ELIS REGINA IN LONDON

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豪快な疾走感がきもちいい

エリスのヨーロッパツアーメンバー(ロベルト・メネスカルなど)と、イギリス人のピーター・ナイトが指揮するオーケストラが1969年3月(5月?)にロンドンに集まり、たった1日でレコーディングされたというアルバム。エリスは本当に気持よさそうに歌っていて、上昇気流に乗って昇っていくようなのびやかなヴォーカルを聴いていると気持ちいいです。
歌とオーケストラを別々に録音したのでなく、オーケストラの生演奏をバックにエリスが歌っているというのも納得がいきます。
曲はアップテンポなものと、ゆったりしたものがいい具合に混ざっています。他のアルバムと同じ曲も入っていますが、このアルバムでの演奏はグルーヴ感があります。たとえばGiroは、「コモ・イ・ポルケ」と比べてトーンも高く、勢いがあります。日本語帯は「クラブミュージック」という分類になっていました。なるほど。

1. Corrida De Jangada 帆掛け船の疾走
2. A Time For Love ア・タイム・フォー・ラヴ
3. Se Voce Pensa もし、そう思うなら
4. Giro ジーロ
5. A Volta 帰り道
6. Zazueira ザズエイラ
7. Upa Nequinho ウッパ・ネギーニョ
8. Watch What Happens 瞳を見つめて
9. Wave ウェイヴ
10. How Insensitive ハウ・インセンシティヴ
11. Voce あなた
12. O Barquinho 小舟

«エリス・レジーナ・イン・ロンドン»

1969 with accompaniment directed by Peter Knight

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