QUARTETO EM CY – QUARTETO EM CY

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極上ファーストアルバム

女性4人コーラス・グループ、クアルテート・エン・シーの1作目。
[3],[6],[7],[11]は、ボサ・トレス(ルイス・カルロス・ヴィーニャス(p)、オターヴィオ(b)、ロナルド(ds)のジャズ・ボサ・トリオ)が参加していて、coolなジャズテイスト。
[1],[2],[4],[5],[8],[9],[10]のアレンジとピアノはエウミール・デオダートです。ラウリジーニョ(トロンボーン)、パウロ・モウラ(as)も参加しています。

曲は、[1],[6]がEduardo Loboエドゥ・ロボ/Ruy Guerra共作。[3]がバーデン・パウエル/ヴィニシウス・ヂ・モライス共作。[7]はカルロス・リラ/ジェラルド・ヴァンドレ共作(アストラッドのヒット曲としても有名)。[8]がA.C.ジョビン/ヴィニシウス共作。
ゼー・ケチとエルトン・メデイロスのサンバ曲[11]は、ボサノヴァ風にアレンジされていて快適です。

このグループは、「クアルテート・エン・シー」というタイトルのアルバムを数枚出していてややこしいです。このファーストアルバムは1964年8月22日、9月2-3日の録音です。軍事政権樹立の年で、ブラジルではボサノヴァが下火になっていた頃だそうですが、このデビュー作はクアルテート・エン・シーのアルバムの中でもボサノヴァ色が濃い方で、私は好きです。
メンバーが入れ替わったりしつつも長年美しいコーラスでアルバムを出し続けていますが、時代の流行が反映されていて、MBPっぽいアルバムもあります。

1. REZA
2. ENQUANTO A TRISTEZA NAO VEM
3. BERIMBAU
4. O TREM
5. BARRAVENTO
6. RESOLUCAO
7. ARUANDA
8. CAMINHO DE PEDRA
9. NANA
10. VIDA RUIM
11. MASCARADA
1.祈り
2.悲しみが来ない間に
3.ビリンバウ
4.列車
5.突風
6.決意
7.アルアンダ
8.険しい道
9.ナナン
10.味気ない人生
11.マスカレード

«クアルテート・エン・シー ファーストアルバム»

1964 QUARTETO EM CY + BOSSA TRES, Eumir Deodato...

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