イパネマの娘 - クラウデッチ・ソアーレス
Catégories : ブラジル:ボサノヴァ,MPB等 , 1960-1964 , CLAUDETTE SOARES
E DONA DA BOSSA / CLAUDETTE SOARES
後半+モノクロジャケットだけでいい気もするデビューアルバム ★3.5
画像右のクラウデッチ・ソアーレスのモノクロ写真にほれてジャケ買いし、CDケースを開けてびっくり、表ジャケットとは似ても似つかぬ不気味な写真が現れました。
左の方がオリジナルのようですが、この表紙ならジャケ買いしなかったことでしょう。私が買った日本盤は、表が物憂い白黒写真だったのです。
中身(音楽)もこれに対応するかのように、6-7曲目の間で分かれます。
6曲目までは華麗なハープやストリングスが舞うオーケストラが目立ち、昔のハリウッド映画音楽のような感じがします。これはこれでいいのかもしれませんが、個人的には前半部も後半部と同じ構成ならよかったのになぁと思ってしまいます。せっかくいい曲をとりあげてるのに。
というわけで、私にとっては前半6曲は左のオリジナルジャケットに相応します。食指がのびないというか…。
後半はピアノ、ギター、ベース、ドラムスという構成でジャズ的な香りもします。クラウデッチのヴォーカルがチャーミングに感じられるし、私は断然こちらの方が好きです。
[9]愛の分割払い(Theo作)、[12]よりを戻したい人への忠告(Silvio Cesar作)って、歌詞が読んでみたくなるタイトルじゃありませんか?
このアルバムがもし7曲目以降+白黒ジャケットだけだったら、もっと気に入っていたかもしれません。
それはそうと、クラウデッチは、エリス・レジーナほど変幻自在でないにしろ思い通りに情緒たっぷりに歌いますし、声もあまり若々しくないので、ファーストアルバムとはいえ堂に入った感じがします。微笑みながら、歌詞をじっくり味わうように感情をこめて歌っているところが目に浮かぶ、味のあるヴォーカルです。
[7]イパネマの娘や[10]ビーチ・サンバは、アストラッド・ジルベルトの歌唱で有名ですね。ボサノヴァならではのヘタウマ寸前ささやき系シンガーの代表アストラッドと、しっとり歌うクラウデッチ。聞き比べてみては?
1964 クラウデッチ・ソアーレス、エルロン・シャヴェス(オーケストラ)、セザル・カマルゴ・マリアーノ(p)、テオ・バロース(g)、サバー(b)、アミルトン・ピトーリ(d)



