BRASILIAN SOUND – LES MASQUES

4.5 / 5
フランス匿名アーティスト+トリオ・カマラのブラジリアンサウンド@パリ

<ブラジリアンミュージックを愛する仲間で話していたら、「アメリカではブラジル音楽が英語で歌われて広まってる。パリでもブラジル音楽をやって楽しんでもよさそうなのにね」ということに。彼らはプロのミュージシャン(作詞家、作曲家、歌手…)で、そのうち一人がレコーディングスタジオを持っていたので、自然ななりゆきでグループができた。
Les Masquesという名前は、カーニヴァル風の雰囲気を出すためかもしれないし、メンバーの名前を伏せた(Masqué(s) マスケ=覆い隠された)ことにかけているのかもしれない。ちょうどパリに来ていた若い頃のLE TRIO CAMARA(ル・トリオ・カマラ)の参加で、本場ブラジルの味が出せた。>
フランスのDARE-DAREレーベルから再発されているCDのAlice HERALDの解説によると、そういうことだそうです。

オーケストラアレンジはJOSE BATEL (3,7), CHISTIAN (CHRISTIAN?) GAUBERT (10), CLAUDE GERMAIN (1,2,4,5,9,11)。 コーラスアレンジと音楽監督はCLAUDE GERMAIN。プロデューサーはFRANCIS LEMARQUE。他の参加者は不明。

歌だけ聴いていると、フランスのジャズコーラスユニットLES DOUBLE SIXやBLUE STARSを思い出します。
フランス語は腹からハッキリ発音される言語(子音は強く母音は音量がベタッと一定)で、ささやき声で歌っても完全なウィスパーヴォイスにはできない(または意図的にやらない)歌手が多い気がします。
ブラジルポルトガル語のサォン…ミーニャなどとフンワリ消え入りそうな音を聴きなれた人がこのアルバムを聴くと、何となく耳障り/勢いがあって新鮮、に意見が分かれるんじゃないでしょうか。

1.ECHO(A.HERALD/C.GERMAIN)
2.IL FAUT TENIR(A.HERALD/C.GERMAIN)
3.UN REGARD…UN SOURIRE…(G.KROM/J. BARTEL)
4.ENFER(A.HERALD/C.GERMAIN)
5.BAL CHEZ LE BARON(A.HERALD/C.GERMAIN)
6.LA GROSSE BOSSE A CASANOVA(C. LEVEL/E.MARINHO)
7.MAIS UN JOUR…(G.KROM/J.BARTEL)
8.INITIATION(M.VASSILIU)
9.DIS-NOUS QUEL EST LE CHEMIN(A.HERALD/C.GERMAIN)
10.L’OISEAU(A.HERALD/C.GAUBERT)
11.LES FILLES ET LES GARCONS(A.HERALD/C.GERMAIN)

«ブラジリアンサウンド»

1968 JOSE BATEL, CHISTIAN (CHRISTIAN?) GAUBERT, CLAUDE GERMAIN, LE TRIO CAMARA

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