AVANCO+TEMPO – TAMBA TRIO

4.5 / 5
Cooool!

ルイス・エサ(ピアノ/編曲)、 ベベート(ベース/サックス/フルート/ソロヴォーカル)、エルシオ・ミリート(パーカッション)の3人からなるタンバ・トリオ。
CD「マシュ・ケ・ナーダ」は、2作目AVANCOと、3作目のTEMPOが1枚になっていて、TEMPOの横顔写真の黒いジャケットが表、AVANCOの座りこんだ3人の白いジャケットが裏に使われています。
10代の頃ウイーンに音楽留学した後、ガーシュイン等の曲をオーケストラと演奏していたというルイス・エサの独特のアレンジ、ジャズ的な演奏、ひねりのきいたコーラス。[3]の、チェット・ベイカーを思わせるようなベベートの甘いソロヴォーカル。聴けば聴くほどcoolです。

映画『Next Stop Wonderland ワンダーランド駅で』(1998)で、[14]マシュ・ケ・ナーダが使われていました。運命の人との出会いというテーマ、すれ違いを繰り返す男女が最後にやっと出会うストーリー、余韻を残すエンディング、音楽のインパクトという点で、『ロシュフォールの恋人たち』をちらっと連想しました。水族館や海のシーンが多い映画で、(一応BGMとして) 始終ボサノヴァが流れるんですが、音楽が主役級な感じで、案の定サントラが出ています。

TEMPO(1964)
1.Boranda ボランダー
2.Nuvens ヌーヴェンス
3.Se Eu Pudesse Voltar シ・エウ・プデッシ・ヴォルタール
4.Barumba バルンバー
5.Pregao プレガゥン
6.Danielle ダニエリ
7.Berimbau ビリンバウ
8.O Amor Em Paz オ・アモール・エン・パス
9.Morte de Um Deus de Sal モリチ・ヂ・ウン・デウス・ヂ・サル
10.Yansa ヤンサン
11.Consolacao コンソラサゥン
12.Moto Continuo モト・コンチヌオ
AVANCO (1963)
13.Garota de Ipanema イパネマの娘
14.Mas Que Nada マシュ・ケ・ナーダ
15. Negro ネグロ
16. Mania de Maria マリアに夢中
17. Vento Do Mar 海からの風
18. Sonho de Maria マリアの夢
19. So Danco Samba ソ・ダンソ・サンバ
20. O Samba da Minha Terra オ・サンバ・ダ・ミーニャ・テーハ
21. Moca Flor モッサ・フロール
22. Rio リオ
23. Tristeza de Nos Dois トリステーザ・ヂ・ノス・ドイス
24. Esperanca エスペランサ

«マシュ・ケ・ナーダ[テンポ (1964)+アヴァンソ(1963) 2in1 CD]»

1963, 64 LUIZ ECA, ADALBERTO CASTILHO (BEBETO), HELCIO MILITO

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