NEE DANS LA NATURE – HELENA NOGUERRA
★ / 5
子供みたいな遊び心と可愛さ
前作に続きPhilippe Katerine(カトリーヌ/フィリップ・カトリーヌ)がプロデュースし、作曲+数曲作詞、ギター、コーラスも担当。
子供のような遊び心いっぱいで懐かしくてちょっとシニカルなカトリーヌ色が濃いアルバムで、前作よりもずいぶん洗練された印象をうけます。
ジャケットは、アルバムの中身と一致する楽しいデザイン。ベッドの上でライオンに寄り添うエレナが、
ランプ、楽器、傘の骨、帽子、バッグ、トランク、下着、靴、花、ミラーボール、小鳥、人形たち、ドクロなどに囲まれていて、
背景は子供が描く絵のようなイラストで埋められています。
歌詞カードも同じく子供時代を彷彿とさせるデザインです。
かくれんぼ好きの子供のような遊び心は、ラストのTrack11にも表れています。
”Qui Es-Tu ?”の後、CDが終わったと思うほど長い空白を置いて、こっそり隠された宝物のように”C’est Parapluie”が始まります。
ギターにのせてFifi Chachnillとエレナがいかにも楽しそうにデュエットしているのですが、
キーが低くて声が出ないところで笑い出したり、いかにも友達同士で楽しく歌っている感じ。歌詞も音楽もキュートな曲です。
彼女のヴォーカルに、LISA EKDAHLとSTACEY KENTとEMILIE-CLAIRE BARLOWに共通する、リラックスしたキュートさが増したのも嬉しい限り♪ 可愛くてたまらないウィスパーヴォイスです。
1stアルバムが良かったのに、その後どうもさえない竜頭蛇尾なミュージシャンもいる中、エレナは前進していて、今後が楽しみなミュージシャンです。
3. Je T’aime Salaud (♪動画)
4. Mary Poppins
5. Can’t Get You Out Of My Head
6. Le Jardin Pres De La Falaise
7. Aux Quatre Vents
8. Les Fantomes
9. Quand Tu Dors
10. Je Nageais Nue
11. Qui Es-Tu ? / C’est Parapluie