アントニオ・カルロス・ジョビン ディスコグラフィ

ANTONIO CARLOS JOBIM (TOM) アントニオ・カルロス・ジョビン ディスコグラフィー

BLACK ORPHEUS – Soundtrack

[Fontana, 1959]
Antonio Carlos Jobim/Luiz Bonfa
歌とギターにあわせて朝日が昇るシーンが印象的な映画『黒いオルフェ』のサントラ。

Jazz Samba Encore ジャズ・サンバ・アンコール

[Verve, 1963]
Stan Getz(ts); Luiz Bonfa(g); Maria Toledo(vo); A.C.Jobim(g, p); /George Duvivier(b); Don Payne(b); Tommy Williams(b); / Paulo Ferreira(d); Jose Carlos(d); Dave Bailey(d)
★4.5 ジャズテナー奏者スタン・ゲッツのジャズサンバ・シリーズの1枚。ルイスボンファ、マリア・トレードとともに、ジョビンもちらっと参加しています。

アルバムメモ

Getz/Gilberto ゲッツ/ジルベルト

[Verve, 1963]
Stan Getz, Joao Gilberto, A. C. Jobim, Astrud Gilberto
★4.5 同じくスタン・ゲッツのジャズ・サンバ・シリーズ。ジョビンのピアノ、ジョアン・ジルベルトのヴォーカル&ギター、アストラッド・ジルベルトのほんにゃりしたヴォーカルが聴けます。

アルバムメモ

The Composer of Desafinado Plays

[Verve, 1963]
A. C. Jobim(p, g); with orchestra, including Leo Wright(fl); George Duvivier(b); Claus Ogerman(arr, cond)
★3 ジョビンが自分の曲をオーケストラをバックに演奏したインストアルバム。

Caymmi visita Tom カイミ・ヴィジタ・トム

[Elenco, 1964]
Dorival Caymmi & A. C. Jobim ドリバル・カイミ&アントニオ・カルロス・ジョビン
★5 大御所ドリヴァル・カイミの一家がジョビンの家に遊びにきたというタイトルのイメージ通りのくつろいだ雰囲気で、私のボサノヴァ中毒のきっかけになったサウダーヂたっぷりのアルバム。

アルバムメモ


Herbie Mann and Joao Gilberto With Antonio Carlos Jobim 
ハービー・マン&ジョアン・ジルベルト・ウィズ・アントニオ・カルロス・ジョビン

[Atlantic, 1965]

The wonderful world of Antonio Carlos Jobim – with the Nelson Riddle Orchestra

[1965]

The Astrud Gilberto Album おいしい水

[Elenco, 1965]
Astrud Gilberto
Astrud Gilberto(vo), A.C.Jobim(vo,g), Joao Donato(p), Marty Paich (arr)
★4 アストラッド・ジルベルトのファーストアルバムに、ジョビンもギターとヴォーカルで参加しています。可愛いともヘタウマともいえるそのヴォーカルは好みの分かれるところ。フンニャリ気の抜けたような感じがいかにもボサノヴァっぽく、やさしさとくつろぎを感じさせる気もします。

Love, Strings And Jobim

[Warner, 1966]

A Certain Mr. Jobim

[1969]

Frank(Francis Albert) Sinatra & Antonio Carlos Jobim

[1967]
★3 フランク・シナトラ初のボサノヴァアルバム。アメリカでのボサノヴァブームを物語っていますね。 アレンジ&指揮は"The Composer of Desafinado Plays "のClaus Ogerman。10中7曲がジョビンの曲の英語バージョンですが、コール・ポーターやアーヴィング・バーリン等の曲も入っています。
"The Girl From Ipanema", "How Insensitive", "I Concentrate On You", "Baubles, Bangles and Beads"の4曲でジョビンがヴォーカルサポートしてはいますが、とにかくシナトラ色が濃厚なので、最初から覚悟していた方が楽しめると思います。

Wave 波

[CTI/A&M, 1967]

★2 オーケストラとの共演でストリングスがメインのインストゥルメンタルアルバム。曲はいいんですが、どこかの商店街のスピーカーから流れてきそうな感じ。イージーリスニング風の感じが好きな人向きかも。

The Adventurers

[Paramount, 1970]
Tom Jobim & Eumir Deodato

Stone Flower

[CTI/A&M, 1970]

Tide 潮流

[CTI/A&M, 1970]
Antonio Carlos Jobim(g, p, elp), Ron Carter(b), Hermeto Pascoal(fl), Joe Farrell(bfl, ss)
★3 "Wave"に次ぐA&M2作目。かつてマイルス・デイヴィスともプレイしていたベースのロン・カーター等が参加していて、ジャズ色が濃い曲もあります。
しまいこんでいたのですが、あらためて聴きなおしてみたら少しだけ好印象。まぁそれでもやはり家で聴くより、スーパーや日曜日の商店街で流れてきた方がしっくりきます。

Sinatra & Company

[Warner, 1971]
Frank Sinatra, Antonio Carlos Jobim, Don Costa,  Eumir Deodato

Matita Pere

[Philips/MCA, 1973]

Elis & Tom ばらに降る雨(エリス&トム)

[Verve, 1974]
Antonio Carlos Jobim, Elis Regina

★5 ジョビン本人の曲を集めた、エリス・レジーナとのデュオアルバム。大好きな名盤です。

アルバムメモ


Urubu

[Warner, 1975-1976]

O Som Brasileiro de Sarah Vaughan アイ・ラヴ・ブラジル!

[RCA, 1977]
Sarah Vaughan, Antonio Carlos Jobim(p), Edson Frederico

Miucha & Antonio Carlos Jobim – vol.1

[RCA, 1977]
Miucha/Antonio Carlos Jobim

★5 大好きなアルバム。ハーモニーが心地いいです。VAI LEVANDO, SEI LA, MANINHAの3曲にはCHICO BUARQUEが参加しています。どの曲もいいですが、ヴィニシウス作の”PELA LUZ DOS OLHOS TEUS”を聴くと妙に幸せな気分になります。

Gravado Ao Vivo No Canecao

[Som Livre, 1977]
Vinicius De Moraes, Toquinho, Miucha, Tom Jobim

Miucha & Tom Jobim – vol. 2

[RCA, 1979]
Miucha, Antonio Carlos Jobim

Sinatra-Jobim Sessions

[WEA Brasil, 1979]
Frank Sinatra, Antonio Carlos Jobim

Terra Brasilis テラ・ブラジリス

[Warner, 1980]

★3 ジョビン自作曲だけのアルバム。好みの分かれるところでしょうが、英語で歌っている曲が多くて、何となくボテッとした感じがするので、母国語ヴォーカルのアルバムの方が好きです。曲は文句なしです。

Edu & Tom エドゥ&トム

[Philips/Polygram, 1981]
Antonio Carlos Jobim, Edu Lobo

★3 ジョビンを尊敬するというシンガーソングライターエドゥ・ロボとの共演盤。ジョビンの「Chovendo na roseira バラに降る雨」「Angela アンジェラ」「Luiza ルイーザ」)等、エドゥの「Moto-continuo 連続運動」「暴風Vento bravo」)「哀しい歌Canto triste」)等、二人の曲を半々ずつ演奏しています。
私はだいぶ前聴いただけですが、ハーモニーを使わず、二人で同じパートを思い思いに歌っていた記憶があります。両方男性ヴォーカルで、何だか剛球勝負みたいな印象を受けました。事前にあれこれ練らず録音されたようなので、気楽に楽しんでいるのかもしれません。

Chico Buarque en Espanol

[Philips, 1982]
Chico Buarque, T.Costa, Tom Jobim 

Gabriela(サントラ)

[RCA, 1983]
Antonio Carlos Jobim, Arranged & conducted by Oscar Castro Neves
マルチェロ・マストロヤンニ主演映画のサウンドトラック。

Passarim

[Polygram, 1987]

Rio Revisited

[Verve, 1987]
Antonio Carlos Jobim, Gal Costa

Jobim And Friends(Live)

[Verve, 1996]
Herbie Hancock, Joe Henderson, Shirley Horn, Gal Costa, Jon Hendricks
★3 ジョビンを敬愛する仲間たちが集まったという豪華な顔ぶれのコンサート録音。ジャズピアニストのハービー・ハンコックなども参加。かつてランバート、ヘンドリックス&ロス(バヴァン)でどんな曲でもカッコよくスイングさせていたジョン・ヘンドリックスが高齢のためか若干キレ味が落ちていたのがちょっとだけ寂しく感じましたが、楽しいアルバムです。

Antonio Brasileiro アントニオ・ブラジレイロ[1994]

アルバムをそろえる時便利なように作ったディスコグラフィ(年代順オリジナルアルバムリスト)です。星の数(最高★5)は、個人的なお気に入り度です。

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