SERGE GAINSBOURG セルジュ・ゲーンズブール ディスコグラフィ

SERGE GAINSBOURG セルジュ・ゲーンズブール (1928-1991)

フランスのカリスマ的アーティスト・・・

本名Lucien Ginzburg。フランス・ギャル他、多くのアーティストに曲を提供していて1960年代フレンチポップには欠かせないアーティストですが、現在のフレンチポップ・ロックは彼ぬきでは語れないというほど、本人が亡くなってだいぶ経つ現在でもフランスでは幅広い年齢層に人気があります。
曲によって裏の意味がある言葉遊びを駆使していたり素直にエロ全開だったりしますが、南米音楽(クルール・カフェ等)やジャズテイストの曲からイェイェなポップまで、彼の曲は今でもいろいろなアーティストにカヴァーされています。

元は内気な人だったそうですが、ヒット曲と問題作を次々と生み出しつつ、ジェーン・バーキンと結婚したりブリジット・バルドー(B.B.)等の女性とつきあったりして世間を騒がせつつ、俳優・監督・作家としても活動し、徐々にエロティックで渋くてアンニュイとデカダンス漂う、タバコとアルコールが手放せないあやうげな芸術家のイメージが強まっていきます。
フランスの映画や文学には、倦怠感に満ちた刹那的な人物、ちょっと壊れた人物がよく登場しますが、最後の方のゲーンズブールはまさにそんな感じがします。
吐息交じりに愛してるわ、俺も愛してないぜ、とデュエットする曲「ジュテーム、モワノンプリュ」のようにセクシーな曲を作る一方、ロリータ趣味を感じさせるきわどい映画も監督していて、ジェーン・バーキンとの間の実娘シャルロット・ゲーンズブールとデュエットしている危うい雰囲気のクリップも話題になりました。ロリータ好きとはいえ実娘を使うとはたいしたもんです。

音楽、映画、本、私生活の全てにおいて興味を持ったものを積極的に取り入れて、自分の好みと理想を追求し続けたところは本当にお見事。元妻ジェーン B.はセルジュの死後も彼の曲をコンサート等で歌いつつ元気に活動し、飾らない自然体がいいとフランスでも特に女性に人気があります。

DU CHANT A LA UNE ! 第1面の歌 / 1958
N°2 / 1959
L’ETONNANT SERGE GAINSBOURG / 1961
N°4 / 1962
THEATRE DES CAPUCINES / 1963
CONFIDENTIEL / 1964
GAINSBOURG PERCUSSIONS / 1964
日本盤
ANNA (B.O. DE LA COMEDIE MUSICALE) / 1967
BONNIE & CLYDE / 1968
INITIALS B.B. (Gainsbourg & Brigitte Bardot)/ 1968
ゲーンズブール&ブリジット・バルドー
MISTER FREEDOM (B.O. DU FILM) / 1969
JANE BIRKIN ET SERGE GAINSBOURG : Annee erotique / 1969
CANNABIS (B.O. DU FILM) / 1970
L’HISTOIRE DE MELODY NELSON / 1971
VU DE L’EXTERIEUR / 1973
ROCK AROUND THE BUNKER / 1973
JE T’AIME MOI NON PLUS (B.O. du film) / 1976
L’HOMME A TETE DE CHOU / 1976
MADAME CLAUDE (B.O. du film) / 1977
AUX ARMES ET CAETERA / 1979
ENREGISTREMENT PUBLIC AU THEATRE LE PALACE / 1980
JE VOUS AIME (B.O. du film) / 1980
MAUVAISES NOUVELLES DES ETOILES / 1981
LOVE ON THE BEAT / 1984
SERGE GAINSBOURG LIVE (Casino de Paris) / 1986
TENUE DE SOIREE (B.O. du film) / 1986
M.ブラン、ミュウ-ミュウ、G.ドパルデュー主演のコメディ映画「タキシード」のサントラ。
YOUR’RE UNDER ARREST / 1987
LE ZENITH DE GAINSBOURG / 1989

アルバムをそろえる時便利なように作ったディスコグラフィ(年代順オリジナルアルバムリスト)です。星の数(最高★5)は、個人的なお気に入り度です。

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