリオ、ワンダ・サー
★4.5 ワンダ・サーの歌声を気に入ったセルジオ・メンデスが彼女を招いて結成したユニット「ブラジル’65」のアルバム。3曲目を英語、2曲をポルトガル語で歌っています。ブラジル女性ギタリストロジーニャ(ホジーニャ)・ヂ・ヴァレンサと、西海岸のアルトサックス奏者バド・シャンクも参加。スタン・ゲッツ&ジルベルト夫妻のジャズサンバと共通する点も。

BRASIL’ 65 アルバムメモ

SOFTLY! ソフトリー! / 1966
BRASIL BOSSA NOVA / 1992
PERY RIBEIRO, WANDA SA e OSMAR MILITO – Serie ACADEMIA BRASILEIRA DE MUSICA VOL. 3
EU E A MUSICA 私と音楽 / 1995
WANDA SA & ROBERTO MENESCAL ワンダ・サー&ホベルト/ロベルト・メネスカル
BRASILEIRAS(Amazon River) ブラジレイラス / 1996
WANDA SA & CELIA VAZ + GAL COSTA, JOYCE, NANA CAYMMI, MARCIO MALARD… ワンダ・サー&セリア・ヴァス
★4 1993年録音。ガル・コスタ(2曲)、ジョイス(1曲)、クアルテート・エン・シー(2曲)、ナナ・カイミ(1曲)らがゲスト参加。パーカッションとチェロ以外全員女性。ヴォーカルがフワフワ重なりあって心地よい浮遊感を生んでいます。ワンダのヴォーカルも優しく透明感がある漢字に。
ジョビン等のボサノヴァ曲を中心に、カエターノ・ヴェローゾ、シコ・ブアルキなどのMPB世代の曲や、参加者ジョイスの自作曲もとりあげています。
2000年発売の輸入盤”Amazon River”は、試聴した限り”BRASILEIRAS”と同じ。曲の並び順も一緒ですが、私の手元にある国内盤より、この蓮の花のジャケットの方が好き。ジャケやタイトルが違うと2度買いしてしまうことも…。
UMA MISTURA FINA / 1997
MENESCAL, WANDA SA & MIELE
ESTRADA TOKYO-RIO / 1998 ★4
ROBERTO MENESCAL & WANDA SA
ライブでホベルト・メネスカルご本人にサインしていただいた私の所有CDはジャケットが違うので中身ももしかしたら違うのかもしれませんが、下の動画のようにアコースティックだったらいいのになあ?と思ってしまいます。[4]ELVIS, [5]VAI DE VEZ, [8]O BALANSAMBA, [11]RIO, [14]NOVAS BOSSASとかは好き。なんかちょっと80年代映画の「都会」の夜シーンみたいな感じがして好みでない曲もありますが、ふたりのヴォーカルはあたたかくてほっこりします。
WANDA SA & BOSSA TRES / 2000 Abril Music ★5
ワンダ・サー・ウィズ・ボッサ・トレス・フィーチャリング・ルイス・カルロス・ヴィニャス
Wanda Sa With Bossa Tres, featuring Luis Carlos Vinhas
タンバ・トリオと並び表される名ジャズボサトリオのボッサ・トレスとワンダ・サー、ルイス・カルロス・ヴィニャスが共演。ワンダのハスキーヴォイスとボサノヴァスタンダードとjazzyな演奏。ジャズクラブで聞いている気分になります♪ “WANDA SA & BOSSA TRES” アルバムメモ
BOSSA ENTRE AMIGOS / 2001 ★4
Wanda Sa / Marcos Valle / Roberto Menescal ボッサ・エントリ・アミーゴス
マルコス・ヴァーリとロベルト・メネスカルとのライブ盤。DVDも出ています。マルコス・ヴァーリのSamba De Verao (ソーナイス/サマーサンバ)や、ロベルト・メネスカル作で、ワンダのデビュー作のタイトル曲でもあるVagamente も歌っています。3人とも好きだし、それぞれが自作した有名曲が揃っています。ただワンダのヴォーカルが一線を越えている気がすることがまれにあります。
DOMINGO AZUL DO MAR / 2002 DeckDisc
WANDA SA COM JOAO DONATO / 2003 DeckDisc
SWINGUEIRA / 2005 Sony
★5 Wanda Sa & Roberto Menescal スウィンゲイラ
BOSSA DO LEBLON / 2006 DeckDisc

アルバムをそろえる時便利なように作ったディスコグラフィ(年代順オリジナルアルバムリスト)です。星の数(最高★5)は、個人的なお気に入り度です。

ワンダ・サーは、エリス・レジーナ、ガル・コスタ、ジョイス、小野リサなど多くの歌手に影響を与えたといわれる歌手です。ハスキーでコクがある声でビブラートをかけずに歌う、素朴であたたかみのあるヴォーカル。ホベルト・メネスカルのプロデュースでリリースしたデビュー作『ヴァガメンチ』を聴いたSERGIO MENDESに誘われて”BRASIL’65″に参加し、国内外で活躍。のちエドゥ・ロボと結婚して引退しましたが、離婚後復帰してアルバムを出し続けています。ホベルト・メネスカルとも仲良しで、よく共演しているそうです。

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